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『みみたす』こぼればなし

2012.10.05 
今回は三和!行きあたりばったり!

ということで今回は三和です!

下調べもそこそこに、我らが国道49号線を郡山方面へ爆走。

三和の玄関と云えばやっぱりココ!

まずは「三和ふれあい市場」でしょ。



んー、地場の野菜がいっぱい。味噌なんかもありますね。

評判だという「すえちゃんちのなす漬け」を試食。ほのかな甘みがうまい!



あれこれ悩んで、結局購入したのは手作りのよもぎ大福。

甘さ控え目で風味よし。おいしゅうございました。



こちらは本日の当番のみなさん。

お茶をいただきながらいろいろお話を伺ってみました。

「三和のおすすめスポットはなんですかね~?」

とすっとぼけた質問をしてみると・・・

「宇宙石から見る星空!」と即答。

う・・・宇宙石?・・・って何すか?

いきなりスペースファンタジー??

むむむ、行かねば。

最短のルートはたまたまその時「時間通行止め」だったようで、

「自衛隊道路行げば?」

「知らねー人は迷っちまーべよ」

といろいろ相談していただいた結果・・・

三坂方面を大廻りして行くことに。

さっそくの情報、ありがとうございました!


中三坂の交差点から右に折れ、実りゆく田園風景を行く。

気持ちいいなあ・・・。

あ、ひまわり。


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蔵のある立派な農家が多いですね。

コスモスが満開!



さて、県道66号線を南東へ進んでおりますが・・・

宇宙石はどうやら案内板がない!

むう・・・

このへんか!

とハンドルを右に切り、

高速の高架をくぐって心細い山道をひたすら登る・・・。

大丈夫なの?・・・

と思ってたら一気に眺望が!



わ、すげ!

山の上がポカーンと草原になってて、

あ!あれか!宇宙石!!

でかい!テンションあがる!



一気に石の裏側まで登って車から飛び出し、石の上で仁王立ち!

わあ・・天気もいいし、もう何にも要りません。

・・・わ!

なんだあれ?

・・・太平洋?

海?海なの?本当に?

あんなに近いの?

わーい、三和で海見たよ。すごくない?

大満足!!

ですが・・・

お見せしたいのですが・・・

写真におさまりません・・・

絶景は行ってからのお楽しみということで、すみません。

ちなみにあとから知ったのですが、宇宙石があるこの山の名前は

「一本山毛欅(いっぽんぶな)」

というそうです。

たどり着けたらラッキーと云われる宇宙石ですが、

どうしても行きたい人のために特別に行き方を教えちゃいます!

【宇宙石への行き方】
県道66号線を走っていると、磐越自動車道と並走している部分で「市営館下牧場」への案内板が出ます。それに従い「いわき三和17」と書いてある磐越道の高架下をくぐって、細い車道を登ります。あとは道なり。やがて視界が開け、宇宙石が見えてきます。車道は一応舗装されていますが非常に細いので、運転にはくれぐれもご注意ください。
 

ぜひ行ってみてくださいね。


で、そもそも宇宙石って何なんでしょう?

ということで「三和ふれあい館(三和支所)」に行き、

三和の観光パンフレットを入手!



どれどれ。

・・・

・・・

宇宙石のってないし!(笑)

職員の方々に訊ねるも名前の由来は不明みたい。

牧草地を造成するために山を切り開いたら出てきちゃったようです。

職員の鹿内さんによると

「子どもの頃、宇宙石の裏の林でアケビ採ってたよ。」

とのこと。

宇宙とアケビ・・・なんだか気になるとり合わせ。

本当の名前は

「一本山毛欅石(いっぽんぶないし)」

ではないかというお話も聞きました。

興味は尽きませんね・・・。

これからも調べて行きたいと思います!


ところで、、、

支所長の野口さんにもお話を伺うことができました。

三和では、井戸水や湧水を生活用水にしているそうで(なんて贅沢!)

現在その全戸調査を進めているそうです。

今のところ異常値は出ていないとのこと。

本当によかったですね。。。

三和の郷土料理なんかについても質問してみたところ、

「それなら大木さんに訊いてみたら?」と野口さん。

あれよあれよという間に大木さんに電話をかけてくれ、

「じゃあ今から一緒に行きますか。」

えええええーっ???

・・・す、すみません・・・そんなことまでしていただいて・・・恐縮ですぅ・・・ちょ、ちょっとなんか、

あああ、すみません、すぐに行きますハイ。

バタバタと出発・・・。


野口さんが白く輝く軽トラで山道を軽快に飛ばして行きます。

あっという間に永井地区の大木さん宅!

これまた立派な農家さんだなぁ・・・。

簡潔に紹介していただいたあと、

「じゃこれで」と野口さんは爽やかに帰って行かれました。

素敵です。。。

野口さんありがとうございました。

こちらがその野口さんです。パチリ。



さて、

突然お邪魔してしまいましたが・・・

人懐こい笑顔がなんとも魅力的な大木久仁子さんは、

ココ、上永井の昔話を編集責任者としてまとめた方でした!

現在はいわき新書から復刻されていますよ。

市内の図書館にも置いてありますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。



「永井の昔ばなし-ふるさとの民話と伝承-」(いわき新書)
永井小・中学校PTA 編
夏井芳徳 校注


今は昔話の語り部としても活動されてるそう。

素敵ですね。。。

たまたま帰省中だった娘さんも混ざっていただいて、

永井の昔ばなし、ライブで聞かせていただきました!

これまた贅沢!

年寄り夫婦の代掻きをお地蔵さまが手伝ってくれたという「鼻どり地蔵」のお話、

TVアニメ「まんが日本昔ばなし」にも取材されたと云う「白蛇とたたり」のお話、

この二つは特に印象的でした!

ダイジェストでちょっとご紹介しますと・・・

昔ばなしその一
『鼻どり地蔵さま』
昔々、永井に年寄り夫婦が住んでおりました。田植えの時期になりましたが、馬の鼻どりをする人がいなくて、代掻きができません。困っていると、絣の着物を着た子供が戸口に立ち「オラでよかったら鼻どりしてやっかい?」と云うのです。その鼻どりの上手いこと。すっかり仕事を終え、夕食を御馳走しようとしましたが、その子の姿が見えなくなってしまいました。二人で捜して歩くと、道端の地蔵さまが泥だらけになっているのに気づきました。「地蔵さまが助けてくれたんだべ」ということで、二人は手を合わせました。

昔ばなしその二
『白蛇のたたり』
昔々、諏訪神社に白蛇が出て、若者たちは「捕えて見世物にしよう」と追いかけ回しました。それを止めようとした宮司さまが、ゴマのとげで片目をついてしまい、その後両目を病んで失明。白蛇のたたりだということで、皆は以後、ゴマを栽培しないことに決めました。数年後、約束を破って栽培した人がいましたが、収穫しようと畑に入ると、頭のてっぺんから炎を出した虫が湧いてきました。これに恐れをなした人々は、以後決してゴマを栽培しないそうです。現在でも三和のあたりでは、諏訪神社の氏子がそれを守っています。


はっ、そういえば、、、

三和の郷土料理の話を伺いに来たのでした。

すっかり忘れてた・・・。

その話を切り出してみますと、

なんと日を改めて実際に作っていただけることに!

ゴマを作らないこの辺りではじゅうねん(エゴマ)を使った料理がたくさんあるとのことでしたので・・・

テーマはズバリ!

じゅうねんに決定!


日を改めまして・・・

昔話に出てきた、鼻どり地蔵さまを訪ねてみました。

鼻どり地蔵さまは道路の拡張工事のために場所を移され、

現在は長徳寺というお寺に安置されてるそうです。

訪ねてみるとたくさんのお地蔵さまが・・・。



どなたが「鼻どり地蔵さま」か全く分からない・・・。

御迷惑かと思いながら御住職さまにお尋ねしました。



「こちらですよ。」と教えていただいた地蔵さまはこちら。

子どもに姿を変えたというのも納得の、小柄でつつましいたたずまい。



この写真をたよりに見つけてみてくださいね。

【長徳寺】
いわき市三和町下永井字横山113
永井小学校横
駐車場有(5台)


お礼を云って帰ろうとすると、、、

お寺の山門では、永井小学校の子どもたちのお母さん方がお迎えで立ち話。

これからのシーズンはしし茸の炊き込みご飯がおいしいとか、

中学校に猿が出て用務員さんの車にのったとか、

ワイワイ楽しくお話させていただいてると子どもたちが帰って来ました!

ん?

手に何もってるの?

コオロギ!おお!

そっちは?・・・バッタ!

ん?それは?

・・・カタツムリ!

みんななんか握りしめて帰ってくるんだね。

かわいーなあ・・・。



みんなありがとう・・・ほっこりしました。

帰り道、ふれあい市場に寄ってみると、

今日は店長の草野久仁昭さんがいらっしゃいました。



店長!

三和のおすすめスポットはどこでしょう??

と何気なく訊いてみたところ、、、

「差塩の三十三観音!」

おっと、新たなスポット出現!

えっと、それはパンフレットに載ってたような・・・

などと思うが早いか!

「今、一緒に行きますか?そっち行くんで。じゃ。」

あああ、す・・・すみません、すぐ行きます、ハイ。

またしても山道を快走。

ついていくのがやっとです・・・。

入口まで案内してくださいました。

さ、これが入口。



草野さんによると、

山の上をぐるっと回るコースが整備されてまして、

ゆっくり歩いて2時間くらいかかるとのこと。

そこまで時間がないな・・・と思っていると

「お堂までならすぐですよ」

とのこと。

ではお堂まで行ってみましょうか。



あ、お堂が見えました。

もう少し。

が、しかし、そこで見たものは!

またしても巨石!!



なんとも荘厳な雰囲気・・・。

お堂で手を合わせ、巨石の後ろに回ってみると・・・。



なんと巨石の上には観音さまが・・・。

見たこともない景色・・・。

ここには西国三十三観音から持ち帰った土が埋められていて、

西国へ行かずとも巡礼をすることができるそうです。

時間がなくて今日はここで帰りますが・・・

ご興味のある方はぜひぜひ訪れてみてください。

【差塩良々堂三十三観音】(さいそややどうさんじゅうさんかんのん)
約180年前、僧・独国が岩屋の中に堂を設け延命地蔵を祀った。弟子の無涯は西国三十三観音の堂下の土を持ち帰り、巨岩の下に埋め、文政4年(1821年)に三十三観音霊場が建立された。西国へ行かずとも三十三観音巡礼ができ功徳を得られると云う。


さてさて、、、

翌日、大木さん宅にお邪魔してみると、、、夫の健一さん他、

近所の方々が6人も!集まってくださってました!


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みんなでワイワイ作ってくれたとのこと。

わー、本当うれしいです!ありがとうございます!

まずはドーンとじゅうねんのぼたもち!

んー、コクのある濃厚なお味・・・うまい!


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そして「うどんのじゅうねんダレ」作りを、

じゅうねんをするところから

実演していただくことになりました。


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すりこぎは何といっても山椒の木だそうです。

握りやすく、固くて、香りが良くなるとか。

大木さん宅のは、もちろん旦那さまのお手製!


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薬味にするシソ、ネギ、きゅうり、バジルは畑から採ってきていただいて・・・

いやー、またしても贅沢!

その他にも、

じゅうねんのよごし(和え物)

地場の野菜の素揚げ特製ソースがけ

黄色いトマトが目に鮮やかなイタリアンサラダ

伝統の汁物「八杯(はちへい)」などなど・・・

本当に恐縮です!

お味も絶品!

ありがとうございました!


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みなさんから聞いた沢山の興味深いお話も書ききれません!

その中でも、現在ではその場所が分からず

幻と云われている「べんけい石」!

についての情報はすごかった!

今日来てくださったツルさんの同級生の家は屋号が「べんけい」。

で、その家から「べんけい石」が見えたとか!

今は人も住まなくなって道が無くなってるかも知れないそうですが、

なんと健一さんはその場所をはっきりと分かってるらしい!

「行きましょう!今から!べんけい石!」

と意気込むも、

「いや、水戸黄門あっから、まだ今度な。」

時計を見れば間もなく16時・・・

ああ・・・やっぱり幻の「べんけい石」・・・。


わわわ、

郵便局に行きたいんです。

合戸郵便局の配達員・野口さんに会いたいんです!

いつも素敵な笑顔で、必ず手渡しで渡してくれるという野口さん。

その評判は、配達エリアのあちこちで聞きました。

どうしてもお会いしたい!

車を飛ばして合戸郵便局へ。

帰ろうとしてる車に乗ってるのは・・・もしや野口さん?

すみませーん!ちょ、ちょっと待ってください!

野口さんですか?

「はい・・・そうですけど・・・」

野口さん、見っけ!

いきなり押しかけて大変恐縮だったんですが・・・

お疲れのところ快くお話を聞かせてくれました。

本当にいい方・・・

そして噂どおりの素敵な笑顔。

「気持ちよく受け取って頂きたいので、

笑顔で、必ず手渡しすることを心がけてます」

とのこと。

素晴らしいことですね・・・。

その思い、みなさんに伝わってます。

勤務終了後につき制服姿ではありませんでしたが、

頼み込んで写真を撮らせていただきました。パチリ。



最後に、

初日にお話を伺った「三和ふれあい館」の鹿内さんと草野さんの写真を撮りに来ました。

すみませーん。パチリ。



ところで鹿内(しかうち)さんて珍しい名前ですよね?

と話が逸れると、

なんと鹿内さんのひいひいおじいさんは北海道から来た石工なんだそうです!

その頃三和には銅などの鉱山があり、鉱山には作業の台座を作るなど、

なにかと石工の仕事があるそう。

当時はこの地域の石を切り出して使っていたとか。

おじいさんの代まで石屋は続き、、、

今の沢渡小学校の門柱二宮金次郎像はおじいさんが作ったものだそうです。

・・・三和の「石」物語ですね。

三和には宇宙石、差塩三十三観音にある巨石、べんけい石と、気になる「石」が多いです。

その他にもあちこちにいわれのある「石」が・・・。

ああ、話はどんどんつながって、宿題は増えるばかり


さて、行きあたりばったりの今回のレポートでしたが、

三和のみなさまに導かれるまま

甘えてしまってばかりの数日間だったように思います。

こちらが心配してしまうほど、みなさんいい人たちで・・・

ありがとうございました。

みなさん一人一人の温かさと思いやり

それが何よりの思い出となりました。

本当にありがとうございました!


帰り道、49号線を走りながら

「あ!健一さんとべんけい石行がねきゃ!」

などと考えたりして・・・

三和の旅はまだまだ続きそうです!

おしまい。(kozi)