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番組情報

音楽会の夕べ

2016.09.29 by 永井貴子
有森博&長瀬賢弘ピアノデュオシリーズ ロシア秘選集Vol.4「華」

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今夜の「音楽会の夕べ」は、7月28日(木)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『有森博&長瀬賢弘ピアノデュオシリーズ ロシア秘選集Vol.4「華」』
のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、ピアニストの長瀬賢弘さん でした。

知られざるロシアの秀作を紹介するこのシリーズ、
今回は、前半が有森先生と長瀬さんによる2台ピアノの演奏、
後半は、お二人に、有森先生に師事する2人の若いピアニスト、
秋元孝介さんと高井玄樹さんを加えた、2台8手という、珍しい編成の作品をお届けしました。

ワタクシ、今回も本番の演奏を会場で聞くことができました。
いやぁ~、楽しかったですよ~~。
・・・ほかに言うことないのかっ?!と言われそうですが(^▽^;)、ホントに良かったんです。
有森先生と長瀬さんの2台ピアノは勿論、特に4人での演奏は厚みも迫力もあって、
密度が濃かったですね~。

■2台ピアノ
ビゼー(ブベリニコフ編):演奏会用組曲「カルメン」
 1.カルメンの登場とハバネラ
 2.セギディーリャ
 3.五重唱
 4.ホセのアリオーソ
 5.六重唱と合唱
 6.カード占い
 7.行進と合唱
 8.エピローグ

ファリャ(ブベリニコフ編):7つのスペイン民謡より
 1.ムーア人の織物
 2.アストリアの歌
 6.歌曲(カンション)
 7.ポロ

ラヴェル(ブベリニコフ編):道化師の朝の歌

28
テプリャコフ:8手の為の7つの小品
 1.前奏曲(エチュード)
 2.***
 3.春のざわめき
 4.行進-行進、後ろへ行進!()
 5.変奏曲
 6.野原で遠くの鐘の音が聞こえる
 7.カノン

ウスペンスキー:グリンカの主題によるトッカータ・ファンタジー

バラキレフ:交響詩「タマーラ」

4回目のテーマは、「華」です。
テーマの候補はいくつかあったそうですが、
何より今回は、2台ピアノの編成が持つ華やかさ、というところから決めたよう。

前半は、フランス(ビゼー、ラヴェル)やスペイン(ファリャ)の名作を
ロシア人作曲が編曲したものを、2台ピアノでお聞きいただきました。
今回「カルメン」を演奏するにあたり、
あらためてオリジナルの「カルメン」全曲を聞き直したという長瀬さん。
「やっぱり、いい曲ですよね~。現在まで数多く演奏されてるのがわかりますよね。」

『ロシアからは地理的に距離のある国の作品がロシア人によって再構築された時、
そこにどんな世界が広がっているのか・・・
ロシア人の持つ感性の一端に迫ることができれば』との思いからの選曲でした。

後半は、近現代のロシア人作曲家による、2台8手のための作品。
ここで登場したのが、秋元孝介さんと高井玄樹さんの、2人のピアニストです。

秋元さんは、1993年、兵庫県西宮市生まれ。
現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程に在籍しています。
高井さんは、1996年、埼玉県所沢市出身。
東京藝術大学音楽学部2年に在学中です。

お二人とも有森先生のクラスで研鑽を積んでいる学生さんで、長瀬さんによると、
「孝介くんは、どこで遊んでるんだろう?(笑)とおもうくらい、すごく真面目。
玄樹くんもすごくいい子。ひたむき。二人ともとても優秀な後輩です。」とのこと。
演奏前にステージ上で挨拶する姿を見た時には、緊張した様子も感じられましたが、
いざピアノを弾き始めると、イキイキとしていて、
先生二人を前(隣)にしても、全く引けを取らない堂々とした演奏ぶりで、カッコ良かったですよ。
初めていわきに来たという二人。
「会場の雰囲気のあたたかさに感動した。また来たい!」と話してくださっていたそう。
嬉しいですね~。ぜひまたいらしてください!

テプリャコフは、ロシアの現代音楽を支える作曲家の一人。
2003年に作曲されたこの曲は、一貫したテーマによる組曲というよりは、
8手の可能性を追求するための独立した作品を集めたもの、という感じのオリジナル作品です。
第2曲の「***」とか、第4曲の「~行進!(?)」あたりのタイトル、
いかにも現代曲!ですよね。
特に「***」は楽譜に『拍も小節線もない』そうで、
ここは4人で揃えるなどのポイントはあるそうですが、それ以外は、
それぞれがスコアを見、相手の演奏箇所や間合いを感じながら、
あるいはアイコンタクトを取りながら演奏していくそうです。

ウスペンスキーの曲は、グリンカの代表作のひとつ、歌曲「ひばり」をモチーフにした作品で、
「ひばり」の旋律は残りつつも、また雰囲気の違う、躍動感ある曲になっていました。
途中、手拍子や足踏みする音が入っていましたが、
楽譜のその箇所には『楽器を叩く』という指示があるためで、
『おっ?!』と思えるような遊び心があるところも面白かったです。

「2台ピアノ、2台8手には独特の緊張感がある。
これはぜひ、ライブで聞いて感じてほしいです!」と長瀬さん。

ホント、この濃密さは一見(一聴)の価値アリ!ですよ(^^)

熊本地震チャリティーコンサートに出演します。
10月16日(日) パレスいわやにて(問い合わせ先:00246-92-2283 マツバラさん)
11月16日(水) 熊本県益城町・益城町文化会館にて

プロコフィエフのピアノ作品全曲を演奏する、プロコフィエフシリーズ第3回は、
来年3月22日(水) 19:00~ すみだトリフォニーホールにて

10月6日の「音楽会の夕べ」は、
8月1日(月)に、いわき市文化センター大ホールで行われました
『山際隼人テノールリサイタル』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00
23:00-24:00(再放送)

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子と黒金久恵が贅沢なひとときをナビゲートします。
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