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音楽会の夕べ

2019.01.24 by 永井貴子
1月24日(木)津山博子ピアノリサイタル~夜に寄せて~

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今夜は、昨年11月11日(日)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『津山博子ピアノリサイタル~夜に寄せて~』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、津山博子さん でした。

今回は「夜に寄せて」と題し、津山先生選りすぐりの夜にまつわる曲たちをお届けしました。

シューマン:幻想小曲集より「夕べに」「夜に」「寓話」
ショパン:ノクターン 作品15-2 嬰ヘ長調
ノクターン 作品9-2 変ホ長調
ノクターン 作品62-2 ホ長調
ドビュッシー:版画より「グラナダの夕べ」
ベルガマスク組曲より「月の光」

ラヴェル:「鏡」 夜蛾/悲しい鳥/海原の小舟/道化師の朝の歌/鐘の谷

「夜」と言っても感じ方はさまざま。
真っ暗な空に星や月が輝いて・・・という「夜」だけでなく、
太陽が沈む時間帯=夕暮れ時も「夜」の始まる時だし、
空が白々としてくる時は「夜」の終わりと捉えることができますよね。
そんな、さまざまな夜の表情が込められたプログラムだな~と感じました。

ラヴェルの「鏡」、良かったですね~。
単独で演奏されることも多い「道化師の朝の歌」はもちろん、
どこか妖艶な雰囲気も感じられる「夜蛾」も美しかったです。
プログラムノートに『心の鏡に映る幻影を表したのであろうか』とありますが、
ラヴェルの心の鏡にはどんな景色が映っていたのか、興味がわいてきますね。

津山先生のご自宅からはキレイな夕空が見えるそう。
ヨーロッパの人たちはこの夕暮れの時間を楽しんでいると言い、
オランダに暮らした津山先生も、刻一刻と変わっていく夕暮れの空を
飼っている猫(18歳!)を抱えながら眺めるのがとても幸せな時間なんだそう。
「一時も同じ瞬間がない夕暮れ時には、いろいろなものが生まれる余地がある」
と津山先生。また、「夜」は、
「昼間は理性で抑えられていた何かが、開放される時間」とも。
「夜に書いた手紙を朝になって読み返すと、恥ずかしいでしょ」と笑いながら、
シューマンらが活躍した時代、蛍光灯もなく夜は真っ暗だったはずで、
「そんな暗い時間の中、自分の中にある何かを開放して曲を作っていたのでは」
と、作曲家の生きた時代や作曲家の思いを推し測っていました。

ちなみに、津山先生にとって夜とは?と伺ったところ・・・
「夜型人間なので、夜は私の世界、かな(笑)」

今年はピアノだけでなく、津山先生のチェンバロを楽しむ機会が多そうですよ。
「トリオ・アコードFVP」 3月3日(日) いわきアリオス音楽小ホール
「いわき室内合奏団 第5回演奏会」 6月16日(日) いわきアリオス音楽小ホール
「オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』」 7月24日(水) いわきアリオス大ホール
いずれの公演でも、チェンバロを演奏されるそう。
ピアノとともに、楽しみにしています!

 

1月31日の「音楽会の夕べ」は、
11月10日(土)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『第30回女声合唱の祭典』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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