今夜は、2016年2月14日（日）に、福島テルサFTホールで行われました
『男声合唱団「トリンクリート」　第3回定期演奏会』をご紹介しました。

スタジオには2ヶ月ぶりのお客さま！トリンクリート副指揮者の関成利先生　でした。
（関先生、先週はお電話でご出演いただきました。2週続けてありがとうございます！）

男声合唱団「トリンクリート」は2009年1月に福島市を拠点に設立された合唱団です。
音楽監督である高麗正宣先生を中心に、演奏会の開催やコンクールへの出場、
海外公演の実施など、毎回さまざまな目標を定め、精力的に活動しています。
関先生はテノールとして、副指揮者として団に所属しており、
今回、いわき在住の関先生がメンバーならば
福島市の合唱団もいわきの合唱団と言って過言ではない！(いえ、過言です)理論(笑)により
ご紹介させていただきました。

今夜ご紹介したのはこちらの曲。
F.B.Mendelssohn／Trinklied（酒宴の歌）
D.Schostakovich／男声合唱のための8つのバラード「忠誠」作品136から　第1、2曲
ドイツ民謡／Ein Prosit（乾杯）
福岡県民謡／黒田節
岡野貞一／春の小川
J.Brahms／三つの宗教的合唱曲　作品37より　Regina coeli（天の元后）
R.Schumann／ロマンス第2集　作品91から　Der Wassermann（水の精）
多田武彦／男声合唱組曲「遠い母に」より　I.遠い母に　V.街角にて　VI.その人々は
G.Faure／Requiem（死者のためのミサ）作品48から　In Paradisum（楽園にて）
W.A.Mozart／Requiem（死者のためのミサ）KV626から　Lacrimosa（涙の日）　Communio（聖体拝領唱）
G.F.F.Verdi／乾杯の歌

トリンクリートとは、ドイツ語の『飲む＝Trinken』『歌＝Lied』で、
メンデルスゾーンの曲のとおり、まさに「飲んで歌う」「酒宴の歌」の意味。
「(演奏会の後に)飲んで歌うのも楽しみに一つですから！」と関先生。
（でも関先生ご自身はお酒は飲まないんですけどね(笑)）

この演奏会で取り組んだのは、モーツァルトとフォーレの2大レクイエム。
「ドイツでの演奏旅行、メサイアの全曲演奏という目標を達成し、
次に目標としたのが、混声合唱の大作と言えばコレ！という2大レクイエムでした」
この日は兄弟姉妹合唱団である女声合唱団「福島室内合唱団」とともに、抜粋で演奏しました。

その後、オケ付きで全曲演奏会を実施し、こちらの目標も叶えたトリンクリート。
「みんな一生懸命で、クラシックも現代曲も貪欲に取り入れる団。やりがいがあります」
と関先生はおっしゃっていました。

現在は集まれる団員たちで少しずつ練習を再開しているそうですが、
関先生は今のところ参加できていないそう。
「早く歌いたいですね～。これからも合唱に関わっていきたい」
皆で練習して演奏会をして、という日常が戻ってくる日を楽しみに待ちましょう！

10月14日の「音楽界の夕べ」も、皆さんに楽しんでいただける演奏会をご紹介します。
どうぞお楽しみに♪