今夜は、11月9日（土）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわき市女声合唱連盟　第31回女声合唱の祭典』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
連盟事務局長でコール・フロイデの山森由美さん、
女声合唱団ラ・ヴィアン・ローズ代表の佐藤トミ子さん、
ヴィオラの会代表の中田みち子さん、コールしおさい代表の森みや子さん　でした。

昨年30周年を迎え、新たな一歩を踏み出した市女連でしたが、
所属団体が10から7団体に減ったこと、さらに10月の台風や大雨による水害を受け、
皆さんの中には『こういう状況で歌っていていいのか？』と開催に迷いがあったそう。
しかし、谷 恵美会長はコンサート当日の挨拶の中で
「こういう時だからこそ、みんなで歌いましょう！歌で元気になりましょう！」
と話し、出演者や観客を勇気づけたそう。
山森さんも「コンサートができて本当に良かったです」とホッとしたように話していました。

出演したのはこちらの7団体。
1.女声合唱団“いわき”　（指揮・石河 明／伴奏・原田由美）
2.女声合唱団ラ・ヴィアン・ローズ　（石河 明／佐田洋子）
3.ヴィオラの会　（前田裕子／鎌田麻紀）
4.女声合唱団クオーレ　（石河 明／佐田洋子）
5.コーラス中央台　（渡辺裕美子／林 久見）
6.コールしおさい　（渡辺裕美子／林 久見）
7.コール・フロイデ　（谷 恵美／林 香子）

明先生がローズのために選んだのは、童謡による合唱というこれまでとは違う曲。
「『リズム感や感性を取り戻してほしい』という気持ちで選んでくださった」とトミ子さん。
本番では「リズムがきっちり合っていて良い出来だったと思う」と納得のようすでした。
10月頭に、ロシア・ウラジオストクで開催された
オペラ「人道の桜」とチャリティーコンサートに出演したトミ子さんや明先生ら石の会の皆さん。
そこでの有意義な経験も、コンサートでは活きていたのかもしれませんね。

体調を崩した団員や浸水被害に遭った団員がいたため、8人での出演となったヴィオラの会。
今回は、ラテン語の宗教曲と唱歌メドレーという全く雰囲気の違う曲を披露しました。
中田さんは「どちらの歌も先生の指導通りに出来ず最後まで大変でした」とのことでしたが、
「出られなかった団員の分も頑張って、本番はよくできたかな」と嬉しそうでした。

コールしおさいは、中島みゆきさんの曲に挑戦しました。
“あなたとともに生きていく”という「麦の唄」と失恋歌の「ほうせんか」。
真逆の2曲は、『変化に富んだ歌を』と裕美子先生が選曲してくださったそうで、
特に「ほうせんか」では「『(恋をしていた)昔を思い出して！』と裕美子先生に言われた(笑)」
と、森さんも笑いながら話してくれました。

フロイデは、宮沢賢治の詩にメロディを付けた曲を歌いました。
「一つひとつの言葉を大切に歌うことを心がけました」と山森さん。
曲の最後にフリがあり、そのフリに合わせて、衣装の片袖に別布を付けてみました。
片腕を上げると蝶が羽を広げたように見え、会場から歓声が上がったそう。
山森さん、「女声合唱の場合は、衣装も楽しみのひとつですよね」とニッコリ。
フロイデは来年、10周年！それを記念したコンサートを開催します。
「10周年コンサート」　2020年5月23日（土）いわき市文化センター大ホールにて

そして今回も、前回に続き合同合唱を披露しました。
今回は、明先生率いるローズ、クオーレ、いわきの合同、
裕美子先生のしおさい、中央台の合同、谷先生と前田先生のフロイデ、ヴィオラの合同の3つ。
人数が増えることでより合唱らしさが感じられて、お客様からも好評だったそう。
また、いわき吹奏楽団が友情出演。
合唱のコンサートで吹奏楽の音楽が聞けるのは新鮮で、
しかもお客様を楽しませることにかけてはいわきイチ(？！)のいわ吹！こちらも大好評でした。
いわ吹恒例のコンサート、来年2月24日開催です！
「いわき吹奏楽団　The Concert 2020」　2020年2月24日（月・祝）いわきアリオス大ホールにて

お客様や出演者らの意見や反省を踏まえ、次についての思いがすでに生まれている山森さん。
「来年もまた何か新しい試みをしたいな～と思っています」ということで、
皆さん、楽しみに待ちましょうね。

12月5日の「音楽会の夕べ」は、
10月27日（日）に、エリコーナで行われました『又吉佑美ソプラノリサイタル』の予定です。
どうぞお楽しみに♪