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音楽会の夕べ

2019.02.14 by 永井貴子
2月14日(木)女声合唱団ラ・ヴィアン・ローズ30周年記念コンサート~息づく日々はバラ色に~

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今夜は、昨年12月15日(土)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『女声合唱団ラ・ヴィアン・ローズ30周年記念コンサート~息づく日々はバラ色に~』
のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、ラ・ヴィアン・ローズより、
代表の佐藤トミ子さん、半沢佐代子さん、田中しで子さん、三本松陽子さん、
指揮・指導の石河 明先生 でした。

ローズの皆さん、30周年おめでとうございます。
1987年3月に故・石河清先生のもと結成された女声合唱団ラ・ヴィアン・ローズは、
さまざまなコンサートや音楽イベントなどで、その歌声を披露してきました。
今回、30周年を記念するコンサートを開催できたことに、明先生は
「団員皆さんの長く続けてこられた気持ちとそれを支えてくださったご家族の理解、
そして、毎回足を運んでくださるお客様に、感謝をお伝えしたいです」
トミ子さんは、「何より嬉しかったのは、団員14名全員でステージに上がれたこと。
終わった時にはみんなの顔がイキイキしていたこと!」と、笑顔で話してくれました。

まずは、コンサートのタイトルにもなっている会歌「息づく日々はバラ色に」。
『ローズ』にかけて、ローズのために清先生が作詞作曲してくださった曲です。
ローズのテーマソングともいえるこの曲で、コンサートはスタートしました。

続けて、童謡。
2018年は童謡100周年の年でした。
1918年創刊の児童雑誌『赤い鳥』で「童謡」という言葉が発表されてから
ちょうど100年だったんですね。
四季にまつわる曲を集めた「四季を歌う童謡」では、
明先生の「世代を超えたつながりを表現したい」との発案で、
三本松さんのお孫ちゃん、小学2年の伶佳ちゃんと1年の衿佳ちゃんに朗読をお願いしました。
可愛らしい姿と素朴な朗読は、お客様に好評だったようです。
三本松さんは、お孫ちゃんの登場にハラハラドキドキだったのでは?と思いきや、
「本番は集中して真剣でしたから、自分のことでせいいっぱい!」だったそう(笑)
でもやっぱり、お孫ちゃんたちと同じステージに立てて嬉しそうでしたよ。

そして、メゾソプラノの依田喜美子先生との共演。
依田先生は清先生と旧知の中で、これまでにも何度もいわきで歌っていらっしゃいます。
依田先生と一緒に歌うことは憧れだったそうで、
半沢さんは「表現力が素晴らしいし、オーラがすごいんですよ」、
田中さんも「先生の歌声に胸打たれました!」と感動したようす。
また、『高齢になっても高い声は出るのよ』とアドバイスをいただいたそうで、
トミ子さんは「先生に引っぱられて、普段は出ないような声も出せた!」と、
早くも依田先生効果を感じていました。

さらに、ローズ30年の歴史を振り返るように、
ローズにとって思い出深い、印象に残る曲たちも披露されました。
金子みすゞの詩に清先生が曲を付けた「金子みすゞの詩による六つの女声合唱曲」、
戦争経験のある方は涙する人も多いという「人の子の親とはなりて」、
東日本大震災の後に作られた「水よ川よ母なる海よ」など、
結成から長くともに過ごした清先生作曲の曲はやはり、皆さんにとって大切なもの。
そして、明先生に代わってからの曲も、
これから長く歌い継いでいくんだろうな、というステキな曲たちで、
丁寧に、気持ちを込めて歌っていることが伝わってきました。

30周年を終えたばかりで次回のコンサートの予定はまだ・・・というローズ。
でも、今回のコンサートで味わった感動や一体感は並みのものではなかったはず。
また味わえる機会があるとすれば、35周年コンサート、ということになるでしょうかね?
実はすでに、結成32年目ですから・・・あら、急がなきゃ!(^^)

 

2月21日の「音楽会の夕べ」は、
12月8日(土)に、中村病院で行われました
『第37回中村病院コンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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