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音楽会の夕べ

2013.01.31 by 永井貴子
山口千壽 篠笛演奏会「うつくしま」

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今夜は、昨年11月25日(日)に、いわき市文化センター大ホールで開催されました
『山口千壽 篠笛演奏会「うつくしま」』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、山口流名取の
山口雅昭(がしょう)さん、山口華鏡(かきょう)さん でした。

篠笛の流派のひとつ、山口流の山口千壽(せんじゅ)家元の篠笛演奏会は、
札幌や盛岡、仙台などで定期的に開かれています。

いわきで開催されるのは3年ぶり。
千壽家元のほか、雅昭さん、華鏡さんはじめ、5人のお弟子さんが出演しました。

演奏会では、千壽家元作曲の曲を中心に演奏されました。
オープニングでご紹介した『夜越山(よごしやま)のふくろう太』は、
ふくろうの鳴き声が聞こえてくるようなかわいらしい曲でしたし、
『篠(しの)』のように、張りつめた空気の中にいるような、
静謐で大変美しい一曲もあって、
篠笛の懐の深さ、幅の広さを感じました。

また、震災後に作られた『うつくしま』という曲も披露されました。
演奏会のタイトルにもなっている「うつくしま」という言葉には、
震災からの復興、元の美しい「ふくしま」に早く戻ってほしい、
との思いが込められているそうです。

ところで、篠笛という楽器、ご存知ですか?
お祭りの笛、と言えば、あぁ~あれね、と思う方も多いかと思います。

篠笛とは、真竹に歌口(=息を吹き込む穴)と7つの穴(=指で押さえる部分)を開けただけの
素朴な造りの楽器です。

素朴ではあるものの、息を吹き込む太さや速さを変えることで
2オクターブ半もの音域を出すことができます。

比較的簡単に音は出るそうですが、
それだけに、演奏に耐え得る音、音楽にするのはとても難しい、とのこと。
さらに、その時々の心情が如実に音に表れてしまうため、
お稽古ではしっかり演奏できていたのに、
本番では聞くに堪えない音になったり、それどころか音が出なかったり、なんてことも。
「コワイ楽器です。」と、華鏡さんはおっしゃっていました。

ちなみに、篠笛にすることができる真竹の北限は、
いわき!だそうです。
いわきより北になると、寒さのため、節と節の間が短くなって、
楽器には使えないとのこと。

いわきの真竹で作った篠笛・・・どんな音色がするんでしょうね~♪

雅昭さん、華鏡さんなどで結成した「いわき濤笛(とうてき)会」は、
5月の連休後半に、草野心平記念文学館で、
9月には、くらしの伝承郷でもコンサートをされるそうです。

この番組で篠笛の演奏会をご紹介する機会は、これまでほとんどなかったのですが、
今回、この演奏会を聞き、
日本人が忘れかけているような日本の良さ、日本らしさが感じられて、
深く心に染み入りました。

篠笛の美しい澄んだ音色、皆さんもぜひお楽しみください♪

2月7日の「音楽会の夕べ」は、
昨年12月7日(金)にいわきアリオス中劇場で行われました
『いわきジャズオーケストラ 20周年コンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00
23:00-24:00(再放送)

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子と黒金久恵が贅沢なひとときをナビゲートします。
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