今夜は、11月2日（日）に、いわき市文化センター大ホールで行われました
『第10回ムジークツィンマー芸術コンサート』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
小学4年の伊藤ふた葉さん、松本梨花子さん、
ムジークツィンマー主宰の竹中敏子さん　でした。

スタジオには、ふた葉ちゃん、梨花子ちゃんのお母さんと、
ふた葉ちゃんの妹・芽衣ちゃんも来てくれましたよ。

唐突ですがここで、ムジークツィンマー恒例の音楽クイズです。
「バッハはオルガンの名手であるが、オルガンの発祥地はイタリアのローマである。」
◯？×？
（答えは、↓↓最後に↓↓。）

ムジークツィンマー芸術コンサートは、
演奏と演劇が融合した、まさに芸術を楽しむコンサート。
一人の作曲家の作品と生涯を、演奏と演劇で紹介していくもので、
2004年から、『偉大なる作曲家シリーズ』として様々な作曲家を取り上げてきました。

10回目となる今回取り上げたのは、バッハ。
「音楽の父バッハとバロック音楽の世界」と題し、
第1幕・音楽家バッハ一族の新星、
第2幕・バロック音楽家の苦難、
第3幕・誇り高き人生～音楽・信仰・家族愛　の全3幕・12場にわたって
バッハの幼少期から晩年までを表現しました。

9歳から14歳までのバッハを演じた ふた葉ちゃん。
「セリフが多くて大変でした。
天才のバッハになりきってみたい！と思って、頑張りました。」
「バッハは生涯で1000曲以上の曲を作っていると知ってビックリしたし、
そんなに音楽作って、飽きないのかなぁ？と思いました。」だそう。
（飽きないのかなぁ？って↑、いい発想ですね(笑)）

2人目の母親に反抗するバッハの息子フリーデマン役を演じた梨花子ちゃんは、
「反抗する役は大変だったけど、セリフもちゃんと覚えてできたので、よかったです。」
「バッハが失明したことは知らなかったから、ビックリしました。」と話してくれました。

二人とも、劇中演奏として、ピアノ独奏や合唱もしたりして、
やりがいも達成感もあるステージになったみたいですね。

そして、脚本・構成・演出・監督までもこなす竹中先生。
ストーリーを作り、20名近い出演者にセリフを当て、動きを付け、全体のバランスを考え、
演奏の指導もして、勿論ご自身も出演・演奏して、
さらには、コンサートに関わるすべてのことを取り仕切っていくなんて、
どれほど大変だろうと、想像もつきませんが、
コンサートの後にこうして番組に来てくださる時には、いつもどおりの素敵な笑顔。

「『クラシック音楽は敷居が高い』というイメージを払拭したくて
このコンサートを始めました。
たくさんの人たちに、クラシックを身近に感じてもらいたい。」
とのことで、そんな先生の熱意には毎回、感心しきりです。

また、今回取り上げたバッハについては、
「バッハ『BACH』とは、ドイツ語で“小川”という意味なんですが、
ベートーヴェンは、『「BACH」は“小川”ではなく“大海”である』と語っています。
まさにそのとおりで、皆バッハに学び、受け継ぎ、
バッハに影響されなかった作曲家はいないのではないか、と思います。」

様々な芸術家たちから賛辞を贈られるバッハ。
まさに、10周年コンサートで取り上げるのにふさわしい作曲家でしたね。

このコンサート、今年は「偉大なる作曲家シリーズ集大成」として、
11月8日に、文化センターで開催する予定です。
どんなコンサートになるのか、竹中先生の頭の中はすでにフル回転、かもしれませんね。

また、2月1日にはBar QUEENにて、竹中先生と生徒さんによるヴォーカルコンサートが、
2月28日にはいわきアリオス音楽小ホールにて、ふた葉ちゃん、梨花子ちゃんも出演する
ピアノ発表会が、それぞれ開かれます。
こちらもぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

1月22日の「音楽会の夕べ」は、
11月2日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島県立いわき総合高等学校吹奏楽部 第29回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

では、クイズの答え。答えは「×」です。
オルガンは、
「紀元前3世紀のギリシャで生まれた。
名称の由来はギリシャ語の『オルガノン』（道具や楽器の意）である。」
・・・だそうです。
音楽クイズは毎回、コンサートのパンフレットに挟み込んでいるそうで、
取り上げる作曲家に関するクイズが10問出題されているそうです。
ちなみにワタクシ、10問中9問正解！（キセキ！(笑)）
竹中先生から「バッハマニアって言ってもいいかもよ。」とのお言葉。ワ～イ！