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音楽会の夕べ

2017.05.11 by 永井貴子
5月11日(木)心にとどけ 復興和太鼓コンサート2017

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今夜は、2月26日(日)に、いわきアリオス中劇場で行われました
『心にとどけ 復興和太鼓コンサート2017』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
一打の会会長の石井光義さん、
一打の会木蓮組の矢吹和子さん、小野寺未来さん(娘の紅明ちゃんも)、
一打の会チル打れんの小野寺明廉くん、小野寺神明くん、
一打の会風凛(ふわり)の白石祥一さん、十和奏壱鼓の鴫原祐子さん でした。

スタジオの外には、キラキラモール付きの大きなうちわを手に、
一打の会メンバーの秋元さん、お馴染み!本田ファミリーも遊びに来てくれました。
うちわはメンバーの名前入り・・・アイドルかっ!(笑)
いつもありがとうございます~!

和太鼓グループ・一打の会が中心となり、
震災からの復興を願って開催しているこのコンサート。
会長の石井さんは、
「いつになくお客さんからの評判が良かった。
今まで以上にメリハリがあったし、ゲストも良かったし、
メンバーみんなが頑張ったからでしょうね。」とのことで、
充実したコンサートだったんだな~ということがうかがえました。

出演したのは、9つの和太鼓チームと、ゲスト2組。
さらにスペシャルゲストとして、和太鼓のはせみきた&小泉謙一Duo、
篠笛・能管奏者の山田路子さんをお迎えしました。

はせみきたさんと小泉謙一さんは、
太鼓奏者・林英哲さんのツアーメンバーとして国内外の数々の舞台に出演。
その後、ソリストとして活動する中でも共演を重ね、
さまざまな作品制作に取り組んでいます。
山田路子さんは、横笛、篠笛・能管を用いて演奏活動を行う傍ら、
作曲や指導、楽曲提供も行うなど、幅広く活躍しています。

これまでこのうちの2人が演奏、という機会はあったそうですが、
3人でも共演は初めて。
本番での演奏を(舞台袖からですが)聞くことができたという矢吹さんは、
「3人の息がぴったり合ってて、迫力ある演奏でした!」と感動した様子。
また「はせさん小泉さんの太鼓を叩く姿をカッコ良くて~!」とウットリでしたよ(笑)

それでは、出演順に演奏団体をご紹介しましょう。

『愛宕保育園』『若葉台保育園』
震災当時は0歳だった子どもたちが年長さんになり、こうして太鼓を叩けるように・・・。
元気なかけ声と一生懸命なバチさばきに、目を細めたお客様も多かったのでは?
子どもたちの成長に嬉しくなりますね。

『一打の会チル打れん』
親子で太鼓演奏するチームです。
メンバーの明廉くん神明くん兄弟は、
(あれんです!かむあです!二人合わせて“あれかむ”です!・・・と、
漫才コンビみたいに挨拶してくれました(笑))
お母さんである未来さんの影響もあって、保育園から和太鼓を始めました。
「チル打れんは、練習はゴチャゴチャしてるけど、本番はちゃんとする!」
と明廉くん。今回の本番もうまくいったみたいです。
神明くんは「みんなに見てもらえるのが嬉しい。」そうで、
練習でも本番でも、楽しんで太鼓を叩いているようすでした。

『田島太鼓龍巳会』(ゲスト演奏)
2007年に南会津町で結成された龍巳会は、小学生から高校生がメンバーで、
和太鼓日本一決定戦で、ジュニア優勝、一般の部準優勝の経歴を持つ実力派です。
この時の演奏を聞いた石井さん、あまりの素晴らしい演奏に、
コンサートに出てもらいたい!とすぐに声をかけたそうです。
今回の本番でも「息の合った演奏、素晴らしかった!」、
矢吹さんも「若い子たちのパワーがすごかったです!」とのことでした。

『一打の会木蓮組』
様々な職業、年齢層が集まったチームです。
矢吹さんは以前、別のグループで太鼓をやってましたが、
やっぱりまた始めたいと、3年ほど前に木蓮組に入りました。
「太鼓の音が好き。みんな仲良くやってます。」
未来さんは震災前から木蓮組にいるので、すでにベテランさんですね。
太鼓をやってる姿は、子どもたちには「いつもより真剣。コワイくらい。」だそうですが、
「子どもたちと同じ時間に同じことができるのは楽しいし、
一緒に楽しめるのも嬉しいです。」と話していました。
今回演奏した『謳天囃子(おうてんばやし)』、お祭りの賑やかな雰囲気や、
浮き立つような気持ちが表われていて、良い曲でしたよ。

『一打の会風凛』
『風凛』は、4月から名前を『仁風(じんぷう)』に変え、新たにスタートしています。
白石さん、実は仕事のため、コンサート本番には出られなかったそう。
欠かさず練習に参加しているそうなので、残念・・・ですが、
「少ない人数なので、それぞれマルチな技術が求められる。
これからも、カッコイイ!と思ってもらえるチームでありたいと思ってます。」

『十和奏壱鼓』
結成から10年を越え、メンバーの年齢も上がってきましたが、
「年齢に合わせてマイペースに、できることをやっています。」と鴫原さん。
鴫原さん自身、“気”を大事に、“気”を前面に出した演奏を心がけているそうです。

『一打の会つばさ』
チル打れんの中で「もっと太鼓を叩きたい!」という中学生を中心にしたチームです。
中学生らしい瑞々しさや伸びやかさが感じられて、すごく良い演奏でした。

『一打の会燈祇』
一打の会グループの団結の証『燈祇』。
「燈」には、「高く持ち上がる花火」「後世へつなぐ」の意味が込められています。
それぞれのチームから精鋭メンバーが集まっているため、
さすが、演奏に聞き入ってしまいますね。

『山木屋太鼓』(ゲスト演奏)
2001年に結成された川俣町の山木屋太鼓は、
「美しい自然、そしてここが故郷」をテーマにオリジナル曲を創作、演奏活動を行っています。
地区は避難指示区域となっていたため、それぞれの避難先から集まってくるなど、
厳しい環境の中でも、ずっと練習を続けてきたそうです。
私は、山木屋太鼓という名前は知ってましたが、演奏を聞くのは初めて。
ズシンと響いてくるような重厚な音、良かったですね~。

コンサートの今後について、石井さんは
「そもそもの趣旨・理念は、復興。
聞きに来てくださった方に、和太鼓で元気を届けたい。
来てくださった方が『元気をいっぱいもらった!』と言ってくださるようなコンサートに
これからもしていきたい。」

和太鼓の演奏を聞き慣れない方でも、この曲いいな、この演奏スゴイな、と
心が動かされるような瞬間がきっとあるはず。
ぜひそれを、コンサートで体感してみてください♪

 

5月18日の「音楽会の夕べ」は、
4月15日(土)に、中村病院で行われました
『第32回中村病院コンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
パーソナリティ
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