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音楽会の夕べ

2017.07.20 by 永井貴子
7月20日(木)福島県合唱フェスティバル2017 in アリオス

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今夜は、5月28日(日)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島県合唱フェスティバル2017 in アリオス』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、福島県合唱連盟いわき支部長の金成聡司さん でした。

福島県合唱フェスティバルは、県合唱連盟に所属する団体が集まって行われる、
コンクール課題曲の講習会と、その成果を発表するコンサートからなる催しです。
毎年、郡山で行われてきましたが、今回初めて、いわきでの開催となりました。

当日は、県内の中学校、高校の合唱部や、大学、職場、一般の合唱団など、
総勢600名超が参加。
講習会では、課題曲ごとに会場を分け、1曲につき90分という短い時間ながら、
先生方による分かりやすく丁寧な、熱のこもった指導を受けました。
その後のコンサートでは、コンクールでその課題曲を歌う(予定の)学校、団体が
即席の合唱団を結成し、講習会での指導の成果を発表しました。

講師を務めてくださった先生方は、4名。
作曲家で合唱指導者、指揮者の富澤 裕先生には、
NHK全国学校音楽コンクール、通称・Nコンの中学校の部の課題曲、
『願いごとの持ち腐れ』をご指導していただきました。
中学校の部の課題曲はここ数年、有名アーティストが作曲(作詞)することで話題を呼んでいますが、
この曲も、秋元康さんが作詞し、AKB48が歌っているということで、
ご存知の方も多いですよね。
また、最後に全員で歌った『COSMOS』の編曲もされていることから、
そちらの曲も指揮をしていただきました。
編曲者から直接指導を受け、さらに指揮もだなんて、貴重な経験ですよね。

福島大学混声合唱団などの指導をされている、伊藤 勲先生には、
全日本合唱コンクール混声合唱の課題曲
『Adorna thalamum tuum,Sion』の指導、指揮を。
伊藤先生は、県合唱連盟の前副理事長で、
福島の合唱を作り上げてきた、と言っても過言ではないほどの方だそう。

郡山第五中学校合唱部顧問の小針智意子先生には、
同じく全日本合唱コンクール混声の『Salve regina』と、
女声の『Ave verum corpus』、プーランク作曲の2曲。
小針先生は、郡山五中や前任の郡山二中などを全国大会に導いた指導者。
正直、小針先生の指導を受けたくてここに参加した人も少なくないくらい、
生徒からの信頼も厚く、憧れと尊敬の的となっている先生です。
金成さんも「オーラを感じた・・・。」とのことで、
皆さん、言葉ひとつももらさないよう、真剣に耳を傾けていたようです。

全日本合唱コンクール女声のもう1曲、『朱の小箱』は、
安積黎明高等学校合唱部顧問の宍戸真市先生。
室生犀星の詩を元にしたこの曲、美しい日本語ではあるんですが、
その情感を理解するのは、中学生や高校生には難しそう。
そんなところも、宍戸先生が丁寧にご指導してくださったようです。

各学校とも、コンクールに向けて練習に励んでいますし、
講習も受けた、ということもあると思いますが、
事前の合同練習もない上でのコンサートの歌声は、ホントに美しかったです。
当日、舞台袖で聞いていたと言う金成さんも、
「『合唱王国ふくしま』の名に恥じない素晴らしい演奏でした!」
と感心したようすでした。

いわき支部長として日々奔走する金成さん。
今後の福島、いわきの合唱について、次のように話してくださいました。
「一人でも多くの皆さんに、合唱の良さ、面白さを感じてもらいたいです。
また、様々なイベントを通して、そうしたものを発信できれば、と思っています。」

Nコン、全日本合唱コンクールともに、地区大会はこれから。
尊敬する先生方のご指導を受け、同じ舞台に立つことで刺激し合ったこの経験を生かして、
憧れの全国大会のステージを目指してくださいね!

 

7月27日の「音楽会の夕べ」は、
5月28日(日)に、いわきアリオス小劇場で行われました
『SUNRISE BIG BAND CONCERT 2017』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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