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岩手県北東部に位置し、太平洋に面する久慈市。砂鉄の産地でもある久慈市は江戸時代日本一の鉄産業の町であった。そんな久慈市も今回の震災で甚大な被害を受けている。死者4名、行方不明者2名、そして建物全壊の被害は324棟出ており、津波による船舶の被害は575隻に及んでいる。かなりの高台で安全と思ってしまう場所にも「津波浸水想定区域」という看板が目立った。
高台も津波想定区域になっていて、私たちには想像も出来ない。
快晴の空と奇麗な海に鯉のぼりが泳いでいた。
去年東京から引っ越してきての被災という男性は、海をいつまでも見つめていた。
久慈市に隣接している野田村。報道にはほとんど出なかったが甚大な被害があった村である。死者37名、家屋全壊308棟の被害が出ており、今回の被災により多くの村民が住居等を失った。10月の中頃には避難所から仮設住宅や賃貸住宅など入居し、日常の生活を取り戻しつつあるという。
巻網がすべて津波で流され、見つけては修繕の繰り返しで漁業がはかどっていないという。
左の丘になっているのは堤防で約10mほどある。津波はそこを超え集落を襲った。
いまだに漂流物がそのままになっている場所があった。
三陸鉄道。津波により、トンネルを出ると線路が消えている。
松が大量になぎ倒され、松林の様相がなくなった。
同じく久慈市に隣接している岩泉町。死者11名、建物全壊177棟の被害が及んだ。この町では漁港施設や港湾の損壊、漁船、漁具の流失、農地の冠水なども甚大な被害に見舞われ、漁業施設の被害は壊滅的だ。小本地区の主産業である漁業活動の再開にも深刻な影を落としており、地域経済の活力低下が懸念されている。現在、小本地区の早期復興を優先し、岩泉町全体のまちづくりの先駆的な取り組みとして復興計画を進めている。
巨大にそびえる水門を超え、町の頭上から津波がきた。
巨大な堤防と水門。
奥の水門の上を津波はやってきた。
小本中学校。
小本中学校の校庭。いまだに漂流物が放置されている。
小本中学校の室内プール。ここでは授業をおこなっていない。