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東電福島第1原発がある福島県双葉町、楢葉町などの神社を管轄する、福島県神社庁双葉支部。
その支部長を務めているのが、原発から20~30キロ圏内に位置する楢葉八幡神社の岡田正士宮司。
約千年にわたって応神天皇を祭ってきた神社である。
岡田宮司自身は「この場所で受け継がれてきた伝統を守ることが自分の役目。氏子らが戻ってくるのを待ち続ける」と残留を決め、早く地域に人が戻れるようにと祈り続けている。
緊急時避難準備区域の指定は、昨年10月に解除されたが、原発の不安からほとんどの地域住民は、
応急仮設住宅などで不自由な生活を強いられている。
それでも元日一番祈祷には、氏子の代表の方たちが集まった。そして仮設住宅からわざわざお参りにやってきた人たちもいた。
地域の人々が長年にわたって守り、受け継いできたのが神社である。
避難している人たちが戻ったときに、神社が機能していれば、祭礼などを通じ、必ず地域の求心力になるはずである。