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市民レポーターわがまち発信隊

2017.02.21 
11日が来るたびに(by. 錦町のたっく)

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写真は2月11日のいわき市南部にある岩間海岸です。
冷たく強い風が吹いて白い波しぶきが上がっていました。

大震災の際の行方不明者を警察官の皆さんが捜索しています。

ここで捜索にあたる警察官の中のお一人・池内弘和さんにお話をうかがいました。


 

=いわき南署管内ですと現在何人の方が行方不明ですか。

「4人です」

=捜索はどのようなペースで何人ほどの規模で行われていますか。

「毎月一回、11日に6人で行っています。
南署管内ですと勿来、小浜、岩間などを捜索しています。
天候等の条件により日がずれることもあります」

=捜索に当たられるのはどのような部署の方たちですか。通常はどのような仕事をなさっていますか。

「災害警備の仕事です。自分は双葉郡などで仕事をしています」

=これまで何度ほど行方不明者捜索の仕事をされましたか。

「20回です。自分は高知から派遣されて2年前に福島に来ました。
メンバーの中には千葉から来ている者もいます」
・・・福島県全体で現在197名の警察官が県外から派遣されているそうです。
池内さんは阪神淡路大震災の折、現地にいて、
箪笥の下敷きになり 助け出された経験があるそうです。
派遣元の高知も東南海地震が予想されており、
災害には助け合うことが必要だという強い思いで志願して福島県に来られたそうです。

=捜索はどのような方法で行われていますか。

「警杖⦅写真に写っている棒です⦆や レーキなどを使って砂や土の中の骨片を探します」
・・・池内さんは以前、鑑識の仕事をしておられたそうです。

=発見はありますか

「非常に難しいです。やっと骨片を見つけても動物の骨だったりします」
・・・砂浜には様々な貝が大量に落ちており
ちょっと歩いても、ご遺骨を見つけるのはとても難しいと感じました。

=捜索にはどのようなご苦労がありますか。

「暑さ寒さが厳しいですね。自分は高知から来ているので特に寒いのがこたえます。
福島の中ではいわきは暖かい方だとよく言われますが、それでもとても寒いです」
・・・ちなみに南署には大分から派遣されて来られた方もおられます。

=どのようなお気持ちで捜索に当たっておられますか

「ぜひ見つけたい。そう思っています」


・・・大震災の際には、いわき南署も被災してしまいました。

南署は緩やかな傾斜地にたっており前方には鮫川の堤防があります。
その堤防は無事だったのですが、
近くを流れる渋川というさして大きくない川をさかのぼった水があふれ
津波は署の前方にある鮫川や海の方からではなく、後方から襲ってきたそうです。

駐車場は水没。
車は使えなくなり、警察官の皆さんは腰まで水につかりながら
ゴムボートに被災者を乗せて運んだそうです。

自身も被災者でありながら 被災者の救助にあたったということで
警察官という仕事のハードさを感じます。

さて、岩間海岸ですが、
防潮堤の工事はメインの部分がほぼ終わり海側へ降りられる階段も完成していました。

道路わきには海岸利用者用駐車場が出来ています。

震災で流されたのですが、規模は小さいながら再生させたそうで
今後は震災以前の規模に戻す予定だということです。

道路から防潮堤に上がるための階段はまだ仮設ですが設けられています。

それらを利用して(土曜日だったからでしょうか?)
サーファーが(関東方面の方が多かったです)ボードを抱えて
次々と海に向かって歩いて行く様子が見られました。
また、犬を連れて散歩する方、クロダイを釣りに来たという方なども見かけました。

震災前、岩間海岸はサーファーたちに人気の場所でした。

まだ行方不明者が見つかっていない状態ではありますが
防潮堤が完成に近づき 以前の様子が戻ってきていることを感じました。

(by.錦町のたっく)