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市民レポーターわがまち発信隊

2018.01.08 
12月23日(土)西川ゆうの楽しい子育て 第9回

冬に罹りやすい幼児の疾患は?

寒さが厳しい中、少しずつ流行りの風邪の情報が私にも入って来ましたが、
皆さんはいかがでしょうか?

小さなお子さんをお持ちのママやパパにとっては、ハラハラする季節ですね。

そこで、気をつけなければいけない、乳幼児が罹りやすい冬の疾患について少しお話しします。


①ロタウィルス性下痢症
これは、アルコールなどの消毒は効かないことでも知られる疾患です。
灰色から白色の下痢と激しい嘔吐が1週間近く続きます。
潜伏期間は2~3日と短く、発熱は初期にあります。
乳幼児は脱水症状にならないよう、
また、消毒を徹底してご家族にもうつらないよう気をつけなければなりません。

②インフルエンザ
最も蔓延しやすい風邪のような疾患です。
急な高い熱が出始め、激しい咳もあるので、熱や咳での感染がしやすいものです。

③RSウィルス感染症
風邪に似ているため、鼻水やくしゃみなどの飛沫感染や、玩具での接触感染で拡がります。
潜伏期間がインフルエンザなどより長い 5日位なので、
いつのまにか肺炎になってしまったと言うことがあり、びっくりされる方もいます。

④マイコプラズマ肺炎
発熱があり、長く続く咳が特徴です。
RSウィルス感染症と同じように、
風邪だと思っていたら、肺炎になっていたということがしばしばあります。


以上は一例ですが、寒さなどで 体力や抵抗力が落ちている時に罹りやすい冬の疾患は、
室内を乾燥させないようにするのが一番です。
また、咳が酷い時は、部屋の温度を少し高めにし、湿度を上げてみましょう。

咳が酷くて夜に眠れない場合は、姿勢も大切です。
頭を少し上げ、寄りかかったような姿勢が楽です。

感染症には、手洗いやうがいをするのが基本ですが、
保育園や幼稚園などの集団生活の場においては、
自分のお子さんだけではなく、多くのお子さんを守る為に、
罹ってしまったら、症状に不安があれば直ぐに受診し、しっかり休むことを考えてください。

お仕事はなかなか休みづらいものですが、蔓延してしまったら 結果 長期の休みを強いられますから。

対策をしっかりして、暖かな春を気持ち良く迎えましょうね。

(by.西川ゆう)