去る２月２８日、勿来インターと四時ダム近くにある川部中学校で、心温まる感謝状の贈呈式がありました。

それは、、、
話は１８年前に遡ります。平成８年１１月１日、田子昌雄さん、孝子さんの息子さんが、通勤途中、高速道路でスリップし自損事故にて亡くなりました。

田子さんご夫婦のご心情は、計り知れないものがありました。

息子さんは、とても本がお好きであったことから、「息子の代わりにたくさん本を読んで貰いたい」という思いから、地元の幼稚園、小中学校（息子さんの母校）である学校に沢山の本が寄贈されるようになりました。

平成９年から贈られた本の総数は１０００冊以上になります。

川部中学校では、この寄贈された本を「田子文庫」として大切に保管し、子ども達に心のより所となっています。

そして、、、
生徒会専門委員会、図書後方委員会を主体に、この度、田子文庫に対する感謝の気持ちを伝える為に、生徒会主体で、感謝状を贈る会を設けました。

田子文庫の活用状況を田子さんに紹介したり、田子さんから、心に沁みるお話しを聞いたりしながら、手作りの金メダルと色紙と感謝状が贈られました。

地元の方々の暖かいお気持ちで支えられ、このいわきの片隅にある、小さな中学校に、暖かく大きな花が咲き続けることでしょう・・・。