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「吹く風を勿来の関と思えども 道もせに散る山桜かな」
これは源義家が勿来の関を通った際に詠んだ 有名な和歌です。
これから向かう未知の東北へ向かう勇ましい覚悟と..
はらり舞う 山桜をみて詠まれた歌ですが、その感性の美しさに
なんど詠んでも、共鳴してしまいます。
他にも、勿来の関は、清少納言が「枕草子」に書いていたり..
小野小町が切ない恋の歌で詠んだり、斉藤茂吉や..多くの作品に使われていて。
先のみえない….ミステリアスな関所だったのだな..と
昔の人々の暮らしに思いを馳せると、「来るなかれ」とされていたはずの勿来の関が、
今では、多くのお客さんでにぎわっていて 不思議な感じがしました。
今日の勿来の関は、これから開催される桜祭の提灯が取り付けられている最中でした。
平安時代の建築様式で建てられた、寝殿造の吹風殿(すいふうでん)では、
無料のミニライブが開かれていて、
その美しい日本庭園の池には、おたまじゃくしが自然のままに…
のびのびと泳いでいました。
桜はまだ五部咲きほどで.. あと数日で、満開の見ごろになりそうです。