7月初め、豊間にある、絵本美術館 「まどのそとのそのまたむこう」に行って来ました。

いわきに、こんな素晴らしい絵本美術館があると知ったのは、まだ寒い3月。事前申し込み制と知り往復はがきを出して、待ちに待った招待状が届いたのが6月末でした。

この施設は、いわき幼稚園さんが、在園児のために開館したものです。一般公開は、月に一、二回で、夏休み等の長期休みは公開されておりません。

開館から10年、安藤忠雄さんの設計と言うこともあり、絵本ファンばかりではなく、安藤ファンの来館も多いと言うことでした。

震災においては、強固な作りから、全くダメージが無く、本が数冊落ちただけだったそうです。驚きですね。

コンクリートの冷たい外観からは想像できないくらい、中は暖かな優しい空間でした。
1500冊の展示書棚には、猫の絵本だけで、ざっと250冊、犬なら100冊ほどが壁一面に並んでいました。

マザーグースや不思議の国のアリスの初版本や原書など、貴重な絵本も手に取って読めるなんて、驚きですよね。

地下1階から地上2階まで、迷路のように遊び心もあり、小さなお子様からお年寄りまで、お茶は出ませんが、サロンもあるのでゆっくり楽しめます。

クラシックやオペラのBGMが流れ、壁一面ガラス張りから眺める景色は、まだまだ復興途中を感じさせますが、いわきに、こんな場所があったなんて、誇りに思います。
どなたでも行けますが、招待状が届く日まで待っても良いよと言う方、是非、別世界のこの夢空間に行ってみてくださいね。

【見学申し込み方法】
事前申込制となっております。
下記住所へ往復はがきに住所・氏名・連絡先を明記のうえ郵送してください。
※電話番号は非公開
〒970-0224
いわき市平豊間字合磯209-42
絵本美術館 まどのそとのそのまたむこう

（by 西川ゆう）