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市民レポーターわがまち発信隊

2018.05.26 
5月26日(土)老人力!ボランティア・関の子広場サポーターの皆さん (by錦町のたっく)

0526たっく

写真はJR東日本・常磐線で福島県の最南端の勿来駅前にある関の子広場の建物です。

名称は民間公番(こうの字が交ではなく公となっていますが間違いではありません)
ここは勿来駅周辺にお住いのボランティア、関の子広場サポーターの皆さんの事務所です。

今日は、この関の子広場サポーターの皆さんにお話をうかがいました。

=どのような活動をしておられますか?
「まず、市の委託を受けて勿来駅前の駐輪場の管理をしています。
これはボランティア活動の資金源になります。
また、同じく市からの委託で市が勿来駅隣に設置したトイレの清掃もしています。
ボランティア活動としては、まず、勿来駅周辺の清掃を平日は毎日行っています。
それから小中学生の下校時の見守りです。
また。駅に来て道が分からないという人に道案内をしています。
平日は午後2時から7時までは必ずここにだれか人がいるようにしています」

=どのようなメンバーが活動していますか。
「主に仕事をリタイヤした人たちの集まりです。人数は約40名。
こちらはほとんどが男性で女性が一人だけいます。
毎水曜日は福島県立勿来高等学校と福島県立いわき支援学校くぼた校の先生たちと共に
生徒さんたち約20名ほどが駅の清掃をしに来てくれます。
その時は老いも若きも一緒になって活動します。
それから警察官の方たちと情報交換をしたりします。保護司の方が一緒に活動することもあります。
また、地元企業の皆さんから多大なご協力をいただいてもいます」

=いつから活動していますか。
「平成19年6月1日からです」

=どんなご苦労がありますか
「何といっても冬は寒くてきついです。
それから、会員がどんどん高齢化し減ってきているので会員を確保するのが大変です。
子ども見守り隊の活動では、
カバーする面積が広い割にメンバーが少なく、車でパトロールできるとよいのですが
スタート位置である関の子広場には駐車場が確保できなくなり、見守りが困難になっています。
それでも地元の企業・根本通商さんのご厚意で関の子サポーターの活動のために
駐車スペースを貸していただいています」

=駅周辺を利用なさる方たちに伝えたいことはありますか。
「依然としてごみが減りません。特にタバコのポイ捨ては多いです。
ごみはごみ箱に捨ててほしいですね」

=子ども見守り隊についてはいかがですか
「もちろん一緒に歩いていただけるといいのですが、それが難しいというような場合でも
子どもさんが下校するころに家の前に立っていてくれるだけでも見守りになると思います」

・・・小学校児童それぞれの学年の下校時刻に合わせて
見守りのために1日に何度も学校と児童の住む地域とを往復して歩いておられる
関の子広場会長の田山和則さんの言葉です。・・・なるほどと思いました。

『ただ立っているだけでは』ということであれば、
庭に出て花などの手入れをされるだけでも良いのではと思いました。


・・・取材でお会いしたのは年配の男性だけでしたが、皆さん生き生きとして活気にあふれておられました。
近年、特に男性の引きこもりが問題になっているようですが
関の子広場ボランティアの皆さんはそういう問題とは無縁のようでした。
活動しながら互いにいろいろな話ができることが活力の源にもなっていることを感じました。

(by錦町のたっく)

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