写真は福島県最南端の港・勿来漁港の南側で九面（ここづら）という地域です。

この突き出した岩山の向こうは茨城県です。

そしてすぐそこに平潟港があります。

勿来漁港は２０１１年の大震災以来市場は閉鎖されていましたが
今年の９月に再開する予定となっているそうです。

こちらは漁港の北側です。

競り場と倉庫が見えます。

この山の向こうは勿来海岸です。

漁港の関係者の皆さんは現在どのような状況なのでしょうか。
漁師さんや関係の皆さんにお話を伺いました。

大震災でこちらの漁港はどのような被害を受けましたか？
人的被害はここは全くありませんでした。
残念ながら船を出せなかったところは津波にやられてしまったのですが
ほとんどの船が沖に出たので船も無事でした。
沖で一晩過ごしたあと みんな無事戻ってきました。

市場が再開されることについてどのように感じていますか？
市場が閉鎖となっていたのでこれまでは 沼の内漁港まで魚を運んでいました。
それがまた自分たちの地元に持ってこれるようになるので、楽になってうれしいです。

現在はどのような魚をとっていますか？
ヒラメ、コチ、ホウボウ、アナゴ、ヤナギガレイ、マコガレイなどをとっています。
ワタリガニなどもとります。

魚の状態、とれ高はいかがですか？
福島の海は漁をあまりできなかったせいか
１度の漁で震災前より多くとれます。

今の魚の売れ具合はいかがですか？
風評被害があって魚は震災前の値段に戻りません。
安いままです。

現在はどのような準備をしていますか？
本格的な操業に向けて、今は魚を一生けん命とっています。
一つの種類についてある程度以上の量がとれないと 市場としては成り立ちません。
たくさん魚をとれるように シケの日以外は漁に出ている人もいます。

（わき道情報）　勿来海水浴場

７月２１日の勿来海水浴場です。

新型コロナ感染症の予防のため
今年も海開きはありませんでした。

波打ち際にテントを張っている方たちはいましたが、海風を浴びてのんびり…といった感じでした。

その他に人を見かけませんでした。

（ｂｙ.たっく）