今夜は、1月15日（日）に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『常光今日子　ヴァイオリン名曲コンサート』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、常光今日子さん　でした。

今日子さんにご出演いただくのは、久しぶりのこと。
こうして2人で話す機会もなかなかなく、楽しませていただきました(^^)

さて、「ヴァイオリン名曲コンサート」は、
普段あまりクラシック音楽を聞かない人でも
この曲なら知ってる！、コレは聞いたことがある！という曲を集め、
ヴァイオリンに親しんでもらおうというコンサートです。

リサイタルやアンサンブルなどとは別に、
こうしたコンサートをやりたいとずっと思っていたそうで、
それはひとえに、

『いわきにもっと弦楽器人口を増やしたい！』
『ヴァイオリンを広めたい！』

との強い思いがあるから。
お客様からは、「ヴァイオリンの色々な曲が聞けて楽しかった」、
「テレビで聞いたことのあるフレーズが、
全体を通して聞くとどういう曲なのか分かって良かった」などの声が聞かれ、
好評だったようですよ。

エルガー：愛の挨拶
クライスラー：美しきロスマリン
クライスラー：愛の悲しみ
クライスラー：愛の喜び
パガニーニ：カンタービレ
ベートーヴェン：ヴァイオリンソナタ第5番≪春≫より第一楽章

ハチャトリアン（ハイフェッツ編）：剣の舞
violinのお話
リムスキー＝コルサコフ：シェヘラザード「オリエンタルダンス」
マスネ：タイスの瞑想曲
サラサーテ：ツィゴイネルワイゼン

ヴァイオリンと言えばこの曲！みたいな曲が並んでますよね。
どの曲を聞いても、あぁ～私でも知ってます～♪という感じで、
気持ちに余裕が持てる(笑)と言うか、ゆったりした気分で聞かせていただきました。

エルガーやクライスラー、あらためて美しい曲だな～と思いますね～。
「剣の舞」「シェヘラザード」は、コンサート初披露だそう。
オーケストラの演奏で聞くのとはまた違う雰囲気になりますね。
「シェヘラザード」は、クライスラー編曲のものを演奏しましたが、
もうひとつ、別の編曲もあるそうです。
そうなると、そちらも聞いてみたくなりますよね。

ピアノ伴奏は、津山博子さん。
一緒にステージに立つ機会も多く、
「音楽に対して真剣で、研究熱心な方。
自分の持っているものをさらに引き出してくれて、毎回新しい発見がある。」
と、今日子さんも信頼を寄せています。
今回のコンサートでは、津山さんのピアノも聞かせどころでした。

そして、「violinのお話」のコーナー。
ヴァイオリンの種類や、今日子さんがヴァイオリンを始めたきっかけなどを、
演奏を交えてお話ししました。

今日子さんがヴァイオリンを始めたのは、3歳のころ。
「発表会で『メリーさんのひつじ』を弾きたい！」「キレイなドレスを着たい！」
と、自分からやる！と言ったそうです。
今日子さんのおうちは、おじいさまもお母様もヴァイオリニスト。
ヴァイオリンは常に身近な存在ではあったと思いますが、
始めたきっかけが子どもらしくて、カワイイですよね(笑)

また、ヴァイオリンにはいくつかのサイズがあって、
一番小さいのが1／16、そこから1／10、1／8・・・と大きくなって、
私たちが所謂ヴァイオリンと思っているものがフルサイズ＝4／4、となります。
小さい楽器は子ども用で、身長や腕の長さを目安に楽器を選ぶそう。
大きさを分数で表すこととか、こういうお話、興味深いですね～。

今日子さんの『弦楽器を広めたい』という気持ちは、このコンサートだけでなく、
子どもたちへ音楽を届ける、という活動の中でも貫かれています。
耳で聞くだけでなく、目で見て、手で触れて、からだ全体で音楽を感じることで、
弦楽器をより身近に感じてくれる子(もちろん大人も)が増えていくといいですね。

今日子さんがソロコンサート・ミストレスを務める
いわき室内合奏団の第3回演奏会が開催されます。
ソリストには、日本フィルハーモニー交響楽団チェロ奏者で
今日子さんの大学の同級生でもある、横山 桂さんをお迎えします。
6月25日（日）13：30～　いわきアリオス音楽小ホールにて
こちらもぜひお楽しみください♪

4月27日の「音楽会の夕べ」は、
2月5日（日）に、中央台北中学校体育館で行われました
『第12回バレンタインコンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪