今夜は、9月10日（土）に、いわきアリオス小劇場で行われました
『江尻ひとみ・山崎雅子　2台のピアノによるコンサート』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
ピアノの江尻ひとみさん、山崎雅子さん、
ホルンの石河 明さん、チェロの岩谷暁子さん　でした。

江尻さん、山崎さんがデュオを結成したのは、1998年。
2011年8月、第4回横浜国際音楽コンクール「2台ピアノ部門」で審査員特別賞を受賞。
2012年2月には、アリオス大ホールでの復興支援コンサートに出演、
同じ年の8月には、フランス・ストラスブールにて東日本大震災支援コンサートを行うなど、
様々なコンサートで演奏を披露しています。

2013年に続き、2回目となった今回のコンサートでは、
2台ピアノ、連弾に加え、ホルンとチェロとの共演もあり、
お二人とも「楽しかった。」「和やかな感じだった。」と、笑顔でおっしゃっていました。

実は、江尻さん、山崎さん、岩谷さんは、
明先生のお父様、石河 清先生の下でピアノを習っていた同門の門下生で、
明先生も含め、皆さん幼なじみなんです。
そんなこともあってか、話しているとアットホームな雰囲気が伝わってきて、
コンサートの本番も、こんなふうにあったかい感じだったんだろうな～と想像できました。

その4人と、岩谷さんの旦那さま・和春さんが共演したのが、シューマン作曲
『アンダンテと変奏曲　作品10　～2台ピアノ、2つのチェロとホルンのための室内楽版』。
ピアノとホルン、チェロという特殊な編成のためか、演奏される機会があまりないそうですが、
「いつかこの曲を、この編成で演奏してみたい！」と、機会を探っていたそう。
楽譜も何とか手に入り、今回のコンサートでやろう！となった時に、
「ホルンと言えば明くん！、チェロと言えば岩谷夫妻！と、すぐに思い浮かびました！」

石河明さんは、ベルリン交響楽団首席ホルン奏者、東京交響楽団ホルン奏者を経て、
現在は、いわき秀英中学高等学校非常勤講師、及び女声合唱団を指導されています。
岩谷暁子さん、旦那様の和春さんは、いわき室内合奏団、石川フィルハーモニックに在籍し、
数々の演奏会に出演しています。（暁子さんは、いわき交響楽団にも在籍。）

コンサート出演の話があった時に、明先生は、
「実はあまりよく知らない曲だったので興味があり、快諾しました。」ということですが、
一方の岩谷さんは、
「何だか『私でいいのかしら？』と思ってしまって・・・。」と対照的な反応(笑)
それでも、「練習で合わせるのは楽しくて、幸せな時間でした。」とのことでしたし、
明先生も「やればやるほどいい曲だなぁ～、と。」、
江尻さんも「ピアノ以外の音が聞こえてくるのは快感でした。」と、
皆さん、練習も含めて、曲を楽しんだようすでした。

その他、バッハ、モーツァルト、ブラームス、プーランク、ドビュッシー、ミヨーといった
多彩な曲を演奏、
さらに、曲の間には、雅子さんの義兄で国立音大教授の友利 修先生が
曲の解説や、ドイツ音楽とフランス音楽の違いなどのお話をしてくださり、
（しかも「ボク、やろうか？」と、友利先生自らこの役を買って出てくださったそう！）
コンサートをより分かりやすく、深みのあるものにしてくださいました。

江尻さんと山崎さん、普段はそれぞれに活動されていますが、
二人が一緒になった時には、『１＋１＝２』以上の、何倍もの魅力を持っていて、
コンサートは勿論、お二人の関係も素敵だな～って思いました(^^)

お二人が事務局を務める「ニース国際音楽アカデミー」、来年も開催されます。
1月6日（金）　いわきアリオス音楽小ホールにて、オープニングコンサート、
7日（土）、8日（日）は公開レッスンです。
今年のコンサートのもよう、番組でご紹介させていただきましたが、
オリヴィエ・ギャルドン先生のピアノ、必聴です！
須田眞美子先生も、とってもステキな方でした。

明先生が指揮・指導する女声合唱団ラ・ヴィアン・クールが来年、30周年を迎えます。
その記念コンサートが、5月28日（日）　いわき市文化センター大ホールにて。

岩谷さんご夫妻が在籍する、いわき室内合奏団の演奏会は、
6月25日（日）　いわきアリオス音楽小ホールにて。

12月22日の「音楽会の夕べ」は、
10月2日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島工業高等専門学校吹奏楽部　第38回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪