今夜は、2月5日（日）に、いわきアリオス小劇場で行われました
『福島県立湯本高等学校合唱部　第34回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、湯本高校合唱部より
3年、部長の阿部 栞さん(Sop)、副部長の会田桃茄さん(Sop)、
2年、勝沼結理さん(Alt)、小澤菜々美さん(Sop)、
顧問の関 成利先生　でした。

創部58年目にして、34回目の演奏会を行った湯高合唱部。
満員となった客席に、部員たちも正直驚いた(笑)みたいで、
「自分たちのためだけにお客さんが来てくださったことに感動しました！」
と桃茄さん。
部員数13名という少数ながらも、これまでどおり美しい歌声で
満員のお客様を魅了しました。

第1部は、コンクールステージ。
合唱コンクールやアンサンブルコンテストで歌った曲など、5曲を演奏しました。
コンクールではやはり、より良い賞を、より上の大会を、という気持ちがありますが、
演奏会では、それまでの練習の日々や大会本番のことを思い出しながら、
楽しんで歌えたそうです。

第2部は、学生企画ステージ。
「オズの魔法使い」を土台にした劇を披露しました。
シンデレラや乙姫など、様々な童話、昔話の登場人物が
一緒に旅をする中でそれぞれの願いを叶え、成長していく物語、だそうです。

このステージの担当は、菜々美さん。
なんと、小学生の時に湯高合唱部の定演で劇を見て、
「私もこの高校で劇をやりたい！」と思ったそう。

・・・・・・ん？劇やりたい？合唱部で歌いたい、ではなく？？(笑)

先輩たちを思い浮かべながら自ら台本を書き、
「お願いします！やってください！」とそれを配ったというから、
ホントに“ここ”で劇をやりたかったんですね～。
まさに、劇のとおり夢が叶って、良かったね(≧▽≦)

第3部は、「歌のチカラ」と題し、
賛助出演の合唱部、合唱団とともに、4曲を披露しました。
出演したのは、湯本第一中学校合唱部、コール・フロイデ、
いわき光洋高校合唱部、湯本高校合唱部OG　の皆さんです。
一生懸命な後輩や、同世代の合唱部、安定感のある先輩たちと一緒に歌うことは、
皆にとって良い刺激となったでしょうね。

また、指揮者として、湯本一中合唱部顧問の田中孝雄先生、
光洋高校合唱部顧問の八代悦二郎先生、湯本高校事務職員(当時)の増田彩花さん、
伴奏には、光洋高校卒業生の石井沙理奈さんと
湯高合唱部OGの草野未佳さんをお迎えしました。
田中先生は「面白い先生」「独特の雰囲気」「経験豊かでスゴイ先生！」とのこと。
八代先生については「生徒のことを分かってくれてる」
「自分たちの良いところを引き出してくれる」だそうですよ。
また、増田さんにはコンクール曲の指導もしていただくなど、
一年を通してずっとお世話になっていたそうです。
（現在は、会津地方の高校に勤務されているそう。）

さて、先月18～25日までの間、
本日のゲスト4人を含む湯高合唱部の6名は、日本代表の高校生の一員として、
ニューヨーク・リンカーンセンターにて歌声を披露してきました。
これは、『プロジェクト　ハンド・イン・ハンド』という震災復興イベントで、
毎年、東日本大震災被災地の高校生らが招待されており、
音楽を通じてオーケストラや歌手と共演・交流し、
グローバル人材を育てようと行われているものです。
（今回は、仙台南高校合唱団、ハンドインハンド名取の皆さんと一緒でした。）

昨年12月と今年1月に行われた国内合宿にも参加し、NYでの本番では、
Philharmonia Orchestra of New York（PONY）首席指揮者、山田あつしさんの指揮の元、
オペラの楽曲などを披露しました。

高校生でNYの舞台に立つ！・・・・・・スゴイ経験ですよね！
ずっと心に残るだろうし、この経験を糧に、さらに大きく羽ばたいてほしいですね。

番組の中では曲を聞きながら、
「◯◯ちゃんの声だ！」とか「◯◯先輩に会いたいな～。」とか話していた4人。
部員数が少ないからこそ、仲の良さと言うか、絆の強さを感じました。
この演奏会の時の3年生が卒業して、今は2、3年生だけで部員8名。
新1年生の皆さん！湯高合唱部は、アナタをお待ちしてますよ～！

4月20日の「音楽会の夕べ」は、
1月15日（日）に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『常光今日子　ヴァイオリン名曲コンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪