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音楽会の夕べ

2020.01.16 by 永井貴子
1月16日(木)魅惑のトリオ・コンサート その2

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今夜も先週に引き続き、
昨年11月25日(月)に、いわきアリオス小劇場で行われました
『テノール、バリトン、ピアノによる魅惑のトリオ・コンサート』をお送りしました。

スタジオのお客様は、
コンサート主催の鈴木幸江さん、テノールの山際隼人さん、ピアノの長瀬賢弘さん でした。

(財)エウテルピス音楽芸術文化財団が主催する「若手新鋭音楽家演奏会シリーズ」。
第2弾は、テノールの山際隼人さん、バリトンの木村孝夫さん、ピアノの長瀬賢弘さんの、
男性3人による「Trio Tribus(トリオ・トリブス)」のコンサートでした。

コンサートの前半を中心にご紹介した先週に続き、今夜は第2部の演奏をお届けしました。

第2部は、シューマン作曲「献呈」からスタート。
山際さんが歌う歌とピアノ版(原曲)と、リストが編曲したピアノ独奏版を続けて演奏し、
2曲の違いをお楽しみいただきました。
山田耕筰メドレー、長瀬さんのピアノ、木村さんの独唱、合唱でも人気の「落葉松」に続き、
最後はヴェルディ「友情の二重唱」(オペラ「ドン・カルロ」より)で締めくくりました。

「献呈」はシューマンが愛する妻クララのために作った曲。
そんな二人に対する祝福や友情の気持ちを、リストはピアノ版に込めたそう。
2曲続けて聞けるのは、歌とピアノ、二人の音楽家がそろった演奏会ならではのプログラムですね。
「友情の二重唱」は、長瀬さんが以前、山際さんのコンサートでこの曲を聞いた時に
「ぜひ一緒にやりたい」と話したことから今回実現しました。
山際さんと木村さんに長瀬さんが加わって、よりカッコ良さが増した気がします。

歌との共演について長瀬さんは「元々アンサンブルが好きなので楽しかった」として、
「歌詞=ことばがあることで“歌わせる”ことを実践、実感できたコンサートでした。
言葉を口ずさむことでわき上がってくるものがある。とても勉強になりました」とのこと。
幸江先生が常々おっしゃっている「ことばが音楽を作っている」「ことばが大切」ということを
私もあらためて感じさせていただいた思いです。
ちなみに、長瀬さんが口ずさんでいた声、そばで歌っていた山際さんは勿論、
舞台袖にいらした幸江先生にも聞こえていたとか・・・(笑)

そして、アンコールの「猫の二重唱」(伝ロッシーニ)。
ついさっき、「友情の二重唱」で固い握手を交わし男の友情をカッコ良く見せてくれた二人が
猫耳を付けて登場! しかも『ニャア~』しか言わない!(←そういう歌詞だから)
いやぁ~、女子の心をくすぐりますね~(笑)
今回は、木村にゃんこ(オス)が山際にゃんこ(メス)の気を引こうとあれこれ頑張る、
というお話になってるんですが、最後、木村にゃんこが懐から取り出したのは、札束!
「イチコロでした」と山際にゃんこ。
結局、金かっ!・・・て言うね、いいオチでした(笑)

コンサートを主宰したエウテルピス音楽芸術文化財団は、
芸術文化の創造・発展、活気ある地域社会の実現などを目指し、2018年に設立されました。
これまでにコンサートや講演会、講座などを開催し、活動を広げています。
財団の理事長である幸江先生は、
「こうしたコンサートが年に何回もできるよう、また、新しいシリーズも考えています」
ということで、また何か新しい音楽、芸術に出会えそうですね。
山際さん、長瀬さんも「トリオ・トリブスの活動を今後も続けていきたい」
とおっしゃっていたので、次回のコンサートを楽しみにしたいと思います。
(次、猫耳付けるなら、長瀬さんもご一緒に・・・(笑))

 

1月23日の「音楽会の夕べ」は、
昨年12月7日(土)に、中村病院で行われました
「第40回中村病院コンサート」の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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