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音楽会の夕べ

2019.10.17 by 永井貴子
10月17日(木)平FG合唱団 創立60周年記念演奏会

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今夜は、9月14日(土)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『平FG合唱団 創立60周年記念演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、平FG合唱団より、
団長の石川幸成さん(Bass)、寺岡理一さん(Bass)、
馬上朋江さん(Sop)、高橋明日香さん(Sop) でした。

平FG合唱団の皆さん、60周年おめでとうございます!

平FG合唱団は、1959(昭和34)年に故・石河清先生により創設された混声合唱団です。
定期演奏会の開催やコンクールへの参加の他、市内や県内を中心に演奏活動を行っています。
F(エフ)はFreude=喜び、G(ゲー)はGruppe=仲間を意味し、
『音楽をする喜びを分かち合う仲間』たちとの想いが込められています。
ちなみに、福島県で3番目に歴史ある合唱団なんですよ。
(1番は福島市のFMC混声合唱団(1947年創立)、続いて会津混声合唱団(1952年創立))

演奏会では、ミサ曲、思い出の曲、
そして記念演奏会にふさわしいスケールの大きな作品を歌い上げ、
会場の皆さんと一緒に歌う曲も用意するなど、華やかであたたかいコンサートになりました。

第2ステージは『現在(いま)そして未来』と題し、
60年の歴史の中で歌ってきた数多の曲から思い出の曲を選び、披露しました。
このうち、「河童昇天」「混声合唱組曲『阿武隈の雲』より ばった」は、
石河清先生作曲の合唱曲。
特に、1962年の全日本合唱コンクール課題曲である「河童昇天」は、
今回の演奏会で唯一の男声合唱曲ということもあって、
「この曲が聞けて良かった」など、お客さまからも好評だったそうです。

第3ステージは、丸山豊作詞、團伊玖磨作曲の「混声合唱組曲『筑後川』」。
5楽章からなるこの曲は、阿蘇の山中で一滴の水が川となり、ダムとなり、
流域の人々の生活を潤し、最後は海へとそそぐ、という壮大なスケールの作品です。
市内の合唱団に参加していただき、100人合唱団を結成してこの曲に臨みました。
参加したのは、湯本第一中学校合唱部、女声合唱団ラ・ヴィアン・クール、
いわきメンネルコール、いわきグリークラブ、いわき市役所混声合唱団、いわき楽友会合唱団、
そして平FG合唱団OB・OGの各団体です。

寺岡さんは「とにかく感動!」、石川さんも「『筑後川』が歌えてよかった!」と一言。
最後の楽章「河口」だけ歌ったことがあったという馬上さんは、
「川が生まれたところから人の営みがあって最後の『河口』につながってるんだ!
壮大な曲なんだ!と(あらためて感じた)」と興奮気味に話してくれました。
100人での合唱ということで、さすがの迫力、厚み、深み!
なかなか聞くことのできない大合唱の響き、私も楽しませていただきました~。

楽しませていただくと言えばもうひとつ。
演奏会パンフの「筑後川」の曲目解説が、指揮者・田中孝雄先生の旅行記になってるんです。
その名も「筑後川 暴風雨の川下り!」(笑)
身の危険を感じるほどの暴風雨とのことでしたので、
もう一度があるのならぜひ、晴天の筑後川も見ていただきたいですね!

団最年少で大学生の高橋さんは今回、友人や大学の先生なども聞きに来てくれたそうで、
「若い世代に合唱に触れる機会を作れて良かったです」と話していました。
FGのさらなる歴史のため、そしていわきの合唱のためにも、
若い方たちに合唱を知ってもらうことは必要、と石川さんたちも話していて、
今回のような演奏会を通じて、合唱に興味を持ってもらえたら嬉しいな、と私も思います。

 

10月24日の「音楽会の夕べ」は、
『オータムコンサート2019』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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