今夜は、8月2日（水）に、いわき市文化センター大ホールで行われました
『真夏のオペラガラコンサート』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
コンサート主催の鈴木幸江さん、テノールの山際隼人さん　でした。

これまで、夏のこの時期には、
山際さんご自身が主催となって、テノールリサイタルを開催してきましたが、
今回は、山際さんの歌の先生である幸江先生の主催で、
ソプラノとバリトンのお二人も出演してのガラコンサートとして行われました。

ガラコンサートの「ガラ」には、祝祭、饗宴、華やかな宴・・・と言った意味があり、
オペラのアリアや、有名な曲の一部の楽章だけを演奏したりすることが多いそう。
山際さん曰く、「オペラのいいトコ取り」・・・ナルホド(^^)
こうしたコンサートは、いわきではなかなか聞く機会がないということもあり、
お客様からもとても好評だったそうです。

かく言う私も、当日会場で聞かせていただきました(^^)
おひとりで歌う時とはまた違う、山際さんの新たな魅力が見られた気がして、
最後まで楽しませていただきましたよ。

というわけで、歌い手3名と、ピアニストのフランチェスカ・バイグィーニさん、
合わせて4名が出演した今回のコンサート、
男女の愛あり、男同士の友情ありの、多彩なプログラムをお届けしました。

共演したのは、山際さん同様、幸江先生の門下生である、
ソプラノの畔栁幸代さん、バリトンの木村孝夫さんのお二人。

畔栁さんは、愛知県のご出身。国立音楽大学、大学院声楽専攻オペラ課修了。
8年間、イタリア・ミラノ音楽学院に在籍し、
数々のコンクールで1位を受賞、様々なコンサートでソリストも務めています。
地元を中心に各地でソロ活動するとともに、合唱指導も行っています。

木村さんは、大阪のご出身。大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。
小ホール規模でのオペラや、日本語訳によるオペラの企画・参加、
さらにはオペラの演出も手掛けるなど、
オペラを身近に感じてもらうための活動にも力を注いでいます。

やっぱり～、美しいドレス姿の女性が現れると、舞台が華やぎますね～。
（いや、山際さんも男前なので、お一人でも十分魅力的なんですけどね(笑)）
幸江先生によると、畔栁さんのお衣装はすべて、お母様のお手製だそう！スゴイ！
木村さんも耳に心地よいお声の持ち主で、しかも彫りの深いお顔立ち！
たぶん、客席のお姉サマ方は“ザワザワ”してたと思いますよ！(笑)

畔栁さんと山際さんが手を取り合って愛を語らう場面、
「共に戦い、共に死のう」と、熱い友情を交わす木村さんと山際さん・・・
もぉ～～、キュンキュンしました！(≧▽≦)

幸江先生は、30年にわたりイタリアで活動されていて、
山際さんがミラノで師事していたのも、幸江先生です。
コンサートの開催にあたっては、一人でも多くのお客様に応援してもらえるよう、
出演者それぞれの良さをより引き出せる選曲やプログラムを考えたとのことで、
「いろいろな経験を積んでほしい。
自分が主催ではないコンサートに出演することも大事。」とおっしゃっていました。

以前、山際さんにご出演いただいた時に、
「『言葉が大切』といつも先生から言われる」とお話しされていた、
この先生がまさに、幸江先生。
今回もやはり、「言葉を伝えることが大事」というお話をされていて、
それが、とても心に残りました。

余談ですが、番組中、
イタリア語の「ウ」の発音を教えていただき、やってみましたよ。
しかし・・・・・・幸江先生からも山際さんからも、最後までＯＫはもらえず・・・
「すぐにできちゃったら、ボクがこれまでやってきたことは
何だったんだ？！てことになっちゃうから。」と、山際さん。
そりゃそうだ(笑)
でも、山際さんは、こういう微妙な違いを一つひとつ勉強し、
自分のモノにしてきたんだな～、ということを、あらためて感じましたよ。

実は、幸江先生とこうしてお話しさせていただくのは初めてだったんです。
どんな方だろう・・・と緊張していましたが、
明るくて、気さくにお話ししてくださって、ステキな方でした～。
そんな先生の隣で、無口になってる山際さん・・・面白かったです(笑)

次回のコンサートは勿論、来年の夏。
次はまた、『大きな』ことができれば・・・とのことですから、
楽しみですね！

10月12日の「音楽会の夕べ」は、
9月3日（日）に、勿来市民会館で行われました
『第24回　にしきフレンドリーコンサート』の予定です。
どうぞお楽しみに♪