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今夜は、今年開催された演奏会をご紹介しました。
11月2日(月)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『有森博&長瀬賢弘ピアノデュオシリーズ ロシア秘選集Vol.9「彩」』でした。
スタジオのお客さまは、ピアニストでいわき短期大学准教授の長瀬賢弘さん でした。
当初は8月に開催予定だったこちらのコンサート。
蔓延防止重点措置による延期を経て、11月に開催することができました。
昨年の『Vol.8「語」』いわき公演は中止となってしまっただけに、
2年ぶりの開催を待ち望んでいた方々も多かったでしょうね。
長瀬さんも「地元の公演は安心しますね」とおっしゃっていました。
こちらのコンサート、今週と来週2週続けてご紹介します。
今夜ご紹介したのはプログラム前半のこちらの曲。
2台のピアノのためのソナタ 第1~3楽章
サーカス・ポルカ
2台のピアノのための協奏曲 第1~3楽章
モーツァルト/ピアノソナタK.545
バッハ/主よ人の望みの喜びよ
今回はオール・ストラヴィンスキー・プログラムということで、
近代ロシア音楽の金字塔を打ち立てたストラヴィンスキーのピアノ作品をお届けしました。
「このシリーズで、これまでで一番前衛的な内容だったと思う」と長瀬さん。
なので「途中で帰っちゃう人がいないといいな、と心配だった」とも(笑)。
(もちろん、皆さん最後まで楽しんでくださいましたよ。)
ストラヴィンスキーは生涯を通してさまざまに作風を変えてきたそうで、
「本当に同じ人が作ったのかな?!と思うほどいろんなことに挑戦してきた」とのこと。
たしかに、「ソナタ」の第1楽章、あれ?これでいいのかな?と思うような唐突な曲の入りで、
全体的に音数が少なくシンプルな印象を受けた一方、
「協奏曲」はそもそも2台ピアノのオリジナル曲にもかかわらず、
オケ曲をピアノ版に編曲したのかなというくらい複雑で技巧的に感じられて、
ストラヴィンスキーの作風の違いも興味深く聞くことができました。
12月2日の「音楽界の夕べ」も、こちらのコンサートをご紹介します。
どうぞお楽しみに♪