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今夜も先週に続き、11月2日(月)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『有森博&長瀬賢弘ピアノデュオシリーズ ロシア秘選集Vol.9「彩」』でした。
スタジオのお客さまは、ピアニストでいわき短期大学准教授の長瀬賢弘さん でした。
今回のタイトルは『彩(いろどり)』。
いつもは長瀬さんがいくつかの漢字の候補を挙げて有森先生と話し合って決めるんですが、
「今回は有森先生のほうから『これしか思い浮かばないんだよね』と提案してくださった」
ということで、こういうことが珍しいそうです。
長瀬さん自身、曲を弾き込んでいくにつれ色とりどりで色鮮やかで
キラキラするような『いろどり』をひしひしと感じ、
「これしか浮かばない」という先生の言葉を実感したそう。
今夜はプログラムの後半、「バレエ『ペトルーシュカ』」をお聞きいただきました。
ストラヴィンスキーの三大バレエのひとつで(「火の鳥」「春の祭典」)、
命を弾き込まれた人形=ペトルーシュカが人形に恋をする物語。
ペトルーシュカは最後、殺されてしまうのですが、
そこで終わらず、亡霊となって現れるという、不思議な不気味な結末になっています。
人形であるならば亡霊になるはずもなく、でも亡霊として現れたということは
命があったということで、でもでもやっぱり人形なんだから・・・・・・
う~~ん、深く考えてしまいますよね。
「ペトルーシュカ」の2台ピアノ版は「聞いても弾いても楽しい」と長瀬さん。
譜めくりの方に叩いてもらったトライアングルやタンバリンの音も加わって
それぞれの場面がイメージしやすくなり、より楽しんで聞くことができました。
さて次回はいよいよ第10回。
「趣向を凝らした回にしたい」とのことですので、
まずは無事に開催されることを願いながら、来年を待ちたいと思います。
そして、長瀬さんと言えば、プロコフィエフのピアノ作品全曲演奏会。
第6回が2022年5月23日に、東京文化会館にて開催予定です。
何度か延期されているこちらの公演、次回こそは!
12月9日の「音楽界の夕べ」も、皆さんに楽しんでいただける演奏会をご紹介します。
どうぞお楽しみに♪