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今夜は、10月20日(土)に、平鎌田の白鹿山・弘源寺で行われました
『開基公450年祭記念法要 記念演奏会』のもようをお送りしました。
スタジオのお客様は、
弘源寺ご住職の高木昭道さん、
弘源寺梅花講員の鈴木あやこさん、竹之内裕子さん、渡辺美惠子さん でした。
開基公450年祭記念法要は、
弘源寺の開基(寺院を創立した人)、岩城家15代当主である
岩城重隆公の450回忌(1569年没)を記念した行われました。
こうした法要は、檀信徒が集まり、盛大に厳かに行われるものですが、
そうした中でも楽しめることがあったらよいのでは、と高木さんは考え、
演奏会を行うことにしたそう。
参列した方からは、素晴らしい演奏だった、癒されたなどの感想があったそうで、
「そうした言葉をいただけてありがたかったです」と高木さん。
高木さんが思ったとおり、たくさんの人たちに演奏会を楽しんでもらえたようです。
演奏会に出演したのは、二胡の海みのりさんと、ピアノの丹野義昭さんです。
海さんは、全国各地での演奏活動や二胡の教室も主宰するプロの二胡奏者。
丹野さんは、元チューリップのメンバーで、ご自身の演奏の他、
作編曲家、プロデューサーなどマルチに活躍されています。
演奏会では、二胡の音色が良く合う「蘇州夜曲」「夜来香」、
丹野さんにちなみ、チューリップの名曲「青春の影」のほか、
オリジナル曲「Sandlot」「風の物語」等も演奏されました。
「蘇州夜曲」の中国的なメロディーに二胡はやっぱり合いますね~。
「Sandlot」の爽やかな雰囲気も良かったです。
さらに、二胡とピアノに合わせて、御詠歌2曲も披露されました。
御詠歌とは、仏教の教えを和歌にして、曲にのせてお唱えするもの。
宗派によってさまざまな流派があり、弘源寺の曹洞宗では「梅花流」と言います。
梅花流の御詠歌を歌うための集まりが「梅花講」、
そのメンバーが「梅花講員」ということなんですね。
弘源寺の梅花講員は現在、8名。
月2回、公民館に集まって御詠歌の練習をしており、
欠席する人はいないと言うくらい、毎回熱心に練習されているそうです。
ふだん御詠歌を歌う時は伴奏はないそうなんですが、
大会(なんと、御詠歌の大会があるそう!)で箏との演奏を聞いたことがあった美惠子さんは
二胡とピアノに合わせて歌ってください、と高木さんからお話があった時も
「まぁそういうこともあるかなぁと受け入れられました」と、戸惑いはなかったそう。
演奏を聞いたあやこさん、「自分でも酔ってしまうくらい、気持ちよく歌えました」、
裕子さんに至っては「ステキな声で感心しました!」と自画自賛!(笑)
さすが、熱心に練習しているだけのことはありますね~。
また、御詠歌は、右手に撞木(しゅもく=鉦を鳴らす棒)、左手に鈴(れい)を持ち、
いわば、楽器を鳴らしながら歌うもの。
思った以上に難しそうで、ましてや全員で息を合わせるのは大変だろうと思いましたが、
高木さんと3人を見ていると、和気あいあいとした穏やかな雰囲気が伝わってきて、
難しさもまた楽し、というところなのかなぁとも感じました。
お寺の本堂でのコンサート、二胡とピアノ、御詠歌の取り合わせ・・・
珍しいものを聞かせていただき、暮れの気忙しい中、ホッとひと息つけました。
実は高木さんもファゴット吹き。
次回は高木さんのファゴットも交えたコンサートなんて、いかがでしょうか?(^^)
12月27日の「音楽会の夕べ」は、
10月28日(日)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわき交響楽団 第34回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪