今夜は、11月7日（土）に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『ぷちあん集い2020』をお送りしました。

スタジオのお客さまは、ぷちあん主宰でピアノの伊藤直子さん　でした。

“プチ・アンサンブル”＝デュオやトリオのような少人数の合奏を楽しむ演奏会として
2011年にスタートした「ぷちあん集い」。今年、10年目10回目を迎えました。
ピアノやヴァイオリンなどを習っている生徒さんと、
ちゃんとした演奏ができる大人＝楽器の先生の組み合わせで奏でられるアンサンブル、
今回は新型コロナの影響で参加者が例年より少なくなってしまいましたが、
それでも生徒さん20名と各楽器の先生方が参加し、小さなアンサンブルを楽しみました。

「子どもたちも楽しかったと言ってくれたけど、
一緒に演奏した大人もすごく楽しんでました」と伊藤さん。
参加した生徒さんには
「合わせて弾くと普段聞こえない音が聞こえてきた」とか、
「いろんなことが中止になった中で演奏できて嬉しかった」とか、
「自信があるものがなかったけど音楽を続けて良かった」とか話してくれた子もいたそう。
こういう感想を持ってくれたことも先生たちには嬉しいことですよね～。

10年前、ぷちあんを始めた頃は「何をするものなのか伝わっていなかった」と言いますが、
「やってみれば絶対楽しいと思えるから、続けようと思っていた」とのこと。
今では、伊藤さんが言うとおり「楽しい！」という言葉が参加者から聞こえてくるし、
「出たい！」「続けたい！」と言ってくれる生徒さんも少なくないし、
また、初期から参加してきた子が高校生になったりと、
10年続けたからこそ感じられる変化や子どもの成長がありますね。

久しぶりの「ぷちあん集い」のご紹介でしたが、皆さんの演奏を聞いてあらためて
子どもも大人も、生徒も先生もなく対等にアンサンブルしてるな～と感じられました。
それは「一緒に演奏する人の音や呼吸に合わせようという気持ちが出るから」と伊藤さん。
これぞアンサンブルの基本であり、伊藤さんが目指すところの
『聞こえてくる音に耳を澄ませて自分の音を重ねる
／親しい人とおしゃべりするように音楽する』ということなんでしょうね。

さて、年内の放送が今夜が最後でした。
1年間、「音楽会の夕べ」にお付き合いいただきありがとうございました。
今年が新型コロナの影響で演奏会やコンクールが中止になってしまい、
さびしい1年になってしまいましたね。
新しい年がどういう年になるのか分かりませんが、
ひとつでも多くの音楽を楽しめる1年になったらいいですね。
番組でも皆さんに音楽を届けるお手伝いをこれからも続けていきますので、
2021年も「音楽会の夕べ」をよろしくお願いいたします。

2021年最初の「音楽会の夕べ」は、1月7日（木）夜7時からです。
1月7日の「音楽会の夕べ」は、
11月23日（火・祝）に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『アンサンブルコンサート2020』の予定です。
どうぞお楽しみに♪