今夜は、7月18日（月・祝）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『2016　ハーモニーの喜びコンサート』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
指揮者の菅野優子さん、ピアニストの菅野里実さん、
レーベンスコール女声アンサンブルの濱松良子さん、
コーラスこだまの島村淳子さん、ヴォイスイーゼルの吉田真理子さん、
さくらコーラスの渡辺恵子さん　でした。

1998年に始まり、今回で10回目を迎えた、ハーモニーの喜びコンサート。
菅野先生が指導する4つの合唱団が一堂に介し、大ホールに歌声を響かせました。
今回は、合唱団それぞれの演奏の他、菅野先生が作詞・作曲した曲も初めて披露され、
10回目の節目にふさわしい、華やかなコンサートになったようですよ。

レーベンスコール女声アンサンブルは、今年で創立から33年。
菅野先生が合唱に関わるきっかけにもなった合唱団です。
当日は、いろいろな事情から参加できない団員もいて、
「これで本当にやれるのかしら？と不安でいっぱいでした・・・」と濱松さん。
でも、菅野先生は、
「みんなのことを信頼しているので、大丈夫！と思ってましたよ。」

来年40周年を迎えるコーラスこだま。
コンサートには、第1回から出演しています。
今回は実行委員会としてもコンサートに携わりました。
その中で実行委員長を務めた島村さん、
「これからも長くつながっていくようなコンサートにしたい！と思って役を務めました。」

朗読の会からスタートしたヴォイスイーゼルは、第2回コンサートから参加しています。
菅野先生から『もっとふくらんだ、もっと豊かな声を！』とのご指導があるそうで、
そんな歌声を目指して練習に励んでいます。
本番のステージについて、吉田さんは、
「菅野先生の指揮を見つめて歌っていると、皆と一体になれた気がして嬉しかったです。」

富岡町の交流サロンから生まれた、さくらコーラス。
ハーモニーの喜びコンサートには、さくらコーラスになってからは初めての出演でした。
メンバーには富岡町はじめ、双葉郡の各町やいわき市から、27名が在籍しています。
さくらコーラスという名前は、富岡町の「夜ノ森の桜」から、菅野先生が名づけました。
「この名前をもらった時は感動しました！
菅野先生となら大好きな童謡が歌える！先生に出会えて本当に良かったです！」
と渡辺さんは話していました。

コンサートの最後に披露されたのが、作詞作曲・菅野優子『ハーモニーの喜び』です。
これは元々、コンサートのオープニングで菅野先生が朗読していた自作の詩。
歌にすることが目的の詩ではありませんでしたが、
今回のコンサートに向け「頑張ってみよう！」と作曲に取り組み始めたのが、
昨年春のことでした。
以来、半年近い日々をかけて、女声3部の合唱曲に仕上げました。
「自分の詩だから世界観がしっかりあったので、メロディやハーモニーはすぐに浮かんだんです。
でも、言葉と言葉のつなぎ目とか、間奏とか伴奏とか、
そういうところがすっごく大変でした・・・。」

娘であり、ピアニストで伴奏者でもある里実さんからは、
厳しいダメ出しをされつつも的確なアドバイスをもらい、
それぞれの合唱団の意見も取り入れて、試行錯誤して出来上がったこの曲は、
『全精力をかたむけてうみ出した曲』ということで、合唱団の皆さんも
「4団体全員で歌えるのを楽しみにしていた」
「先生が作曲した歌を全員で歌うのが、私たちにとっても長年の夢」
「先生の思いが伝わる曲。歌うことの喜びそのものが表れている」などなど、
気持ちが入っていた様子。
そんな皆さんに、菅野先生は、
「私は合唱と出会って、合唱団の皆さんに育ててもらったと思っています。
だから、そういう皆さんに歌ってもらえて感動しました！
合唱曲として、もっとたくさんの人に歌ってもらいたい！」

“ハーモニーの喜び”をたくさんの人たちに伝えてきた菅野先生。
それがしっかり伝わっていることは、合唱団の皆さんの歌声と笑顔が証明しているようでした。
次のコンサートは、2年後。
会場いっぱいに、また“ハーモニーの喜び”が広がるのを楽しみにしています♪

9月8日の「音楽会の夕べ」は、
7月10日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『四校連合第13回定期演奏会、第41回磐城高等学校合唱部定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪