今夜は、11月8日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島工業高等専門学校吹奏楽部 第37回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、福島高専吹奏楽部より、
5年・佐々木美佳さん（Hr)、4年・齋藤日向子さん（Cl)、松井 萌さん（Fl)、
2年・遊佐和貫さん（Tb）　でした。

昨年11月8日が演奏会でしたが、実は、前日の7日が文化祭だった皆さん。
7日の午前中に文化祭に参加し、午後から個々に会場に集まってリハとゲネプロ、
そして8日の本番、というハードなスケジュールでした。
こういうことってなかなかないでしょうから、
いつか思い返すと、印象深い演奏会ということになりますよね。

5年生ということで、演奏会の出演は最後となった佐々木さんは、
「いろんなこと思い出しちゃって、涙腺との闘いでした・・・。
曲が難しかったりソロもあったりして、すっごく緊張したけど、
後悔のない演奏会になりました。」と話してくれました。
また、演奏会実行委員長を務めた齋藤さんは、
「先輩たちは演奏会のためにこんな大変なことをしてたんだなぁ～って、
あらためて感じました。」とのことでした。

第1部はクラシックステージ。
指揮者の市島 徹先生が選曲してくださった3曲を演奏しました。
そのうちの1曲が、田嶋 勉作曲の『フェアリーテイル』。
カタカナの可愛らしい曲名ですが、
柳田國男の『遠野物語』に着想を得て曲が作られているため、
「前奏曲」以下の4つの楽章にはそれぞれ、
「ザシキワラシ」「オシラサマ」「山姥」「河童」という、
THE和！なタイトルが付いています。
難しい曲ですが、皆気に入ってるみたいでした。

第2部は学生企画ステージ。
主人公的な重要な役を、本日のゲスト・遊佐くんが演じましたよ。
ルパン三世に楽譜を奪われた遊佐くんは、楽譜を取り戻すため、
海の底から宇宙まで大冒険！というストーリー。
それぞれの場面は、パートアンサンブルで表現しました。
『Under The Sea』（クラ四重奏）で海底捜索の後、『ルパン三世』（Sax四重奏）が続き、
『宇宙戦艦ヤマト』（金管六重奏）に乗って月まで行くと、
『セーラームーン』（フルート四重奏）が待っている・・・ということですかね。
齊藤さんはバケツをかぶってクラゲを熱演（?!）、
松井さんは勇気を出して(笑)、中学時代のセーラー服を着ましたよ、セーラームーンだけに。
4年ぶりのセーラー服に、「気持ちがついていかない・・・。」と松井さん。
（イヤイヤ、大丈夫！まだイケるよ！(笑)）
主人公的な遊佐くん、
「本番は演じることにイッパイいっぱいで、お客さんの反応まで考えられなかったけど、
後からDVDを見たら、結構よかったかなと思います。」ということで、
お客様にも楽しんでもらえたみたいですね。

第3部はオリジナルステージ。
4年生を中心に選曲した5曲を演奏しました。
松井さんイチオシなのが、NHKのドラマ「坂の上の雲」のテーマ曲、
『Stand Alone～オープニングver.～』です。
松井さんはこのドラマ見てたそうで、私もこの曲好きです～。（私は見てないけど(^^;）
壮大な曲調が、日本が近代国家として発展していく時代のドラマに合ってましたよね。
また、『ディープ・パープル・メドレー』では、市島先生がギターソロを披露しました。
前日のリハから弾き始めたらしく、本番は弦が切れてしまうというハプニング付き！
小芝居もしてくださって、さすが！ロックですね～(笑)
客席からも、歓声や拍手が沸いてましたよ。

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佐々木さんに5年間を振り返ってもらったら、
「先生、部員、OB、OG、賛助の方々、お客さんなど、
今までたくさんの皆様にお世話になりました。ホントに感謝してます！
皆様のおかげで5年間、楽しく部活できました！わぁ～泣きそう～！」
と、ホントにちょっと涙目で答えてくれました。
そして、今後については齋藤さんに伺いました。
「楽しく部活できるのが一番！
大会でも良い成績が残せるよう、やる時はやります！」

5年間の高専だからこそできる演奏をぜひ、聞かせてくださいね♪

福島高専吹奏楽部では、部員募集中です。
高専を目指している中学3年生の皆さ～ん。
部活の選択肢に、吹奏楽部というのはいかがですか？(^^)

2月18日の「音楽会の夕べ」は、
11月23日（月・祝）に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『アンサンブルコンサート2015』の予定です。
どうぞお楽しみに♪