今夜は、2012年2月26日に、湯本高校体育館で行われました
『福島県立湯本高等学校合唱部　第29回定期演奏会』をお送りしました。

スタジオのお客さまは、ふたば未来学園高校の関 成利先生　でした。

震災の翌年に行われたこちらの演奏会。
番組のお休み中に開催されたということで、ご紹介するのは初めてとなります。

元々は常磐市民会館での開催を予定していましたが、震災の影響で使えず、
高校の体育館で行われました。
この時の映像、関先生にお借りして見させていただいたんですが、
底冷えする2月の体育館に用意した席には地元の方々が大勢座っていて、
笑ったり、大きな拍手を送ったりしていました。

今夜ご紹介したのはこちらの曲。
湯本高校校歌
Lascia Fili mia cara
無伴奏女声合唱のための「恋歌秘抄」より　筑波嶺のみねより落つるみなの川
Pueri Hebraeorum（ヘブライの子）
Der Wassermann（水の精）
Jubilate Deo（神よたたえよ）
Mundi Renovatio（世界の更新）
浜辺の歌
故郷
証　（賛助出演：湯本第一中学校合唱部、いわき桜が丘高校合唱部）
僕が守る　（賛助出演：同）
空も飛べるはず
怪獣のバラード

関先生は2010～2011年3月まで湯本高校に勤務、合唱部顧問を務めていたこともあり、
「故郷」を客演指揮しました。
「（当時の顧問の）佐藤留美先生から指揮を振ってほしいと話があったかと思う。
『震災から1年の時期にこの歌をうたうことには意味がある』と
生徒たちに話したことを記憶している」とのこと。
被災し不自由な生活をしていたお客さまもいらしてであろうことを思うと、
「故郷」は心の沁みたでしょうね。

歌はもちろん、ダンスや劇なども思いっきり楽しんでいた合唱部。
いわき湯本高校になってもその明るさはそのままに、歴史と伝統をつないでいってくださいね。

3月17日の「音楽界の夕べ」も、皆さんに楽しんでいただける音楽をお届けします。
どうぞお楽しみに♪