あなたも番組に参加してみませんか。番組テーマはテーマカレンダーでチェック!メッセージ&リクエスト どんどんお寄せください。
今夜は、2月22日(土)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『弥平四郎アンパンヤブラスアンサンブルアカデミー
子アンパン(トロンボーン四重奏) 第12回コンサート』をお送りしました。
スタジオのお客様は、子アンパンの瀧内紀彦さん、五十嵐直弘さん でした。
今年は東京オリンピック・パラリンピック開催の年。
また、世界で活躍する一流のTb奏者が集まり、コンサートやセミナー、コンクールなどを行う
トロンボーン奏者にとって“おまつり”のようなイベント、
「国際トロンボーンフェスティバル(ITF)」がアジアで初めて、大阪・豊中市で開催される、
ということで、今回は『2020年』をコンセプトにコンサートを作り上げた子アンパン。
瀧内さん、五十嵐さんと、赤池徹さんに加え、
バストロンボーンには昔からの仲間、永島広教さんが戻ってきたこともあり、
「本番の出来も良かった!」と充実したコンサートになったようです。
第1部
松本直祐樹:ITF2020Japan公式ファンファーレ
廣田純一:ディパーチャー(1.絆 / 2.祈り / 3.未来)
G.A.D.M.S.M.プッチーニ:誰も寝てはならぬ(吉川武典 編)
C.C.サン=サーンス:あなたの声にわが心は開く(吉川武典 編)
P.M.デュボア:トロンボーン四重奏曲
第2部
P.スパーク:トウキョウ・トリプティック(1.新宿 / 2.泉岳寺 / 3.未来)
近藤浩司:スーパー・マリオ・ブラザーズ・メドレー(R.バーカード 編)
小曽根真:エイジアン・ドリーム(中川英二郎 編)
久石 譲:天空の城ラピュタメドレー(山口尚人 編)
オープニングのファンファーレ、コンサートの幕開けにピッタリのカッコいい曲でした。
ちなみに、この楽譜は著作権フリーで、ITF2020JapanのHPからダウンロードできるそう。
「ディパーチャー」は、東日本大震災に思いを寄せて作曲された作品。
鎮魂と復興の願い、希望をもって進む人々への気持ちが込められています。
「1stTbの音が最初から最後までずーっと高くて、それを吹き切れる人がいないとできない」
というデュボアの曲、昨年のデュファイ(「トロンボーン四重奏のための4つの小品」)同様、
練習しては断念するを繰り返してきたそうですが、今回、満を持して!の登場です。
「オシャレでいい曲なんですよ。ちゃんと吹ければ・・・」と五十嵐さんは笑ってましたが、
ホント、いい曲でした。特に3楽章(「Andante」)、キレイでしたね~。
スパークも面白い曲でした。
東京の数ある観光地の中から「泉岳寺」を選ぶというのが渋いですよね~。
N響のTb奏者、吉川武典さんもメンバーの「トロンボーン・クァルテット・ジパング」の
委嘱作品であることから、「N響の練習場が泉岳寺にあるからかな?」と五十嵐さん。
「『新宿』はカッコ良く『渋谷』は活気があって、『泉岳寺』はしっとりしている。
日本人も外国人もイメージはあまり変わらないかも」と瀧内さん。
アンコールには、東京2020公認プログラムの「パプリカ」。
「踊れる人~?」と呼びかけたら、小中学生2人がステージに出てきて踊ってくれたそう!
コンサート終演後には、子アンパンコンサートではおなじみの、トロンボーン大合奏。
小学生から大人まで、30名ほどが参加してくれました。
今回は、バーンズ「ヨークシャー・バラード」と「ア・ソング・フォー・ジャパン」の2曲。
震災後に世界中のTb奏者が立ち上げたチャリティープロジェクトの中から生まれた曲、
「ア・ソング・フォー・ジャパン」。
「いつかこの曲をやらなくなる日が来るといい。それは復興を成し遂げたということだから。
それまでは、これからもずっとやり続けます」と瀧内さんは話していました。
さまざまなコンサートやイベントが中止・延期される中、
出来る限りの対策を施し、このコンサートが開催できてホントに良かったなと思います。
子アンパンの『みんなに楽しんでもらいたい』という気持ちもあらためて感じ取れました。
次回、第13回コンサートは、
2021年2月27日(土)18:00~ アリオス音楽小ホールの予定です。
3月19日の「音楽会の夕べ」は、
2月24日(月)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわき吹奏楽団 THE CONCERT 2020』の予定です。
どうぞお楽しみに♪