今夜は、1月29日（月）に、川部小学校音楽室で行われました
『ピティナ　学校クラスコンサート』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
コンサートコーディネーターの田子千鶴さん、
川部小5年生の、常盤華麗さん、皆川榮太郎くん、小野賢人くん、蛭田宏陽くん、
5年生担任の庄司ひとみ先生　でした。

スタジオの外では、川部小学校校長の渡辺和也先生、華麗ちゃんのお母さんや弟くんが
子どもたちの様子を見守ってくださいました。ありがとうございました～！

「ピティナ学校クラスコンサート」とは、
ピティナ（一般社団法人全日本ピアノ指導者協会）が
ピアノを中心としたプロの音楽家を全国各地の小学校に派遣し、
クラス単位、少人数で行うコンサートです。
授業時間と同じ45分間で、いつもの音楽室で行うのが特長で、
子どもたちは、音楽家の演奏を聞くだけでなく、楽器に触れたり一緒に歌ったり、
自由に動き回りながら体全体を使って音楽を感じる授業を間近で受けることができます。

今回は小規模校が対象ということで、川部小学校が選ばれたそう。
午前中に1・2年生と3・4年生、午後に5・6年生と分けて、全校児童が参加しました。
子どもたちはホントに楽しかったみたいで、
華麗ちゃんは「指の動きが早くてビックリしました！」、
賢人くんは「ピアノの歴史が聞けたのが良かったです！」、
ピアノを習っている榮太郎くんは「先生みたいにノーミスで弾けるようになりたい！」、
さらに、鼓笛隊でマーチング鍵盤をやることになった宏陽くんは、
「先生のようにしっかり暗譜して、マーチング鍵盤をがんばろう！と思いました。」
とそれぞれ話していました。

講師を務めたのは、ピアニストの佐藤展子(さとう・のりこ)さん。
佐藤さんは、埼玉県出身。東京音楽大学・同大学院修了。英国王立音楽院留学。
第25回ピティナ・ピアノコンペティション特級金賞グランプリ受賞。
現在は、東京音楽大学非常勤講師を務めるほか、
ソロ活動、アンサンブルピアニストとしても国内外で活躍しています。

音楽室に飾られている作曲家の絵や年表を使って、作曲者や曲の説明をしたり、
フタを開けて、音が出る時のハンマーの動きを見せたり、
音の響きを感じるために、ピアノの下にもぐってもらったり・・・。
これまでに延べ200校近い小学校を訪問してクラスコンサートを行ってきた佐藤さん、
さすが、演奏以外でも子どもたちの心をガッチリ！つかむ内容になっていました。
田子さんも「1・2年生も、最後まで飽きずに聞いていたんですよ。」とおっしゃっていて、
実際、子どもたちが興味深げに、あるいは集中して聞いている様子が伝わってきました。

4人も、佐藤さんが話してくださったことをちゃんと覚えていて、
「昔のピアノは、鍵盤の色が今とは逆だったんだよ。」とか、
「ピアノは、昔と今とでは形が変わってきた。」とか、
「片が太いと低い音が出て、細いと高い音が出るんだよ。」とか、
「トロイメライは、ドイツ語で夢って意味。」などなど、私にもいろいろ教えてくれました。

川部小学校では、今回のクラスコンサートの他にも、
トランペットやサクソフォンなどのプロの演奏家をお招きしたコンサートを
何度も開催しているそうで、ひとみ先生は、今回のコンサートも含め、
「小学生の時期に、本物の音楽に触れる機会をもてることは
子どもたちにとってとても貴重な、良い経験だと思います。」とおっしゃっていました。
いやぁ～、こういう経験、うらやましいですね～(≧▽≦)

さて、4月から最上級生になる4人。
彼らを含めた川部小学校5年生15名の合言葉は、
『下級生に頼られる6年生になろう！』だそうです。
カッコイイ6年生目指して、ガンバレ～！

3月22日の「音楽会の夕べ」は、
2月12日（月・祝）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『いわき吹奏楽団　THE CONCERT 2018』の予定です。
どうぞお楽しみに♪