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今夜は先週に続き、2015年1月12日に、郡山市民文化センター大ホールで行われました
『安積合唱協会&京都バッハ合唱団ジョイントコンサート
兼 安積合唱協会 第22回定期演奏会』をお届けしました。
スタジオのお客さまは、安積合唱協会事務局長の金成聡司さん でした。
今夜は合同で歌われたピッツェッティ(1880-1968)の「レクイエム」全曲をお届けしました。
この曲は、コンクールなどで楽章単位で歌われることはあっても、全曲演奏は珍しいそう。
古典的な技法を用いて作られた曲ながら、
声部が多いという近現代の作品らしい一面も持ち合わせていて、
「ア・カペラというドラマチックで古典的な手法の曲を、
新しい形で現代に再構築しているところが面白く、響きも感動的」と金成さん。
「復興と追悼の思いもあったからこそ歌うことができた」とも。
この曲は暗殺されたイタリア国王のためのミサ曲として1922年に作曲されていますが、
ピッツェッティはこの2年前に妻を亡くしているそう。
そう思うと、この曲の奥底には妻を失った悲しみや妻を慕う気持ちがあるのかな、と
そんなことを考えながら聞きました。
今夜ご紹介したのはこちらの曲。
・安積合唱協会 単独ステージ
Reger/夜の歌
・京都バッハ合唱団 単独ステージ
Bruckner/正しい口の者は
・Pizzetti/Messa di Requiem 合同ステージ
Requiem(永遠の安息を) Dies Irae(怒りの日) Sanctus(聖なるかな)
Agnus Dei(神の小羊) Libera Me(リベラ・メ)
信長貴富/群青(アンコール曲)
金成さんは
「京都~との共演を通じて視野が広がり、演奏やレパートリーの幅も広がった。
今は難しくても、諦めなければ歌は必ず再開できる。
これからも京都をはじめ、いろいろな合唱団と共演したい」と話していました。
5月20日の「音楽会の夕べ」も、皆さんに楽しんでいただける演奏会をご紹介いたします。
どうぞお楽しみに♪