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音楽会の夕べ

2019.05.02 by 永井貴子
5月2日(木)Trio Accord FVP

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今夜は、3月3日(日)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『Trio Accord FVP』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、
ヴァイオリンの常光今日子さん、ピアノの津山博子さん でした。

今日子さん、津山さんと、フルートの市島徹さんの3人によるトリオアコードFVP。
Fはフルート、Vはヴァイオリン、Pはピアノの、それぞれの頭文字です。
昨年に続いて2回目となったコンサートを振り返って、
今日子さんは「新しいことに挑戦でき、去年よりも進化できたかな」、
津山さんは「あらためて音楽の楽しさ、素晴らしさ、そして大変さも感じた」とのこと。
息の合った3人の演奏、楽しませていただきました。

プログラムの前半は、テレマン、バッハの曲を。
テレマンは後期バロック音楽を代表する作曲家で、
86年の生涯で膨大な数の曲を作ってきた多作家としても知られています。
当時はバッハやヘンデル以上に高い評価を受けていたそう。

ここでは、津山さんがチェンバロを演奏しました。
このところ、様々な演奏会でチェンバロを弾いている津山さんですが、
今回は前半でチェンバロ、後半でピアノと、
ひとつの演奏会の中で、2つの楽器を弾き分けました。
津山さんにとって、新しい挑戦です。
弾き分けるのは「大変です!」とハッキリキッパリ(笑)
チェンバロとピアノは形は似ていても、そもそも音の出る仕組みが違うので、
ピアノが弾けるからチェンバロも・・・というわけではないんですね。
でも、チェンバロの音が入るとやっぱり、雰囲気が出ますね~。
曲が作られた当時のヨーロッパの教会とかサロンとか、
そういう風景が見えるようでステキでした。

後半は近現代の作曲家、ショスタコーヴィチ、ドヴォルザーク、ビゼーの曲。
こちらでは、今日子さんがヴァイオリンとヴィオラを演奏するという、
新たな挑戦をしました。
今日子さんもコンサートでヴィオラを演奏するのは初めてだそう。
「ヴィオラの深い音色を感じてもらえたら・・・」とのことでしたが、
ヴィオラの音ってまさに、深みがあって落ち着くというか、
地味と言われがちですが(^^;、魅力的な楽器、音色ですよね。
お客様のアンケートでも『こんな音がするのね!』と好評だったそう。

ビゼー作曲、伊藤康英編曲、津山博子ピアノ編曲「二人でカルメンを」は、
市島さんのナレーション付きでお楽しみいただきました。
津山さんも、市島さんからの強い要望(笑)でセリフやフリ付きに。
「イヤです、とお断りしたんですが『絶対やって!』と・・・」(笑)
打ち合わせの時に少し聞かせていただいたんですが、お二人ともステキでしたよ~。
また、バラの花などの小道具も市島さんが用意してくださったそうで、
カルメンの世界をより深く、おもしろく(?!)感じられたでしょうね。

3人が信頼し合い、3人で作り上げた、というのが伝わってきて、
また聞いてみたい、と思わせてくれるコンサートでした。
次回も期待しています。

3人が出演する演奏会です。
いわき室内合奏団 第5回演奏会 6月16日(日)14:00~ いわきアリオス音楽小ホール

津山さんがチェンバロで出演します。
オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」 7月24日(水)18:15~ いわきアリオス大ホール

 

5月9日の「音楽会の夕べ」は、
3月31日(日)に、勿来市民会館で行われました
「混声合唱団なこそ 結成30周年記念コンサート」の予定です。
どうぞお楽しみに♪

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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