今夜は、5月4日（土）と5日（日）に、いわきアリオス大ホールで行われました
『福島県立磐城高等学校吹奏楽部　第30回定期演奏会』のもようをお送りしました。

スタジオのお客様は、磐城高校吹奏楽部より、
3年、副部長の照井夏央さん(Euph)、学生指揮者の神代駿太郎くん(Euph)、渡辺佑真くん(Tp)、
2年、庄司瑞輝くん(Picc、Fl)　でした。

顧問の遠藤 修先生も来てくださり、生徒たちのようすを見守ってくださいました。
先生、生徒たちよりドキドキしてたかも？(笑)　ありがとうございました～。

毎年5月の連休中に2日間行われる、磐高吹奏楽部の定期演奏会。
今年は10連休だったにもかかわらず、例年通り4F席までたくさんのお客様！
磐高吹奏楽部の人気の高さがうかがえました。

番組では今回、2日間とも収録させていただきました！ありがとうございます！
今週は初日、4日の演奏会のもようをご紹介しましたよ。
ちなみに私は、2日目の5日の演奏会にお邪魔しました。
その日もすごく良い演奏で、『昨日のも聞きたかった～』と思ってたので、
こうして初日の演奏も聞けて、満足です(^^)

第1部は5曲。

「あんたがたどこさ」の主題による幻想曲（林 大地）
マーチ「エイプリル・リーフ」（近藤悠介）
富士山―北斎の版画に触発されて―（真島俊夫）
『海』管弦楽のための3つの交響的素描　第3楽章「風と海との対話」
（C.ドビュッシー／高木登古）
ラスベガスを喰い尽くすゴジラ（E.ウィテカー）

ここには『葛飾北斎』というテーマが。
真島俊夫の「富士山」がまさに！、という1曲ですが、ドビュッシーの『海』もそう。
1905年出版の「交響詩『海』」のスコアの表紙には
北斎の「富嶽三十六景」の1図、「神奈川沖浪裏」が印刷されており、
ドビュッシーがこの絵から着想を得て『海』を作曲した、という逸話があるからです。
どちらも高い技術が要求される曲ですが、堂々たる演奏ぶりでした。

ちなみに、演奏会のパンフレットには「神奈川沖浪裏」が掲載されていますが、
所蔵する太田記念美術館の許可を得て掲載させていただいた、本物の北斎版画なんですよ！

第2部では、トランペット奏者で磐高OBでもある、多田将太郎さんと
アルチュニアン作曲「トランペット協奏曲」で共演しました。

多田さんのトランペット、すごくカッコ良かったです。
同じくトランペットを吹く渡辺くんが、多田さんの音について
「やわらかくて、ハリがある」と表現してくれましたが、まさに！
やわらかくて耳に心地よく、且つ、力強さも感じられてステキでした～。

この曲、伴奏は思う以上に難しいそう。プロとの共演ということもあり、
「しっかりした演奏をしなければ！と、できるだけのことはしました」と庄司くん。
その甲斐あって、「本番は成功だったと感じています」と笑顔でした。
多田さんからの提案で曲が決まったそうですが、多田さんとしては
『磐高ならできる！やってくれる！』と思ったからこその選曲だったのかな、と。
その期待にみんなは応えた、ということなんでしょうね。

また、渡辺くんは多田さんからご指導いただく機会があったそうで、
「多田先生は優しくて面白い方。ご指導も丁寧で具体的で、
ご指導いただいた後は、自分の音が変わったのがわかる」と話してくれました。

他に、劇＆パートアンサンブル『星の王子さま』を披露しましたが、
そのお話はまた次週(^^)

第3部は、定演定番の曲や盛り上がれる曲など7曲。
「キャラバン」「スペイン」「ラ・ラ・ランド」など、どれも楽しめました～。

3年生にとっては、今回が最後の定演。
「4F席の後ろまでお客様がいるのがステージからも分かり、嬉しかったです」と渡辺くん。
照井さんは「充実した2日間で、これが最後で良かった！と思える演奏会でした！」、
神代くんも「曲数も多いし難易度も高くて、準備中は『ヤバい・・・』と思ってましたが、
本番はあっという間で、2日間とも成功だったと思います」と力強く答えてくれました。

2日目の演奏会のもようはまた次週。
5日も圧巻！ゼイタク！？な演奏が目白押しです！

磐城高等学校合唱部　第44回定期演奏会
6月30日（日）14：00　いわきアリオス大ホールにて
今回の定演に賛助出演してくれた合唱部の演奏会です。
今度は吹奏楽部が賛助出演しますよ。こちらもお楽しみに。

7月4日の「音楽会の夕べ」も引き続き、
『福島県立磐城高等学校吹奏楽部　第30回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪