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音楽会の夕べ

2020.07.09 by 永井貴子
7月9日(木)オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」

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今夜も先週に続き、昨年7月24日(水)に、いわきアリオス大ホールで行われました
『オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」』をお送りしました。

今夜は物語の後半、第2幕をご紹介。
フェランド役の山際さんに今夜もお電話をつなぎお話を伺いました。

さて、第1幕では異国人に変装したフェランドとグリエルモに口説かれ
激怒したフィオルディリージとドラベッラ姉妹ですが、
デスピーナに浮気をすすめられ、気持ちが傾き始めます。
ドラベッラはグリエルモの熱烈な口説き文句にのせられて心変わりしてしまい、
フィオルディリージもまた、フェランドのアプローチに心を許してしまいます。

恋人たちの心変わりに怒りに震えるフェランドとグリエルモ。
ここで、物語のタイトルにもなっているドン・アルフォンソのセリフが登場します。
「女性が悪いのではなく、女性は自然が命じることをそのまましているだけ。
女性とはみんなこういうもの。『コジ・ファン・トゥッテ!』」

その後、新しい恋人と結婚しようとする姉妹の前にフェランドとグリエルモが表れます。
姉妹は賭けの全容を知って二人に許しを請います。
フェランドとグリエルモは姉妹を許し、元のカップルに戻って手を取り合うのでした。

・・・ということで、ハッピーエンド!めでたしめでたし。
まぁ、こういうことで賭けするなよーとか、そんな簡単に浮気とかしませんよ!とか、
そもそも恋人が入れ替わったら気づこうよ!とか、個人的に思うところはありますが(笑)、
実際、内容が不道徳であるとして長く評価は低かったようです。
ですが、モーツァルトの音楽の素晴らしさやアンサンブルの美しさが評価されて
モーツァルトのオペラの代表作として認識されるようになったんですね。
そんなことも踏まえて、あらためて「コジ・ファン・トゥッテ」を聞いてみると
より魅力的なオペラに感じられると思いますよ。

さて、山際さんからは音楽活動についてのお知らせが。
山際さんがメンバーとして活動している「うえのアニマルアンサンブル」、
YouTubeにリモート動画をアップしています。
なんとメンバーの畠中海央さん、SEKAI NO OWARIのサオリさんと高校の同級生ということで、
サオリさん承諾済みの「RPG」も聞くことができますよ~。

「お客さまの目の前で演奏したい、生の歌声を届けたい」という山際さん。
「当たり前のことができたことがどれだけ幸せなことだったか。
フツーのことをフツーにやりたい。それが切なる願いです」とおっしゃっていました。

ほんとにそうですよね。
私も、これまでの当たり前に感謝しつつ、またそんな日が来ることを願っています。

 

7月16日の「音楽会の夕べ」は、
昨年7月20日(土)に、いわき市文化センター大ホールで行われました
『福島県立磐城桜が丘高等学校合唱部 第42回定期演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪

 

音楽会の夕べ
木曜日 19:00-20:00 (再放送)23:00-24:00

毎週木曜日19時はラジオの前でコンサート!市内の音楽団体をゲストに迎え、コンサートの模様を臨場感たっぷりにお届けします。三度の飯より音楽好きの永井貴子が贅沢なひとときをナビゲートします。
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