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今夜は、7月17日(月・祝)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『津山博子ピアノリサイタル~名曲の数々~』のもようをお送りしました。
スタジオのお客様は、津山博子さん でした。
今回のリサイタル、私は当日、会場で聞かせていただきました。
満席のお客様とともに、ステキな時間を過ごすことができましたよ(^^)
さて今回は、「名曲の数々」と題し、
18~19世紀に活躍した3人の作曲家のピアノ曲をお届けしました。
モーツァルト:ピアノソナタ KV331 「トルコ行進曲」付き
ショパン:ノクターン Op.27 nr.1 嬰ハ短調
ノクターン Op.27 nr.2 変ニ長調
バラード第1番 Op.23 ト短調
シューマン:謝肉祭 Op.9
幼少期を旧西ドイツ・デュッセルドルフで過ごした津山先生。
ここは偶然にも、シューマンが晩年を過ごした街で、
津山先生は仮装してお祭り=謝肉祭に参加した記憶があるそうです。
(お手元にパンフレットをお持ちの方!
『謝肉祭』のページに小さく映っている写真の真ん中の子は、
ピエロに仮装している幼少時代の津山先生、だそうですよ。カワイイ~♪)
シューマンの代表的なピアノ曲として知られる『謝肉祭』ですが、
実は、「演奏会でやる気はこれっぽっちもなかったんです。」と津山先生。
津山先生は演奏会が終わると、たくさんある楽譜をあれこれ引っ張り出してきて、
ひたすらピアノを「弾き散らす」(ご本人談)そう。
その中に、いつ誰がなぜ買ったのか分からない(笑)『謝肉祭』の楽譜があり、
いざ弾き始めると、「ぐいぐい惹き込まれて止まらなくなった」とのこと。
そこから、次のリサイタルのプログラムに組み入れよう、と決めたそうです。
『ノクターン』では、「異名同音」についてお話ししてくださいました。
「異名同音」とは文字どおり、異なる名前だけど同じ音、という意味。
ドの右上にある黒鍵はドのシャープ・・・ですが、レのフラットでもありますよね。
『ノクターン』の第1番はシャープの調、第2番はフラットの調であり、
「2つの曲は影と光、物事の二面性を表しているように思えます。」と津山先生。
異名同音、シャープとフラット・・・音楽の授業を思い出しますね~。
同じ音でありながら、その響きや与える印象は全く違うものになる、
物事の二面性、表と裏ってお話、何だかハッ!としますね。
今回のテーマである「名曲の数々」。
津山先生は、
「皆さんよくご存じの『トルコ行進曲』は、ピアノソナタの第3楽章なんです。
当然、その前には第1、2楽章があるので、その部分も含めて聞いていただきたい。
同じように、ショパンの『ノクターン』も、2番のほうが有名ですが、
対をなす1番とセットで聞いていただきたいんですね。
こんなふうにして聞いたことのある曲を楽しんでいただけたら、と思って
『名曲の数々』としました。」
『名曲』の定義って、いろいろ考えられると思うんですが、
皆が知っているフレーズの前後を含めて『名曲』として聞いてもらいたい、
ということなんですね。
津山先生のお話で言えば、演奏会が終わった今ごろは、
たくさんの楽譜を引っ張り出してきて「弾き散らし」てる?、
または「弾き散らし」終えている頃??
次回に向けて、どんな曲と出会っているんでしょうね。楽しみです(^^)
来週・8月31日の「音楽会の夕べ」は、
「いわき市長選挙立候補予定者 公開討論会」放送のため、お休みいたします。
9月7日の「音楽会の夕べ」は、
6月25日(日)に、いわきアリオス音楽小ホールで行われました
『いわき室内合奏団 第3回演奏会』の予定です。
どうぞお楽しみに♪