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スマイルいわき情報局 Petit

2021.04.16 
4月16日(金) 福島県感染防止認定店ステッカー(番内 将充調査員)

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福島県では、感染防止対策をしっかりと行っている県内の飲食店に対して、「ふくしま感染防止対策認定店」に認定する新制度をスタートさせました。今回は、この制度について、県の担当部署である、保健福祉部 健康衛生総室 食品生活衛生課 課長の金澤 賢一さんに詳しくお話を伺いました。

 

・従来の制度との違い

福島県では、昨年の5月に「福島県飲食業等における新型コロナウイルス感染症に関するガイドライン」「を作成し、県内の飲食店等へ向けた感染症対策の指針を打ち出しました。
その後の9月には、県のHPから入手できるセルフチェックリストを記入して申請した店舗に対して、ガイドラインに沿った感染対策を実践している証明としてのステッカーを配付してきました。
この取り組みでは、2,600件ほどの申請があり、店舗の安全性を利用者にアピールするツールとして利用されてきました。
しかし、セルフチェックによる申請では、実際に感染対策を実践しているのか、また、継続的に行っているかの確認が行き届かず、実効性の不確かさが不安だとの見方も考えられるようになりました。そこで、”第三者の目で現地調査を行う”ことによって、より信頼性の向上が見込める新制度を導入することにしたということです。

 

・認定までの流れ

①福島県HPからセルフチェックリストを入手して記入する

②記入したリストを窓口となる福島県食品衛生協会各支部で申請する
(いわき市はいわき食品衛生協会(いわき市保健所内)

※従来の制度はここまでの流れで対策ができているとされればステッカーを配付

③食品衛生協会 食品衛生指導員による現地調査によって対策状況を確認

➃対策確認後、福島県からの認定を受ける(認定店ステッカー配付)

 

・認定によるメリット

福島県からの認定を受けることで、店舗で実施している感染防止対策を利用者に対してアピールすることができます。
そして、専門的・客観的な目線での確認を行うことで、店舗の感染防止対策の抜けをなくし、さらに安全な店舗作りにも役立つことになります。

また、福島県のHPにもステッカー配付店舗一覧で紹介され、安全性の高い店舗として広く利用者の目に止まる機会も増加します。

・事業の現在の進行状況

この新制度の導入にあたって、昨年末から現地調査の準備をはじめ、現在は以前の申請店舗2,600件のうち、1,200件の現地調査を終えているということです。今後、残る店舗の調査を完了次第、新規申請店舗の調査にも着手する予定ということです。
また、新ステッカーの配布時期は、5月のゴールデンウィーク前頃を予定しているということです。

 

・店舗の対策もしっかり そして利用する方もしっかりと対策を

専門的・客観的な防止対策の確認をすることで、実効性の高い認定制度となるこの制度ですが、お店側だけで防止策を実施しても、効果的な防止は難しいと金澤さんは話しています。
お店と利用者、両方でしっかりとした対策を行うことでより高い安全・安心に近づけるということです。
あらためて、コロナ禍での生活様式の徹底、また、春ならではの花見や歓迎会などもしっかりと考えてみることも必要だということです。
そして、認定店には、継続的な防止対策の実施を責任を持って行っていただくようにお願いしたいとお話くださいました。
金澤さんはじめ、ご協力いただきました皆さん、ありがとうございました。


 

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