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番組審議会

番組審議会

2021.03.30 
「第143回番組審議会」について

番組審議会開催について

第143回番組審議会は、
新型コロナウィルス感染症予防対策のため
文書による審議を実施しました。
実施期間:1月19日~2月14日

審議番組

番 組 名:「いわき食彩万歳!」
放送時間:毎週土曜日 12:30〜13:0
ナビゲーター:あいな

番組概要

「いわき食彩万歳!」は、いわきの飲食店や農業・漁業に携わる生産者の皆さんを応援する
番組です。原発事故の風評の影響が残る中、水害や新型コロナウイルスと次々と困難に見舞われるいわきの農水産業。いわき産の素材を活かす飲食店も、コロナの感染拡大にともなう営業自粛で
窮地に立たされています。
いわき市の台所「いわき市中央卸売市場」の市場取引にも大きな影響がでています。
生産者の声や食材を活かす料理人の声を紹介し、いわきの食の魅力を再発見していきます。
そんな中、美味しいものを届けようと努力を続ける生産者の皆さんの声や、その素材の良さを知り尽くし活かして調理する料理人の声を紹介することで双方を応援し、いわきの食の魅力について
リスナーの皆さんに広く知らせるプログラムです。
また、取材先で聞こえてきた「音」をお届けする「いわき食彩ON♪」というコーナーから
番組はスタートします。どんな場所・どんな人・どんな食材から聞こえてきた音なのか、
そこでしか聞くことのできない「音」をみなさんにお届けします。
海の幸から山の幸まで、いわきの食の魅力をたっぷりご紹介します。

審議内容(番組についてのご意見)

・飲食店や農業・漁業・様々な生産者の方の生の声を聴くことができ、
原発事故の影響やコロナ問題があるなかでも、いわきの食の魅力を
発信することができるので、 生産者の方が関わっている方々への励みになると感じました。
・現場の声が流れることにより、興味を持ってくれる人が現れ、現場に足を運んだり、
食材等を購入することにつながると感じ、活性化に貢献していると思います。
また、会社概要や仕事内容を詳しく説明しているので、
学生にとっては就職の幅が広がったり、 ここに就職したいと感じたりする良い機会になるので
若い世代に対しても良いアピールになると思います。
その結果より、いわきの食への興味、生産業への理解が生まれ、多方面への影響が
期待される番組だと感じます。
・「いわき食彩ON♪」のコーナーの「音」を伝えるというコンセプトはとても良いと感じ、
どのような音なのか想像しながら穏やかな気持ちで聴くことができました。
・調理音が聞こえ、臨場感がありとても良い。実際に行ってみようという気持ちになる。
・ラジオ番組なので仕方がないが、料理はどういった感じなんだろ?と疑問が
湧いてきてしまう。  FMいわきのホームページの番組ブログでリポート写真を
紹介しているが、  せっかく公式SNS(Twitter)を開設しているのだから、
そちらにも番組リポート的な感じで写真を投稿してはどうか?
また、番組内で、公式ブログや公式Twitterの存在を周知し、
ラジオを聴くだけではなく、ブログ、Twitterへも視聴者を誘導する仕組みづくりが
あるといいと考える。耳⇒ラジオ、目⇒Web・SNS、そして、舌⇒店舗訪問といった
シナジー効果を期待。
・コロナ禍における食材の魅力を伝える番組コンセプトなので、放送内容にあと一工夫あると
良い。ファームの紹介としては十分だが、新型コロナ関係の番組を考えると
物足りなさを感じた。
・音を届けるという企画はおもしろいと思いました。何だろうと考え聞いてました。
でもその音に対してのコメントがちょっと残念でした。一つ取り上げれば「カラス」です。
確かに朝のカラスが鳴いていますが、夏であれば谷川瀬あたりでもホトトギスが
聞こえるはずなのです。ラジオから流れる言葉としてはホトトギスの方が
爽やかなのではないで しょうか。1つの事にコメントを入れるのは大変でしょう。
大変だからこそ重大な責任もでてきます。
NHKFMの音の風景を聞いたことがありますでしょうか。
街の雑踏の音もきれいに聞こえます。
・エンディングの音楽が長すぎるように感じました。同じようなメロディが続きすぎ
ほんの何秒がもったいない気がしました。
・「いわき食彩万歳!」という言い方をもう少し元気に言ってほしい。
・コメントが子供に対して言っているように感じる、幼稚園の子達へのインタビューと
変わらないような気がします。
・音での食彩の番組は難しいと思います。画像がない分、伝える事を詳細に言葉を
見つけることが 大事だと思います。野菜の色、新鮮さは食べる時の音で食レポとして
相応しくないです。
・タローファーム、タローカフェ共に住所だけではリスナーに場所が分からないので、
目標とする建物等も入れて下さると良いのではないかと思います。
・私が実際にタローカフェに行った印象はプレートにこれでもかという程に野菜があり
本当に驚きました。そういう言葉がなくあのボリューム感を伝えて欲しかったです。
・ファーム、カフェ両方とも一人の出演でしたが一緒に働いている人、
お客様の声も入れた方が違う意見もあったのではないでしょうか。
食に対する真面目さ社長さんの思いは伝わりました。音楽も軽快で良かったです。
・なぜ薬局が農場を―という質問に対して、インタビューを受けたゲストが薬と農業は
切っても切り離せない関係、という趣旨で答えているが、趣旨に反してリスナーに
マイナスのイメージを植え付ける(薬づけで作物を育てている)ことにならないだろうか?
水耕栽培で化学肥料(ハイポニカ)を用いていることに触れたときも、安全性や栄養価等への
言及はなかった。ナビゲーターがそのままスルーしてしまったことも、
またチェックしないでそのまま放送してしまったことも、あまりよろしくないように思う。
・そもそも一番の問題―ほかと何が違うのか、どんな農業を目指すのか―
がまったく語られていない。普通に考えるならば、異業種から敢えて農業に参入する場合、
安全(無菌、無農薬、低農薬、安全な?農薬・・・)
うまさや栄養価の高さ(特別な水、土、肥料、環境・・・)
安全供給
廉価
6次化などによる新たな産業創出
利潤追求、産業化(成功モデル)・・・
など、少なくとも創業者には何か明確な目的があると思うが、
ゲストの物言いからは会社のマイナス・イメージとゲスト自身の自己満足しか感じられない。
会社に対してインタビューをするのだから、そうした重要な事柄に関してはきちんとした
回答になるように事前に知らせておくことが必要であろう。
インタビュアーはそれを踏まえた上で、会社とゲストの魅力を十分に引き出せるよう
構成されるべき。
・会社について、会社代表ではなく働いている人にインタビューすること自体は悪くない。
むしろ堅苦しく受け止められがちな「会社」をより身近に感じさせる有効な手段にもなる。
ただしそれはあくまで、その人が会社のCI等についてきちんと理解していてこそであろう。
たまたまかもしれないが、わたしには今回の考査対象となった二人はそうした重要なところが
足りなかったように感じられる。わたしが過敏なのだろうか?
また、ゲストにも問題があったが、例えば農場のインタビューでじゃがいもやナスについて、
どんな食べ方と聞かれたゲストが、味噌汁や煮物、漬物がうまいといったお定まりの料理に
終始し、おまけに自分で作ったものはうまいなどと言っているが、
ここはナビゲーター何らかのフォローすべきところだった。
買ってくれる人=自分で作らない人=リスナーを向いていない、アマチュア的な発言である。
これをそのまま流してしまうのは、会社にとってものマイナスである。
・全体に、一番の課題は、この番組から理念も情熱もほとんど感じられないことである。
これはゲストにのみ原因があるものではない。ゲストの選定、事前の打ち合わせ、
構成、事後・表出前の最終チェック、原則の踏まえつつゲストの性向や話の方向に即して
臨機応変に盛り上げる話術(技術)等、ナビゲーターののみならず局全体が常に意識して、
より精度を高めるよう努めてほしい。
・テーマ、「音」で表現するというコンセプト、とても意義ある、
意欲的な番組だと思います。FMいわきが挑戦するべき番組の一つだと思います。
ただし、現時点では、番組の完成度として低いと感じました。
それは、おそらく根本的な(マーケティング)戦略が欠けているからだと思われます。
・番組づくりに限ったことではありませんが、趣旨やそれに対する熱意は素晴らしい、
取り組みも熱心で丁寧、しかしながら完成したものが、必ずしも魅力的ではない(売れない)
ということは珍しくありません。とくにテーマが「高尚」であるほど、陥りやすい現象です。
・本番組に(限ったことではありませんが)ついていえば、発信者志向に偏りすぎて、
リスナー志向に欠けている印象を受けました。これを伝えたい、知ってほしい、といった
意欲は感じますが、リスナーが何を聞きたいか、知りたいか、といった視点に乏しい
感じがしました。テーマが素晴らしいから、リスナーも知りたいはず、という思い込みは
危険です。
・例えば、今回訪れた「タローファーム」「タローズカフェ」は、何故取り上げたのか、
脈絡や意図が分かりません。これが平日の帯の番組であれば、スポンサーであるとか、
今話題であるとか、売り込みや情報が寄せられたとか、その方が、リスナーが理解しやすい。
・お店の宣伝を兼ねたいわゆるグルメ番組、商品(農産物)紹介番組ならば、
それを分かりやすくリスナーに示す方が聞きやすい(内容はそれに近い)。
もう少し「公共性」を持った番組にするならば、発信者(生産者・店員)からの
一方的な情報番組ではなく、番組の趣旨を踏まえてMCが主体的に情報を発信する必要が
あると思います。(最後にまとめるだけではなく)
・また、「音」で理解させるという極めてハイブローなアプローチは、
必然的にリスクを伴います。例えば、土曜の午後、「音」でひと時の安らぎを、
というコンセプトならば、もう少し「音」の質(オリジナリティやストーリー性を含む)を
明確にする必要があります。BGMではない「音」を最初の5分間聞き続けるリスナー像を
どのように描いているのか。
・この番組を向上させるには、どのようなリスナーが、どのような趣味をもって、
どのようなメッセージを受け取ることを想定しているのか、そのための効果的な番組づくり、
アプローチになっているのか、など再検討した方が良いと思います。