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番組審議会

番組審議会

2021.10.27 
「第145回番組審議会」について

番組審議会開催について

第145回番組審議会は、
新型コロナウィルス感染症予防対策のため
文書による審議を実施しました。
実施期間:8月30日~9月25日

審議番組

番 組 名:「いわきの歴史」
放送時間:毎週木曜日 16:00~16:30(再放送=毎週金曜日 6:30~)
ナビゲーター:田仲桂(磐城平城文献等調査会議 委員)、案内役:坂本美知子

番組概要

いわきの古代~近世の歴史について、様々なジャンルから講師を迎え、
それぞれの得意分野の話を3か月1シリーズで伺う番組。
今年度は、いわき市文化財保護審議会委員の田仲桂さんからの持ち込み企画として、
「磐城平城をとりまく人々」のサブテーマで、月替わりの講師に田仲桂さんが
聞き手となってお話を伺っています。旧城跡での 本丸御殿跡の遺構発見を受けて、
市民の皆さんの遺構保存の意識醸成を図るとともに、ふるさとの誇りを
再認識していただきたいと企画した番組です。

審議内容(番組についてのご意見)

・現在駅ビルがあるところに「有竹藤左衛門」の屋敷が建っていたという情報を入れ、歴史を身近に感じられたのはよかったのですが、その人がどのような人物なのかの説明がなく分からなかったので、説明した方がより深く学ぶことができるようになると思います。
・話すときに「あのー」「えー」「これ」などの話し言葉を入れると聞きづらくなってしまうのであまり使わないようにした方が良いと思います。
・私が審議会に入った頃に この番組について聞いたことがありました。その時に、長寿番組で、今のスタイルで行きたいとの答えでした。内容そのものはどのテーマもよいと思います。でもテーマ音楽と最初と最後のナレーションには違和感を覚えます。たとえるなら昔の教育テレビでしょうか。内容はいいけどかたくつまらないように感じます。教育テレビからEテレに変わったら、楽しく思えるのは私だけでしょうか。どうしてこの番組だけは オープニング・エンディングが変わらないのでしょう。どうしてあんなにゆっくりなのでしょう。オープニング・エンディングを変えればもっと楽しい番組になるはずです。
・中世の城については、多くの人が持つイメージとは全く違うことがわかりました。市内に馬場という地名は結構あるので、それが城跡なのかと思うと、その場所の共通点などを教えてくれるとありがたいと思いました。鎌倉~室町時代、差塩とか三和の方が、今と違って重要な場所だったのも意外でした。田仲さんの質問は、さすがプロなので的をしっかりととらえていて、若いのにすごい人だと感じました。この番組のように、予定が決まっている場合はもっと番宣をして、今月は○○先生のこういうテーマの放送をしますというようにリスナーに伝えると、もっと多くの人が興味を持って聞いてくれるのではないでしょうか。「みみたす」にも載せていい内容だと思います。再放送もやってほしいです。
・田仲講師の説明は、聞きやすく丁寧であり、リスナーに理解して頂こうとする姿勢が感じられた。
・番組の冒頭、街歩きの前に 平城の城郭についての解説があったことも評価できる。
・一方、平城の知識や土地勘がないと、曲輪や堀の説明を聞いても、パーソナリティが話していた通り、イメージを思い浮かべるのは難しいと思われた。
・中世と近世の城における性格(機能・役割)の違いについて、丁寧な説明があり、理解できる内容であった。
・特に中世の城は土の城で、私たちがイメージする天守閣はないことや、役割や立地について詳しく説明があり、またいわき市内には200か所以上の城があったことを知り、驚きや地域の歴史に興味を持ったリスナーも多かったのではないか。
・磐城平城について、分野の異なる専門家たちが多数登場して多角的に映し出す試みはとてもユニーク。ゲスト講師の顔ぶれの充実ぶりは地域コミュニティの枠を超えているようであり、でもやはり地域コミュニティだからこその企画だと思います。企画を持ち込んだ田仲さんのアイディアと行動力に まずは敬意を表します。
・いくつか気になる点はあったが、企画・出演者・内容とも充実していて、とても聞きごたえがある番組になっていた。
・「いわきの人まち文化」と「いわきの歴史」というテーマは、FMいわきの柱の一つではあるが、リスナーを選ぶ面があることは間違いない。今回の番組はできるだけ多くのリスナーに聞いてもらえるような工夫の跡が見られると感じた。ただし、それでもかなりハードルは高いと思われ、一度聞いて内容を理解するためには相当の予備知識と土地勘が必要であり、そのようなリスナーは極めてまれなのではないだろうか。その一因が、今回の番組の題材がかなり視覚情報に偏重している点があると思われる。出演者はその点を意識し、可能な限り丁寧に説明しようと心掛けているようだが、いかんせん音声言語だけでは限界がある。とくに後半は専門家同士の会話なので、どうしてもある程度の予備知識があることを無意識に前提としてしまっているようで、そうでないリスナーがついていくのは難しいと思われる。もしこの2回の内容を学校の授業で行うとしたら、音声言語だけで理解させるのは至難の業であろう。基本的に1回だけ放送をきくリスナーについて、どのような層を対象に、何をどこまで伝えるのか、それがどのように伝わったのか、十分な工夫がなされたか、検討する必要があるのではないか。コミュニティFMとして大事なテーマであり、口調も聞きやすく丁寧に伝えようという意図はうかがえるが、結果リスナーに届かなければ本末転倒になってしまう。