・オープニングとエンディングが明るい感じがした。特にオープニングのタイトルコールを学生が行っていることから「今から学生に関する番組が始まる」と認識することができたところが良かった。
・パーソナリティのぺんぎんナッツが学生と楽しくお話しているのを聞いて笑顔になれる番組だと感じた。
・学生の呼び方を「さん付け」で統一した方が心地よく聞けると感じた。
・BGMが少し大きく、会話が聞きづらい箇所があったのでBGMを落とした方が良いと感じた。
・とても楽しい番組で内容とパーソナリティも良かったと思う。今の中学生がしっかりしていると感じた。
・中学生の声がマイクから離れていたせいか聞き取れなかった。
・全体を通して録音した場所が学校内だったせいか音量が安定せずに聞きにくいところがあった。
・小規模校の家族的な良さが生徒たちの言葉に出ていて良かった。修学旅行を5人で行った話は普通の学校とは違うのでもう少し聞いてほしかった。
・放送時間について、中・高校生をはじめ若い世代が聞きやすい時間設定になっていると思われる。
・パーソナリティについて、芸人ということもあり場を盛り上げ緊張している中学生の話をうまく引き出していた。特にうまく説明できていない中学生に対してフォローして説明をわかりやすくするなど、中学生にとっては安心して話すことができ、リスナーにとっても聴きやすく収録の楽しさや中学生の思いや素直さが伝わったと思われる。
・生徒8人と少なく来年度には廃校となる大野中学校を取り上げたが、少人数で学校活動に制限がある中、文化祭や修学旅行、更には部活動について苦労や大変さを感じさせず、楽しさや頑張る姿を校長先生はじめ教職員との良い関係がみられる。リスナーに学校の魅力が存分に伝わった番組だったと思う。
・場の空気を軽くして、慣れていない中学生をなごませ、おそらくは「重い」に違いない口を開かせたパーソナリティの話術は評価できる。巧まざる笑いがあって聞きやすかった。
・雰囲気づくりを重んじる、あるいは笑いを取ろうと意識するあまりに、話題の掘り下げが足らず、表面的になってしまっている点が惜しまれる。
・パーソナリティは独特の抑揚をつけて笑いのプロらしく実に流暢に話していたが、抑揚が強すぎて時にマイクが拾いきれてないようなところもあった。抑揚を抑えるかすべてをマイクで拾いきるよう調整するか検討してほしい。
・FMいわきでは地元の小学生から高校生が様々な形で関わる番組やコーナーがあるが、本番組は学校紹介という最もオーソドックスな内容の番組であろう。それにも拘わらずあるいはそのためか、非常に聞きやすく楽しい番組出るという印象を持った。
・他の番組との違いは、お笑い芸人がナビゲーターを務めているという点だが、しゃべりが達者なだけでなく自らの立場をわきまえ主役である学校生徒の話を引き出すことに徹している姿勢に好感が持てる。インタビュイーとなった生徒の話が上手なことも感心したが、それをうまく引き出すインタビュアーの力量も大きいと推察される。どうしても主役の生徒より芸人の達者ぶりが勝る部分もあるが許容範囲に思われる。
・コミュニティFMとして地元の学校生徒とのコラボレーションは必要だが、コミュニティFMにふさわしい内容と聞きやすく楽しい番組としてのクオリティを両立するのは難しい。その点でこの番組やコーナーはヒントになるのではないかと感じた。