蛭田
いわき市の子育てにまつわる様々なお話を伺うみんなでサポトーク。
6月のゲストをご紹介します。特定非営利活動法人「はなのころ」理事長の西山将弘さんです。
よろしくお願いします。
西山さん
よろしくお願いします。
蛭田
平三倉にある交流ギャラリースペース「はなのころBASE」からお届けしてきた今月もご出演最終週となりました。
なんかあっという間ですね。
西山さん
あっという間ですね。はい。
蛭田
きょうは今後についてお話を伺っていきたいと思うんですが、予定ですとか、こうしていきたいなというのがありましたら教えてください。
西山さん
はい。まず、毎月1回交流イベント「はなのころパーク」というものを主催させていただいてます。
障害を持つアーティストさんの作品を発表する時間と、時にはワークショップだったり、フリートークで自由にみんなで交流してもらうような、そういった内容になってます。
大体時間2時間半ぐらいなんですけれども、参加者数は毎回20~30人ぐらい。リピーターの方も多く、やっぱ作品を発表したいっていう障害の方で、この日を目標に制作に取り組んだりだとか。
蛭田
発表の場ですもんね。
西山さん
はい。で、あと、中には、郡山市から毎月楽しみに来てくださってる方もいます。
その方は当事者なんですけれども、やっぱり地元に障害を持つアーティストの交流の場がないっていうところで、交流を広げたいということで、郡山から来る方もいらっしゃいますね。
蛭田
これは月1で開催しているということなんですね。場所はどちらでやられていますか。
西山さん
去年6月から始まりまして、中央台公民館か文化センターの方で開催させてもらってます。
蛭田
発表されるっていう場があるって、皆さんのモチベーションも上がりますね。
西山さん
そうですね。参加してる来場者の方も、温かい目で見守っててくれるんで、障害の方が、勇気持って、みんなの前で、自己紹介したりだとか、作品を発表したりして、皆さんが温かい拍手を送ってくれて、もう1回また発表したいって思ってくれるような人も増えていますね。
蛭田
じゃあ、これからどんどん知っていただいて、やってみようかなって思う方がね、新たに増えてきてくださるといいですね。
西山さん
はい。で、そこで交流が生まれて、例えばまた作品も見てみたいなっていう時には、この「はなのころBASE」に来ていただいてもいいですし、街中で、その時その時で、展示してるところに見に行ってもらったりだとか、そういったこともできるのかな、とか。
蛭田
ご本人と親御さんとかも気になったら、他の方はどういった絵を描くのかなとかってここに来ると、見ることができたり、また購入もできますから。
西山さん
そうですね。はい。
蛭田
これからどんどんね、いろんな方にさらに見ていただいて、知っていただけるといいですね。
西山さん
はい。あと、ギャラリーの展示活動の方ですと、引き続き機会があればいろんなところで展示したいなというのと、あと、絵画のレンタルサービスもさせていただきいただいておりまして。
蛭田
どういったものですか。
西山さん
はい、障害の方の作品を今、株式会社アムーヴさんの方に、レンタルさせていただいて、レンタル料を作家さんに還元して、あとは活動費に使わせていただいてていうような形で。今、アムーヴさんの方では、月に作品2点をレンタルしております。
蛭田
そうなんですね。じゃあ、例えばこのラジオを聞いている企業さんなどで、うちもっていう方がいらっしゃれば、ご連絡を。
西山さん
はい、ぜひご連絡いただければ。アムーヴさんには、玄関と応接室の方に飾っていただいております。
蛭田
来客の方は絶対見ますね。
西山さん
はい。例えば玄関に来て、「少々お待ちください」っていう、数分待っていただいてる間に、作品を見てもらってその待ち時間をちょっと楽しませたりだとか、応接室に飾ってるもので、ちょっとした話題、話の種みたいなのにもなったり、あとは部屋が明るくなったりっていう、そういった効果はアムーヴさんから聞いてます。
蛭田
これはいい取り組みですね。
西山さん
はい。それによってメンバーの作品も見てもらえて。
蛭田
なんかね、そこがきっかけでまた広がりますよね。「はなのころBASE」さんにはこんなのもっとあるよ、とか、来てもらうきっかけになりますね。
西山さん
そういったのもまた少しずつ広がっていけばいいなと思って。
蛭田
そうですね、じゃあ、その交流の場がパークだったり、あとギャラリーを展開していたりとか。
あとは、この「はなのころBASE」に来ると、いろんな小物類やグッズがね。
西山さん
はい、ショップ系ももっと今後面白いものを作って。作品だけをそのまま届けるんじゃなくて、形を変えて、いろんな人にこうお買い求めいただけるような形にして。で、それ広がっていけば、他のメンバーも作品を載せて、またどんどん広げられていくのかなっていうところです。まだちょっと、入口のところなんですけれども、アパレルブランド名、一応「8756」という名前で。
西山さん
(数字で)「はなのころ」、という意味です。
蛭田
あら、なんかこう、おしゃれだなと思ったら、ちゃんと「はなのころ」と。
西山さん
はい。スタッフとして活動してる服飾デザイナーがいるんですけれども、一緒にちょっと本格的なものを作っていきたいなと思っています。
ただ、そのためにはまだまだ材料費が足りなくて、なんとかその課題をクリアして、いいものを作ってお届けしていきたいなと思っています。
蛭田
はい。ご支援も随時受け付けているということです。ホームページをご覧いただいたり、「NPO法人はなのころ」で検索したら出てきますから、こういったものもぜひ皆さんには見ていただいて、ご支援の方もしていただけたら嬉しいですね。
西山さん
はい、よろしくお願いいたします。
蛭田
じゃあ、ギャラリーですとか、ショップ展開だったり、アパレルの方もこれから本当に力を入れていこうというところですが、アパレルの方の夢は世界に向け、ということですが。
西山さん
ですね。やっぱり団体が夢を持てないと、障害の方の可能性も広がらないし、わくわくが広がらないと思ってます。
活動がいわき市だけで収まろうと思ってたら、やっぱり障害の方の発信もそこまでになってしまうっていうところで。もしかしたら、世界で作品を発表したり、作品を買ってくれる人が見つかったりして、世界にまで届けるっていう事例が1つでもできると、自分ももしかしたら世界にいけるんじゃないかみたいな、なんか、そういうワクワク感を届けたいなとかは思ってます。
蛭田
私もワクワクしてきました。
西山さん
障害を持ってても、世界に行けんじゃないかみたいな、なんかそういった可能性を感じてほしいなと。
そして、親御さんも同じくそういう気持ちでいてほしいなっていうか、諦めないでっていうか、障害があるから閉じこもってもダメだじゃなくて、ちょっとでも可能性を感じて、自分も何かできんじゃないかみたいな気持ちになってほしいなと。そう思ってます。
蛭田
もう、わくわくが詰まった場所ですね。今こういった世の中ですから、インターネットでいつ世界の誰かの目に留まるとかっていうのわからない。明日もしかしたら世界に進出しているかもしれないし。わくわくですね、本当に。
西山さん
はい、そうですね。
蛭田
すごく楽しみな今後だなと思いました。
では、西山さん、あっという間に時間が来てしまいましたので、最後に、今聞いていらっしゃるリスナーの皆さんへメッセージお願いできますか。
西山さん
はい。「はなのころBASE」で作品も展示しておりますので、もしご興味あれば見に来たりだとか、ご連絡とかご相談いただきたいなと思っております。
蛭田
聞くのを忘れておりました。肝心のギャラリーの場所はどちらになりますか。
西山さん
はい。平のイオンの近くにあります。平のイオンの近くのツルハドラッグの北隣のテナントの1階になります。
蛭田
道路沿いですので、車乗ってる方も見えるでしょうし、歩いてらっしゃったら、もう確実にわかるかなと思います。平のイオンさんを目指してきていただきますとわかるかなと思いますので、ぜひ皆さん一度ね、足を運んでいただけたらと思います。
みんなでサポトーク。今日は、特定非営利活動法人「はなのころ」理事長の西山将弘さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
西山さん
ありがとうございました。
<終わり>