いわき市田人町の貝泊には今さまざまな変化が起きています。
今回は最近スタートした自然体験型アクティビティ施設「こびとの森」に伺い
オーナーの酒井千春(さかいちはる)さんにお話を伺いました。
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なぜ「こびとの森」という名前なのですか
「こびとの森には6人のこびとが住んでいるからです。
いやしを与えるヒュッゲ、森の命を守るヌテール、
土壌を守るプラント、雨を管理するドロップ、
酸素を作るボーネ、二酸化炭素を吸収するルンド。
この6人です」
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自然を守ってくれるこびとさんたちなのですね。
ここはいつから始まったところでしょう
「今年2025年5月3日です」
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どのような施設や設備がありますか
「まず森です。
たくさんの草や木が生えている坂道を歩くことになります。
ここには原則としておとなは入ることができません。
入り口近くには、こびとさんたちのテントがあり
坂の上のあちこちにこびとさんたちの小さな家が建っています
ここは家の鍵を見つけた子どもだけが入れる特別なところです。
こびとの森のわきには、ドリンクや食事がとれるカフェ、
バレルサウナ、水風呂などがあります」
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「こびとの森」はどのような体験ができるところですか
「体験をしてもらう前に子どもは成長により例えば坂道を上る体力や、
自然の知識などのスキルが変化しますので
年齢ごとに考えています」
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小学生が体験できることは?
「森の中を歩いて季節ごとの植物や生き物を観察し自然の魅力を発見します。
今ですと虫を見つけたり、セミの抜け殻を見つけたり、
モグラの穴を見つけたり、動物のうんちを見つけたり。
森を探検しながらこびとさんのおうちの鍵を見つけ
こびとさんのおうちへ入ったりもできます」
・・・こびとさんのおうちには小さな椅子や楽器もあるとか・・・
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「子どもでもできる安全な道具を使ってのまき割りなどもできます」
「他にも木の枝や木の実を使った木工クラフト、
様々なネイチャーゲームなどができます」
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「ここの体験アクティビティを1度経験したお子さんには巾着袋に入った
どんぐりを1個プレゼントします。
このどんぐりがスタンプカードのかわりです。
どんぐりが6個たまると、今度はその子どもが森に大人を招待することができます。
6度来ると子どもはたくさんのことを学んで人に教えることができるようになります。
その子どもたちが今度は自然について大人に教えてくれるんですね」
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小学校入学前の小さい子どもはどんなことができますか
「小さいお子さんは森の坂を上っていくなど体力的にも難しいですから
特別プログラムとなります。
幼稚園の子どもさんなど各団体の年齢層や目的に合わせ
安全対策など十分な打ち合わせを行ってから実施しています」
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おとなはどんなことができますか
「子どもが森に入っている間、おとなはカフェでお茶をしながら
待っていただくことができます。
また、カフェでは無水トマトカレーやグリーンカレーを
召し上がっていただくこともできます。
さらに、いわき市初のバレルサウナに入ることもできます。
ヒノキの香りのするサウナで
まきの火なので肌に柔らかく木のはぜる音や香りにも癒されます。
それと川の水を引き込んだ水風呂も気持ちいいですよ」
・・・その川にはイワナでしょうかヤマメでしょうか、大きな魚が泳いでいました・・・
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季節によって体験できる内容は変わっていくのでしょうか
例えば冬はどうでしょう
「今年2月、雪が降ったときに子どもたちに森で遊んでもらいました。
いわきは雪が少ないところですが貝泊には結構雪が降ります。
そこでどんな遊びをするか見ましたが
道具などなくても雪の上をお尻で滑ってはのぼり滑ってはのぼり
楽しくて楽しくてたまらない様子でした。
冬は雪や氷などでいろいろな遊びができます。
これからどんどん遊んだり体験したりできることを増やしていきたいです」
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どんなお客さんが多いですか
「県内はもちろん県外からもたくさんのお客さんが見えています。
関東圏の方たちも多いです。
体験型アクティビティは小さいお子さんから大人まで
いろいろな年齢層の方たちが見えています。
それから、サウナは30代の男性が多いですね」
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他にどのような体験がありますか
「Kokorokologyがあります。
これは森の中での瞑想ということで
誰でも気軽に始められる方法です。
心のメンテナンス、免疫力向上、
集中力や創造力の向上、脳のリラックス効果など
他にも様々な効果が期待できます。
自然と離れてしまっていることで
子どももおとなも心や体の健康を守る力が
弱っているのではと感じます。
そんな方たちにこのメニューはぜひ体験していただきたいです」
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どのようなことを考えてこのような体験型アクティビティの施設を作られましたか
「今、異常気象や海のプラスチック問題など、空気、水、
自然が危機的状況にあると感じます。
このような中だからなおのこと
子どもたちに自然を好きになってほしいんです。
好きなものを人は守ります。
自然を守る人になってほしいんです」
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最後にお伝えになりたいことをどうぞ
「ぜひここに来て自然の良さ楽しさを味わっていただきたいと思います。
まずはこちらに足を運んでいただけたらうれしいです」
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連絡先 こびとの森ホームページからのみ(電話はありません)
住所 〒974-0242 福島県いわき市田人町貝泊字梅木平10
(by.たっく)
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