蛭田
いわき市の子育てにまつわる様々なお話を伺うみんなでサポトーク。
今月のゲストは、「NPO法人寺子屋方丈舎 山の中フリースクール」の下條真輝さんです。
よろしくお願いいたします。
下條さん
よろしくお願いいたします。
蛭田
今週は「山の中フリースクール」について詳しく伺っていきたいと思います。
まず、この『フリースクール』という言葉、最近いろんなところでよく聞くようになりましたが、改めてどういった場所のことを指すのでしょうか。
下條さん
はい、フリースクールなんですけども、学校とはまたちょっと学びの感覚が違いまして。自分たちが好きなことというか、興味のあることだったりを自分の意思で学びに来れる場所、っていうのがフリースクールの特徴かなと思ってます。子供たちの自主性をもっと育てるというか、自分の選択、好きなことをやるために、じゃあどうしたらいいのか。学校で言うと探究の授業だったりって言われると思うんですけども、多分その探究の授業をより特化した場所がフリースクールであって、学校だとこの時間はこれをやろうね、というスケジュールが決まってると思うんですけど、フリースクールはフリーなので、その時間すらも自分たちでどう学びに変えるかというか、楽しむ場に変えていくか、みたいのも学んでいける場ですね。
蛭田
基本的には子供たちに考えてもらうけども、そこをサポートするのが下條さんて感じなんですね。
下條さん
そうですね。
蛭田
で、この下條さんの「山の中フリースクール」はどんな活動を普段されてるんでしょう。
下條さん
はい、普段はですね、9時から夕方の4時までやってまして、最初は1時間勉強を。
蛭田
最初に勉強するんですね。
下條さん
そうですね。一番最初に嫌なものは終わらせようと。
蛭田
そうですね~。それがいい。
下條さん
そのあとにお昼をみんなで話し合って決めるっていうことをやってます。
で、お昼も話し合って決まったら、次は自分たちで何が材料必要なのかっていうのを、メニュー表で書き出してもらって、で、僕の方で食材あるかないかチェックして、みんなで車に乗って近くのスーパーへ買いに行く。
蛭田
そこまでやるんですね。でも、いいですね。まずはメニュー決めから、みんなでこう、ワーワーワーワー、あれがいい。これがいいと始まり。
下條さん
子供たち、野菜が嫌いな子もいるし、お肉が嫌いな子もいるし。そこでバトルが始まるんですけど、
蛭田
妥協をどこかでしないと。
下條さん
そうなんです。そのままズルズル行くとご飯食べれなくなってくよっていうのを僕は伝えてるので、「この時間までに自分たちで話し合って、食材まで出して決めてね」って、時間だけはいうものの、あとは子供たちの自由意思ですね。
蛭田
もうすでにそこですごく学びになりますね。「今日ここはじゃあ妥協しようかな」とか、「誰かに合わせてみようかな」とか、「今日は自分の意見もしっかり通してみよう」とか。日々の中でそういった学びが芽生えていくんですね。じゃあ、無事お昼ご飯を作りまして、そうすると午後はどんな感じに。
下條さん
後はもう自由時間になってまして、その空いた時間をゲーム。ゲームは1時間、YouTubeも1時間って決めていて、かつ友達と一緒にやらないといけないっていうのも決めている。
蛭田
それはどうしてでしょう。
下條さん
1人で多分YouTubeとかゲームとかをやってしまうと、多分家でいるのとあんまり状況変わんないのかなと思ってまして。せっかく友達と一緒にいる時間だからこそ、友達と共有して楽しむってことも体験してもらいたいなっていうので、わざとここではやってます。
蛭田
そういった、ちょっとしたルールがあって、基本的には自由に過ごしていくということなんですね。
じゃあ、結構盛りだくさんのスケジュールで充実されてますね。
下條さん
意外とあっという間に終わって、帰る頃にはとも子供たち眠そうにしてるので。
蛭田
もうそれだけ全力ってことですよね、きっとね。興味だったり、体験ということで。
今ちょっと寒い時期ではあるんですけども、外に出て何かをしてっていうことも多いですかね。
下條さん
そうですね、ヤギを飼っているので、ヤギの餌やりというか、出た食材のくずをヤギにあげたりとか、あと、今ちょうど土地の整備中で、砂山ができてるんですけども、その砂山ででんぐり返しして遊んだりとかはしてましたね。
蛭田
土に触れることだったりとか、自然に触れての体験もたくさんあるんですね。
通ってきているお子さんたちの雰囲気ってどうですか。
下條さん
雰囲気はですね、だいぶ、のびのびしてるっていうんですかね。なんか無理しているっていうよりは、本当に自然体に、多分自宅にいるのとあんま変わんないんだろうなとか思いながら、寝転がったりしたり、友達と仲良く喋ってたりとか、時々喧嘩したりとかしながら。ほんとにのびのび過ごしてます。
蛭田
なんか1つの家族がまたここにあるような、そんな雰囲気なんですね。
下條さん
そうですね。ほんとにそうだと思います。
蛭田
親御さんってどうですか。送り迎えとかされるでしょうし、あとは少しね、下條さんとお話したりなんかもすると思うんですが、親御さんの雰囲気っていうのもどうでしょう。
下條さん
お父さんお母さんに関してもそんなに、今のところ心配なしてるような雰囲気はなくて。日常的になんかお困り事があったら教えてくださいとか、こまめに連絡をさせていただいているので、ここだとこういうちょっとしたトラブルがあったけど、こういう風に語りかけることで、子供が元気に過ごせるようになりましたよていうのをお母さんに共有することによって、お母さんも、いわゆる喧嘩になった時、「子供に対して掛け声をしてみよう」とかっていう風に試していただいてるんだろうなと思ってます。
蛭田
じゃあ、親御さんも、落ち着いてというか、安心して預けていらっしゃるという感じなんですね。
すごく自然体で、親御さんもお子さんもここで過ごせているんだなっていうのがすごくよくわかりました。
来週はですね、今度は学校や、あとは親御さんとのつながりについても詳しく伺っていきたいなと思います。
また来週もどうぞよろしくお願いいたします。
下條さん
宜しくお願いいたします。
蛭田
みんなでサポトーク。この時間のゲストは、「山の中フリースクール」の下條真輝さんでした。ありがとうございました。
下條さん
ありがとうございました。
蛭田
来週もいろいろなお話を伺います。どうぞお楽しみに。
<終わり>