蛭田
いわき市の子育てにまつわる様々なお話を伺うみんなでサポトーク。
今月のゲストは「特定非営利活動法人 ままはーと」理事長の笠間真紀さんです。よろしくお願いします。
笠間さん
よろしくお願いいたします。
蛭田
今日は今後についてのお話を伺っていきたいと思うんですが、これからの予定ですとか、あとはこうしていきたいなっていう思いがありましたら教えてください。
笠間さん
はい、ありがとうございます。私、ほんとにやりたいことがたくさんありすぎて、いつもスタッフを泣かせてます。「あれやりたいこれやりたい」って言って、「笠間がまたいろんなことを言っている」って、そんな感じなんですけど。
まず大きなところとしては、7月1日に2事業所目の『かむ』がオープンしまして。
蛭田
おめでとうございます。
笠間さん
ありがとうございます。1事業所目が『どりーむず』っていう名前なんですけど、2事業所目が『かむ』っていうんです。もしかしたらお気づきの方もいらっしゃるかもしれないんですけど、ドリームズが来て、カムが来たので、次は。
蛭田
そういうことですか。
笠間さん
はい。いつの日か、『トゥルー』まで、3店舗目までやりたいなっていう願いを込めて。
蛭田
わ、じゃあ、まだまだ、これからっていうところですね。どんどん、どんどん前に進まれてますね
笠間さん
そうですね。やっぱりいわき市とっても広いので。『どりーむず』は下好間で営業してるんですけども、勿来とかの遠くから片道1時間ぐらいかけて通ってくださる方もいらっしゃっいました。どうしても南側に事業所が全くないので、設立したいって思いが当初からずっとあったので。今回その湯本に(『かむ』が)オープンしましたので。
蛭田
どのあたりになりますか。
笠間さん
銭田工業団地って、パルシステムさんとかの近くなんですけど。
蛭田
なんと申し上げましょう。マクドナルドの。
笠間さん
そうですね、そこの近くのファミリーマートさんの裏側というか、
蛭田
ヤマト宅急便さんとか、結構会社さんが並んでるようなところですね。
笠間さん
まさにヤマトさんのはす向かいです。是非遊びに来てください。
蛭田
はい。勿来から通ってた方は湯本に通えるから、だいぶ近くなりますね。
笠間さん
そうですね。半分(の距離)になるので、送迎も。
蛭田
そっか、親御さんの負担も(軽くなる)。
笠間さん
はい。お手伝いできるかなと。
蛭田
元々スタッフさんがたくさんいらっしゃいましたけども、増えたりとかしたんですか。
笠間さん
そうですね。7月からも増員してますし、分かれる形にはなったので。またこれからかなと。
蛭田
でもきっと皆さん 、笠間さんの思いをお持ちの方ばっかりでしょうからね。
安心して。
笠間さん
そうですね。すごく安心して任せられます。
蛭田
今月お話伺ってきて、お子さんとか親御さんの笑顔を第一にっておっしゃられていて、2つ目の事業所もオープンされて、何か(今後)これやろうっていうのってあるんですか。ありすぎるかもしれないんですけど。
笠間さん
初回の時に、医療が発達して助かる命は増えたけれども、障害を持って生まれてくる子もいるってお話をさせていただきました。日本全体として寿命も伸びてる中、障害を持ってる方も、ひと昔前だったら10歳まで生きられないって言われてた子が、今は20歳、30歳、その先っていう形ですごく寿命も伸びていて。
でも、長生きするのはとてももちろんいいことなんですけども、同時に親も年取っていきます。今現在としてはやっぱりいろんな制度も整いつつあって、いろんな法律も整いつつあって、それこそ50年、60年前の先輩お母さんたちからしたら今天国よって言われるぐらいなので、まさにそうだなとは思うんですけども。
時代は変わっていきますし、また良いものにして次の世代にバトンタッチしていくには、ここで満足してたりとかしては、いいものがまた継いでいけないので、法人としても、その先の、大人になった方、生活介護って言うんですけど、その生活介護事業の方をやっぱり強化していって。重い障害を持っていても自立できる、1人暮らしできる。親からいい意味で離れていく、そして親は第2の人生があるっていう、そういう地域にしていきたいなっていうのは思ってます。
蛭田
(笠間さんは)なれるように繋いでいかれるでしょうから。そうなると、いわきでの子育てがさらに安心したものになりますし、心強いですし、いや、もう、すごく安心できます。
笠間さん
ありがとうございます。あそこに相談してみようって思ってもらえるような場所になりたいなと思います。障害の程度だったりとか、知的だからとか、重度だから、っていう風にくくらないで、一緒に育てを考える、っていう場になればいいなと思ってます。
蛭田
そうですよね。子育てってみんな一緒だし、子供が生まれてからお母さんもスタートするわけなんで、まだまだ私も勉強の身でずっと来てますけども。正解もないですし、これからずっと続きますし、とにかく、ほんとに子供の笑顔でやりたいことをまずやらせてあげて、見守るっていうところがやっぱり一番大事になってきますかね。
笠間さん
親も大人も忍耐ですから。なんかうっかり手が出ちゃったりとか、うっかり言っちゃったりとか、危ないよとか。
蛭田
だから、変な母親像みたいなの1回取っ払っていただいて、もうその人にしかない子育てを楽しんでいただくっていう。それのサポートをね、(ままはーとさんが)がっつりしてくださってるので。
笠間さん
4番目の息子が6年生の時に。私たち大人って結構、私もばあちゃんとかに、「あなた夜泣きして大変だったんだよ」「こういういたずらして大変だったんだよね」なんて言われたりすることってあると思うんですけど、うちの息子が、「僕を育てて楽しかったって言ってほしい」って言われた時があって、すごく私もぐっときて、すごく大事な言葉として、いろんな方にこれお伝えしてるんですけど。
蛭田
ぐっときます。
笠間さん
はい。子育てしてるお父さん、お母さん、ほんとに悩んだりすることもいっぱいあると思うし、もう眠れない夜もいっぱいあると思うんですけど、いつの日か、あなたの子育ては幸せでいっぱいだったって言って送り出したいって私は思っていて。
蛭田
いや、ちょっと油断したら涙出ちゃいそうなお話を伺いました。いや、もう今月1か月にわたって、ほんとに大切なお話を伺うことができました。たくさんの方に聞いていただけることを願って。本当に今月1ヶ月ありがとうございました。
笠間さん
ありがとうございました。
蛭田
では、もう時間となりましたので、今月これで失礼したいと思います。
みんなでサポトーク。今日は、「特定非営利活動法人ままはーと」理事長 笠間真紀さんにお話を伺いました。
ありがとうございました。
笠間さん
ありがとうございました。
<終わり>