蛭田
いわき市の子育てにまつわる様々なお話を伺うみんなでサポトーク。
11月のゲストをご紹介します。「株式会社キャンディきっず」代表の山野辺みゆきさんです。山野辺さん、よろしくお願いいたします。
山野辺さん
よろしくお願いします。
蛭田
先週は、山野辺さんご自身が子育てをしている中で、6畳1間から託児がスタートして、今や株式会社となったキャンディきっずさんのお話を伺いました。映画1本できちゃうんじゃないかっていうぐらい、濃いお話を聞かせていただきました。
今週は、山野辺さんが活動するにあたって心がけていることについて伺っていきたいと思います。
山野辺さん
はい。活動にあたって心がけてることは、笑顔がつながるっていうところにすごく力を入れていますね。
子供たちの笑い声って、大人もなんかつられて笑っちゃうみたいな、不思議なパワーがあったりするじゃないですか。でも、子供たちが笑顔になるためには、お母さんだったり、家族が笑ってないと、ちょっと悲しい気持ちになっちゃったり、怒ってるのかな?って、気持ちを伺っちゃったりってことがあるので。まず、ほんと、家族が笑顔であることっていうところを心がけてるっていうか、地域作りができたらいいなっていう風に思っていて。
蛭田
まず笑顔ですね。
山野辺さん
そうですね、笑顔ですね。
蛭田
なんか子供の笑顔ばかり気にしがちですけど、まずお母さん自身、お父さん自身、おじいちゃん、おばあちゃんもそうですけど、まず笑っていないとっていうところ。
山野辺さん
そうですね。多分子供たちって、大人の会話とかもよく聞いてて、お父さん、お母さん、友達同士でも、「あはは」って笑ってると、子供も意味わかってないのにあははって笑ってたりとかする光景って、よく目にするなと思っていて。なので、周りの環境は笑顔でないと、子供自身も笑顔にならないのかなっていうのがありますね。
蛭田
ご自身の子育てをしていてもそうですし、あとは、実際に託児をしたり、保育をしていて、感じる事なんですね。
山野辺さん
そうですね。
蛭田
子供の時って特にそうですよね。「あれ、お父さんとお母さんがなんかバチバチしてる」とか、バチバチとはその時は思わないですけど、やっぱり、空気感って。
山野辺さん
はい、伝わりますよね。だから、怒った表情してれば、「話しかけちゃまずいのかな」って思っちゃったりとかね。
蛭田
変に子供に気を遣わせるようなお母さんじゃダメですね。
山野辺さん
そうですね。とは言いつつ、なかなか。家庭の中に入っちゃうと、怒っちゃいますけどね。
蛭田
はい。そういう時ももちろんあるけれども、なるべく心がけとして、笑顔っていうところなんですね。
山野辺さん
だからそこって、お父さんお母さんだけじゃなくて、保育園の先生とか地域の人に任せるとか、そういうのもすごく(大事)。子供にとっても「自分に関わる大人って親だけじゃないんだよ」っていうのも、知ってもらいたいなっていうのもあります。
蛭田
そっか、そうですね。いい刺激となって。
山野辺さん
そうですね。
蛭田
少し離れている時間っていうのも、また笑顔で迎えられるメリットが。
山野辺さん
そうですね。だから本当、会社としても、職員が笑顔で働けるっていうのも心がけてるところではありますね。
蛭田
山野辺さんは会社の代表ですが、職員さんいらっしゃるじゃないですか。その時に、笑顔だよっていう声がけ、はされるんですか。
山野辺さん
そうですね、まずはそもそもの準備というか、働くにあたって、窮屈な働き方をさせないってところで、なるべく残業しないようにとか、ぎゅうぎゅうの働き方をさせない。だから、子供がいて体調悪くて休むって時は、なるべく制度に則って、有休を使ってもらったりとか、働くことが辛くならないようにっていう対策は取ってます。
蛭田
お母さん目線の会社の働き方っていうのがすごくうんうん伝わります。
山野辺さん
そうですね。あと、従業員さんたちも、『笑顔つながる子育て支援』っていう理念をしっかりこう意識してくれてるんじゃないかなっていうのは、掲示したり、研修をやったりとか、そういうところで意識してくれてるかなっていう風には思っていて。
蛭田
はい。その従業員さんっていうのは、子育てされていること方が多いんですか。または、子育て終えられた方だったり。
山野辺さん
そうですね。半々ぐらいかなと思いますね。でも、基本的な、挨拶をちゃんとするとか、なんかそういったところからの意識作りっていうのはしてますね。
蛭田
基本的な心がけではあるのかもしれないんですけども、現在においては、ちょっと忘れがち、っていうのが。
山野辺さん
忙しかったり、やらなきゃいけないことが多いと、どうしても眉間にしわが寄りがちというか。
蛭田
そうですね。
山野辺さん
きゅっと切り替えて。でもね、笑顔作るのが辛い時は、無理して笑顔を作る必要はないとは思うんですけど、やっぱり笑顔だなっていうのをちょっと心に留めとくだけでも、意識的に違うかなっていうのはあります。
蛭田
そしてまた、会社の働き方、無理をさせなかったりとか、辛くならない働き方をしていただいてるっていうところからも、自然と笑顔になっちゃうんじゃないかなと思いますね。
山野辺さん
そうですね。
蛭田
山野辺さんもご自身、3人のお子様を育ててらっしゃるママじゃないですか。大変ですよね。
山野辺さん
大変ですよね。笑顔で、と言いつつ、眉間にしわを寄せ、朝から大きな声で、「早く早く」と子供たちを追い立て追い立て。未だにそうですね、子供大きくなってもやってますね。
蛭田
お子さん大きいんですか。
山野辺さん
大学生と高校2年生、中学校3年生です。
蛭田
それくらいになっても。
山野辺さん
子育ては終わらない。
蛭田
意外と現実はそうですよね。私も今日朝から「起きろ」っていうところから始まって。
山野辺さん
そうですよね。
蛭田
そういう時って、顔、多分鬼みたいじゃないですか。
山野辺さん
そうですね。
蛭田
気づかないだけで。でも、やっぱそんな時でも、ですよ。
山野辺さん
やっぱ大きくなってくると、ちょっと気遣ってくれるので、「ママ、そんなに怒んないで」、「やるから、ちゃんと」みたいな風に言われたりとか。その時にクスッて笑っちゃったりとかしますね。
こういう時、相手を許すことだったり、自分も笑っちゃった、もういっか、まあいっかっていうのもすごく大切かなって思っていて。
あんまり「こうしなきゃ」みたいになっちゃわないっていうのが大切なのかなっても思います。
蛭田
そっか。確かに。
山野辺さん
大事ですよね。
蛭田
まあいっか、って言った後って、ニコってなっちゃいますね。すごく大事です。そこから笑顔にまた戻っていく。
山野辺さん
そうですね。その流れ大事ですね。
蛭田
素晴らしい心がけを今週聞きました。笑顔ってすごく大事だなって思いますし、それこそ伝染するんだなっていうのをすごく感じました。働く側も、その預ける側もお互い笑顔で。
山野辺さん
そうですね、笑顔でね。
蛭田
今週は笑顔がキーワードになりました。あっという間に時間が来てしまいましたので、今週はこの辺で失礼したいと思います。
みんなでサポトーク。株式会社キャンディきっず代表の山野辺みゆきさんにお話を伺いました。ありがとうございました。
山野辺さん
ありがとうございました。
蛭田
来週もいろいろなお話を伺います。どうぞお楽しみに。
<終わり>