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市民レポーターわがまち発信隊

2021.11.16 
田人町・油座盛明さんちの大粒で甘いぎんなん やわらかプリップリ生こんにゃく(by.たっく)

ぎんなん3枚[2%5D

写真は田人町旅人・油座盛明さんのお宅のぎんなんです。

上は収穫され干されているもの 下左はいちょうの木 下右は収穫されたばかりのぎんなんです。

油座さんはぎんなんとこんにゃく芋を栽培し、
さらに手作りの生こんにゃくも作っておられます。

まず ぎんなんですが、
田人町はかつてこんにゃくの名産地で、多くの農家がこんにゃく栽培をしていたそうです。

近年、中国から入ってきた安いこんにゃくに押されて
こんにゃく栽培をやめる農家が続出したのだそうです。

こんにゃく畑が荒れ、山林になっていくのを憂えた油座さんが
知人などから情報を得てぎんなん栽培を始めたそうです。

ぎんなんは品種改良が進んでいるそうですが
油座さんのところでは粒の大きな味の良いぎんなんがとれる木を導入したということです。

私も食べてみましたが、食べごたえがあり 甘く  美味しいぎんなんでした。

油座さんはさらにぎんなん組合を作り、木の剪定などより
美味しいぎんなんを育てるにはどうしたらよいか
他の栽培農家とともに研究をしているということです。

ちなみに、ぎんなんも いちょうの葉も
どちらも薬の原料になる作用があり、食べ過ぎはさけた方がよいようです。

例えば子どもの場合、年の数以上は食べさせるなという言い伝えがあるそうです。

こんにゃくができるまで[3]

油座さんは今でもこんにゃくを手作りしていらっしゃいます。
写真上は1年物から5年物までのこんにゃく芋です。

こんにゃく芋は食べられるようになるまで最低4年は育てる必要があるとのこと。

下左はすりおろされたこんにゃく芋 まず撹拌 凝固剤を入れてさらに撹拌
固まってきたところを型に入れて切り熱湯で30分ゆで上げます。

簡単そうに見えますが手早く作業する必要がありさらにコツもあり
教わりに来る方が結構いてもなかなかうまくできない場合が多いそうです。

こんにゃくもプロの料理人が油座さんのところに直接買いに来るそうです。

油座さんに教えていただいたので、
薄くスライスして水にさらし、刺し身のようにして生姜じょうゆで食べたり、
ゆでてゆず味噌をつけて食べました。

やわらかく弾力がありどちらも美味しかったです。

湯座さんのぎんなんは
「JAの直売所」「草木台の 田舎んぼ」「新舞子ヘルスプール」などで買えるそうです。

なお、油座さんは
ご自宅でもぎんなんと自家製のこんにゃくを販売しておられます。

どちらも3月まで販売しているということです。

【油座盛明さん連絡先】

住所 いわき市田人町旅人字上平石136
電話0246-69-2459

by.たっく

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