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市民レポーターわがまち発信隊

2022.07.02 
7月2日(土)『水着で部屋から海へ…海から水着のままシャワーを浴びに すぐお風呂へ  海水浴を満喫できる・そしてあの大津波でも壊れなかった「旅館浦島」』(by.たっく)
写真提供 稲田幹夫氏 左 旅館浦島の外観 右 部屋からのながめ

写真提供 稲田幹夫氏
左 旅館浦島の外観 右 部屋からのながめ

旅館浦島は、今年の7月16日(土)3年ぶりに海開きとなる「いわき市勿来海水浴場」の
すぐ隣というかほとんど海水浴場の中にあり、
海の楽しさを味わうのにぴったりの宿といえましょう。

国道6号線を 茨城県に向かい勿来海水浴場の脇を車で走ると、
海水浴場の外れの岩のそばに旅館浦島が見えます。

すぐ近くが福島県と茨城県の県境です。

ここはどのような宿なのでしょうか。 そしてどのような歴史を持っているのでしょうか。
旅館のご主人稲田幹夫さんにお話を伺いました。

ーいつから始まった旅館ですか
「昭和44年です。今年で53年になります」

写真提供 稲田幹夫氏 左から時計回りに 竜宮城を思わせる入り口 部屋 お風呂 宴会場

写真提供 稲田幹夫氏
左から時計回りに 竜宮城を思わせる入り口 部屋 お風呂 宴会場

ーこの旅館の魅力はどのようなところでしょう

「なんと言っても海に近いところです。」

というかほとんど勿来海水浴場の中にあります。

「すべての部屋から海が見えます。
海水浴を楽しみたい方は部屋で水着に着替えてそのまま目の前の海に行けます。
海水浴が終わったら水着のまま旅館の脇から奥へ入りシャワーを浴びてそのままお風呂に入れます。
お風呂は海水浴で体が冷えた方などにあまりにも気持ちがよいらしく、
のぼせないように気をつけて下さいとお話ししています」

「それから海に近いので波の音がずっと響いています。
波の音にはヒーリング効果があるそうで気持ちがとても落ち着きますよ」

ーここはあの大震災で津波がきたところですがどのような被害がありましたか

「1階部分が水没し玄関、お風呂、調理場、私たちの生活スペースが被害を受けました。
2階3階は無事でした。
がんじょうに建てられているので建物の構造などには被害がありませんでした。
津波が来た時には私たちは勿来の関に避難しました」

旅館から少し上がったところは国道6号線です。
国道を渡ってすぐのところには山の上の勿来の関へと続く坂道があります。

ー大震災の後どうされましたか

「2階から上は無事だったのでしばらくは2階に寝泊まりして1階の片付けをしました。
ずっとうちに出入りしていた業者が来てくれたので
手を入れてもらい5月22日には再開にこぎつけました」

2ヶ月ちょっと。
そんなに早く!びっくりです。

ー震災後お客さんに変化はありましたか

「ガラリと変わりました。
これまでおなじみで来て下さった方たちはほとんど来られなくなりました。
そして、新しいお客様たちが来られるようになりました。
それと『常磐もの』といっていわき沖で捕れた魚は質がよく新鮮、おいしくて人気なので
宿でも出していたのですが、そちらの回復もまだまだですね」

取材後砂浜を歩いてみました。
あわいピンクのヒルガオの花がたくさん咲いていました。
これまで見なかったほど砂浜に緑が増えているように感じました。


旅館 浦島

住所:いわき市勿来町九面坂下58-4
電話:0246-64-7540
FAX: 0246-64-7497
予約は、電話・ Fax でお願いします


脇道情報
(その1)旅館浦島のロビーには ウミガメの剥製が!
DSC03456[3]生きているのも 剥製も
ウミガメを見るのは初めてでしたが
大きさに驚きました。
甲羅だけで1メートルはあるでしょうか。

このぐらいのサイズですと、
昔話のように 浦島太郎さんが
(おとなの男性かと思われますが)
甲羅にのることができたのでしょうか。
その亀はリクガメではなくウミガメだったのでは?

ちなみに大震災の少し前に
勿来海水浴場二子岩あたりに
ウミガメが来たことがあったそうです。

ウミガメは鼻のあたりをけがしていたので
アクアマリンに連絡して保護してもらったそうです。

砂浜からは見えないだけで
「その辺の海をウミガメが泳いでいるかもしれませんね」
おかみさんのお話でした。

(その2)二子岩の一部は強化プラスチック!

DSC03459[4]地震で揺られたり波に削られたりで
二子岩はだいぶ小さくなってしまったそうなのですが、名所なので手入れをすることになり
岩の一部は強化プラスチックとなっているそうです。

岩に登り 手で触れてみました。

「ここがそうかなあ」

と思うところがありましたが
本当の部分はわかりません。

(by.たっく)

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